パフォーマンスを向上させるエルゴジェニック効果に関連する論文

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海外の面白そうな競技パフォーマンスに関する論文を3つ
ノーステキサス大学運動学・健康増進&レクリエーション学部

デキストリン、カフェインについて何か関連するものをピックアップ。

■糖質飲料がTTのパフォーマンスを向上させる論文
男子自転車競技選手に対し、VO2MAXkの70%で90分間のサイクリングを終えた後に、タイムトライアルによるテストを実施した。プラセボ薬によるものと比較すると、L-チロシン飲料(体重1kg当たり25mg) よりも

糖質飲料(ポリデキストロース;体重1kg当たり350mg)摂取によるタイムトライアルのパフォーマンスが向上した(27.1±0.9分に対して34.4±2.9分;平均値±標準偏差)。飲料は、サイクリング前から90分間自転車を漕ぎ終わるまで、30分から1時間ごとに与えられた。

■糖質、タンパク質、脂質の組み合わせたものが回復に効果的である論文
訓練された男子自転車選手(19~26歳)が、VO2maxの65%から75%で2時間、1分間の全力走でのスプリントと、それに続く1分間の積極的回復によるインターバルから構成される自転車運動を、グリコーゲンの消耗(約0.5時間) が起こるまで実施した。被検者は、運動10分後と2時間後にサプリメントを摂取した。

糖質およびタンパク質サプリメント(糖質80g、タンパク質28g、脂質6g)は、4時間以内の運動での筋グリコーゲンを補充することにおいては、糖質の量が等しいサプリメント(糖質80g、脂質6g)またはカロリー量が等しいサプリメント(糖質108g、脂質6g)よりも効果的であった。

さらに重要なことに、競技間の回復時間が限られている場合に密接に関連する回復の最初の40分間において、この違いは特に大きかった。

■カフェインが持久力に関して有効である論文
カフェイン(体重1kg当たり5mg)によって、80%VO2maxの運動における疲労するまでの時間によって測定される持久力が、男性と女性のグループにおいて向上した。このエルゴジェニック効果は、摂取後の効果の持続(6時間に対して3時間)と増加した持久力の度合い(28%に対して19%)の双方において、カフェイン常習者と比較して非常習者のほうがより大きかった。

被検者は有酸素的に活発になり、サイクルエルゴメータで51±8ml/kg/分(平均値±標準偏差)のVO2maxを記録した。

(補足)エルゴジェニック効果とは、スポーツにおいてパフォーマンスの向上をサポートする効果を言う。例えばTTで出力を上げるためにクレアチンローディングが行われていたりするが明らかに使用前と使用後では出力に顕著な差が有る。このようエルゴジェニックエイドを服用しスポーツパフォーマンスを向上させる効果をエルゴジェニック効果という。

Journal of Applied Physiology: Not Just for Lab Rats
Koziris, L. Perry PhD, CSCS, NSCA-CPT, FACSM
http://journals.lww.com/nsca-scj/Citation/2003/04000/Journal_of_Applied_Physiology__Not_Just_for_Lab.11.aspx

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