Lightweightはスポーク数でリム幅が微妙に違う

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Lightweightという最高峰のホイールがある。スポークから、リム、そしてハブまでカーボンである。そして一体成型となっており、フレ取りが出来ない。それと引き換えに前後セットで1000gを切っているモデルも有る。ただ価格は50万を超える。

その「究極の回転体」Lightweightについて調べていた時、気づいたことが有ったので紹介したい。それはスポーク本数の違いによるリム幅の違いだ。FBページやTwitterで色々ご指摘を受けて再度書きなおすことにした。スポーク本数によってリム幅が違う事について見ていく。

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Lightweight MEILENSTEIN

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LightweightMEILENSTEIN(マイルシュタイン)はSTANDARD G3と呼ばれた私も所有しているモデルの後継機である。簡単にその仕様を確認していく。MEILENSTEINはチューブラーとクリンチャーモデルが有り、スポーク本数がフロント16本(中身は8)と20本(中身は10)のモデルが有る。

以下のとおりLightweightのMEILENSTEINをまとめた。嬉しい事にFBページやTwitterで御指摘を頂いた。そこで改めて見直し気づいたことがある。リムの幅が「チューブラー」の場合異なっていた。間違いの指摘から偶然気づいた小さな(リム的には大きな)点をまとめてみた。

どうやらチューブラーにおいて、スポーク本数が少ない方がリム幅が「広い」。16Hモデルは20mmで、20Hモデルは19.5mmだ。使用できるタイヤ幅に違いがないことから、スポーク本数が少ない事を懸念してか、リム強度を担保するためにいくらか厚みを増したのではと推測している。

実際に使用できる最大の体重は、16Hモデルは100kgまで、そして20Hは120kgまでだ。スポーク本数を減らしても、リムを使いまわさずいくらか厚みを増した別モノにするLightweigtのホイールはやはり考えられている。

  • MEILENSTEIN 16/20 TU
  • 重量 F 475 gr
  • 重量 R 625 gr
  • リムハイト 47,5 mm
  • ★リム幅 20 mm
  • Spokes(F/R) 16/20
  • 対応タイヤ 19-27 mm
  • 最大使用体重 100 kg
  • MEILENSTEIN 20/20 TU
  • 重量 F 500 gr
  • 重量 R 625 gr
  • リムハイト 47,5 mm
  • ★リム幅 19,5 mm
  • Spokes(F/R) 20/20
  • 対応タイヤ 19-27 mm
  • 最大使用体重 120 kg

一方下記は、オーバーマイヤーの場合。オーバーマイヤーはスポーク本数が16Hであるが、リム幅は19.5mmだ。無印のMEILENSTEINよりもフロントは80g軽く仕上げられている。オーバーマイヤーが無印と異なるのはリム表層のカーボンをさらに薄くしている。

リム重量を削減している

  • MEILENSTEIN Obermayer
  • 重量 F 395 gr
  • 重量 R 540 gr
  • リムハイト 47,5 mm
  • リム幅 19,5 mm
  • Spokes(F/R) 16/20
  • 対応タイヤ 19-27 mm
  • 最大使用体重 90 kg
  • MEILENSTEIN Clincher 16/20
  • 重量 F 520 gr
  • 重量 R 660 gr
  • リムハイト 47,5 mm
  • リム幅 20 mm
  • Spokes(F/R) 16/20
  • 対応タイヤ 18-25 mm
  • 最大使用体重 120 kg
  • MEILENSTEIN Clincher 20/20
  • 重量 F 540 gr
  • 重量 R 660 gr
  • リムハイト 47,5 mm
  • リム幅 20 mm
  • Spokes(F/R) 20/20
  • 対応タイヤ 23-25 mm
  • 最大使用体重 120 kg

上記のデーターからわかることは、チューブラーの場合4本の重量は25g(500-475)となる。ということは1本あたり6.25gだ。なお、Lightweightのスポークは16本とあれば実際は8本のスポークから構成されている。1本のカーボンスポークをハブをまたいであたかも2本のように見せている。

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次にクリンチャーを見てみよう。クリンチャーの場合は4本の重量は20g(540-520)となる。ということは1本あたり5.0gだ。クリンチャーモデルとチューブラーモデルはおよそ1.25g程違うのだがこれはリム幅の違いによるところが大きい。Lightweightは非常にカタログ重量からの誤差が無い事で知られている。

一つ指摘いただいたのだが、ライトウェイトの重量は5刻みであるそうだ。従って元々四捨五入している上に個体差が少ない。とすると実物の重量はそこまで狂わないのかもしれない。

ではなぜ重量が違うのだろうか。

リム形状の違いによるスポーク

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フルカーボンでチューブラーとクリンチャーを作るとすると、構造上クリンチャーの方が強度を気にしなくてはならない。その為リム自体の構造が元々違うためスポークの長さをを変えているのではないか。

双方のリムハイトは47.5mmと変わらない。従ってスポーク長も見た目は変わっていないが、リム内部にいくらかスポークが入り込んでいるのではないか。クリンチャーとチューブラーで作りを変えているとすると何ら不思議ではない。

もう一つ考えられるのは、クリンチャーリムのリム重量が重くなってしまう事だ。それにより全体重量が増してしまう。この為スポーク長を見えないところで短くしているのか。想像の域を出ないが。そうだとしたらこれは魅力的だ。

実際に分解してみないことには確からしことは言えないが、クリンチャーモデルはスポーク長が僅かながら内部に入り込んでいる部分が短いかもしれない。ここで別の考察をしてみる。チューブラーとクリンチャーモデルの重量差があり無い事についてだ。

Lightweightのリム重量

リム重量について分解してみないことには判断することは出来ないが、単純に引き算してみることにする。チューブラーは16*6.25=100g、ハブも勝手にカーボンだから75gとしよう。そうするとチューブラーは300g(475-175)ほどになる。

ではクリンチャーモデルは16*5=80g、ハブは仮想的に75gだとするとクリンチャーのリムは365g(520-155)程になる。単純計算で65gの重量増だ。なお仮想的に計算しているのであり実測ではない。外周を単純に計算すると65gの差だがもし仮にタイヤを付けたトータルで考えたらどうだろうか。

Lightweightタイヤ込みの重量

今自分が使っている25Cのタイヤの場合を考えてみる。Continental Competition 25Cは大体280gだ。では愛用しているMAVIC 125 25Cは195g(実測)、TURBOは205gだった。これにチューブ厚みわずか0.4mmのSOYOの軽量ラテックスチューブ48gをあわせる。と以下のようになる。

  • 全体重量16 F TU 755g (Tire:280g)
  • 全体重量16 F CL 763g (Tire:195g+48g)

上記のようにあまり差がない。ただリム重量だけ見るともう少し外周の重さが増すだろう。

やはり分解してみないことにはわからない

Lightweightはリム形状によって、スポークの重量が違うことがわかった。そこから色々見ていくと、クリンチャーとチューブラーにあまり差がないことが解る。実のところ利便性やガンガン使うことを考えるとクリンチャーという選択肢も有りかもしれない。

Lightweightというホイールは、本当に美しい構造をしている。未だ良くわからない構造ではあるが追加で調べていくことにしたい。モデルによって小さな変更を加えているLightweightへの興味はやまない。

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