長い人生の短い一年が終わる 2014年総括

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2014年という年はどのような年だったのだろうか。今頃、誰しもが一年を振り返っているのではないか。一年は365日だ。嫌なこともあり、楽しいこともあり、ただ流されるだけの日もあったことだろう。

それでも時間は平等に過ぎる。365日という時間を与えられた人間は、その中でどのように生きるかで内容も、成長も、人間関係も全く異なる。人生はおよそ80年だ。その中の一年が終わる。「あっという間」という使い古された言葉が似合う2014年を振り返って行こう。

2014年という人生のある一年について。

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関東で過ごした冬

年始に立てた目標は達成できたか。自分自身に問いかけた。1/1は勝尾寺へ向かった。あれからもう一年経つのかと思うと感慨深い。あの時に今戻れるとしても、戻りはしないだろう。今年は様々なことを後悔しないように心がけてきた。

30歳を過ぎて思うことは「意外と人生短いのではないか」ということだ。おそらく体力があるのはあと20年もない。回復も遅くなってくるし、今よりも家庭の都合が絡んでくれば自由は効かなくなることも出てくる。

そう考えると、いましかできないことや思ったら即行動を心がけた。あとは人に流されないことと、金をケチらない。今年機材への投資額を先ほど計算したら、少しやりすぎた感はあった。

今年前半は仕事の都合で東京に三ヶ月程住んでいた。東京のサイクリストの方達と走った日々が2014年の私のベースとなった。毎週出稽古で緊張しながら走ったことが懐かしい。一緒に走ってくださった方達に本当に感謝しています。

東京初出稽古練習はひるサイに参加させていただきました

ブログというものは、書き手の精神状態がよく表れる。初めの頃一人で練習しようと思っていた。人間というものは、新しい環境を恐る。決まり切った変化のない流れの中で、秩序を保って過ぎ去るのを好むように見える。

出稽古ステージ土日合計280km

ひるさいに参加させていただき一ヶ月が経った頃は、どうやら周りの環境にも馴染めてきた様子だ。関東は埼玉の方に行けば結構走れるポイントがある。様々なコースに連れて行ってもらい、練習を繰り返していたのもこの頃だ。

転勤族なので、大阪定住は難しい。東京に転勤になった際にはまた是非ご一緒させてください。

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人のつながり

仕事の悩みやストレスのほとんどは、人間関係から来るものらしい。自転車のつながりでも人間関係の話題が悪い意味でも、良い意味でも尽きなかった。

4月に村上が店を辞めた。今は工房ハイランダーの店主ときて忙しい日々を送る。辞めた理由はもう特に触れまい。終わったことに対していつまでも縛られず、新しい道を進めば良い。

誰も踏み入れたことのない険しい山路を進む時に、すでにつけられた過去の足跡を見てああでもない、こうでもない、と言っても仕方が無い。考えるべきは、足跡が着いていない道に踏み入れたその時、どのように進んで行くかだ。

過去の反省を生かし、常に先を見て、進む。何かを成し遂げる時に痛みはつきものなのかもしれない。

村上メカニック 惜しまれるという言葉

それにしても、みぞさんや村上が店を離れたのは非常に痛かった。メカニックとしてはまだ学ぶべきことが多いかもしれないが、無理難題、仕事の速さ、人柄と実業団のメンバーやいろんな人から好かれていた。

ただ、店を辞めてからも人としてのつながりは今だに強い。

自転車という一つの目的に対して様々な人が集まってくる。それらの人はいろいろな考えを持ち、いろいろな趣味趣向がある。それらを持ってして繋がるということは、社会人になってなかなか得られるものではない。

年代もいろいろ、仕事もいろいろ、考え方は皆違う。ただ、間違えてはいけないのは皆趣味として自転車を楽しんでいる。何者にも縛られず、自由に、心の底から楽しめば良い。

ただ、当チームのように母数が多いと何かしらの問題も起きる。

関連記事 チームとはなにか

当実業団でも問題がなかったとは言えない。ただ、それらを乗り越えて今があるのだと言える。うまくいく、うまくいかないには単純なルールがある。多様性を認めあうことが必要だと私は感じている。

先ほどのリンクにもあるがチームとグループの明確な違いを私はこう考えている。

グループの、グループリーダーで構成される集まりの場合。グループリーダーが主導となりリーダーの考えや、意思で決定され、その意思にメンバーが忠実に従い遂行する。

チーム、チームリーダーは違う。チームリーダーは最終的な意思判断のみ、行う。そのプロセスがグループとは異なる。多様性を持つメンバーがそれぞれ意見や、考え方を出し合い様々な議論を行う。

個人的な見解だが、一時期はどうなることかと思った当実業団「チーム」がうまく機能することができているのも、頭に立つ人間と、構成される多様性を持つメンバーのバランスが取れているからだろう。

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今年得た教訓

今年得た教訓といえば「面と向かって言葉を交わす」こと。対人関係の問題は自分から相手の元まで出向き話す。これに尽きる。

携帯端末の普及によりコミュニケーションの形は変化した。ただ、これらの手段として「メール」や「電話」は適切なのだろうか。さらに不特定の人で構成されるSNSやLINEやFacebookなどの道具は本当に適切なのだろうか。

これらの話は「SNSで問題となっているエコーチェンバー化とは」にまとめている。

以前、仕事柄このようなネットに関わるコミュニケーションを題材にした資料を見る機会が多かった。何処かでSNSは便利さが故に人を不幸にする道具にも変わりえる。

来年、一つ人間関係で取り組みたいことがある。「人といる時は携帯を使わない」「ご飯中に携帯を使わない」基本的なことだが、携帯中毒の症状として、自覚していることだから来年なんとしても克服したいことである。

長くなったが、今年気になった人間関係の話は外せない。何か問題が起きたら、直接出向き、顔を見て話す。基本的なことであるが、以外と大人になってもできない人が多い。嫌いな人ほど顔を見て会って話す。そうすると、大概のことはうまくいく。

あと、無駄な議論は避ける。デールカネーギーの世界的な名著「人を動かす」の人を説得する十二原則の一番初めにも記されている。

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自転車競技

2011と2012年に実業団の年間優勝してから2年が過ぎた。今年は3位に終わった。目標の年間総合優勝奪還は叶わなかったが、2015年こそはと誓う。レースで思うような成績もだせなかった。

来年も同じことを続ければ結果は出ないだろう。シクロクロスやホビーレースと違いロードレースは危険が伴う。救急車が来ないレースの方が少ないし、骨折なんて年に何十人出ているんだろうという危ないスポーツだ。

正直なところ、自分自身のロードの目標はまだ立てていない。E1残留程度の目標をもし自分自身で設定してしまったら、もうこの実業団で走らないことにしようと思ってる。

正直な本音を言うと、なぜ実業団登録するのだろうか。

「出られるレース数が増えるから」という話も良く聞くが「ホビーじゃダメなのか?」と問いたい。レベルがという話もあるが、ホビーのエリートは相当レベルが高い。

ではなぜ実業団なのか。

詰まる所チームで機能するレースだからと言ってもいい。実際のレースは個々の力が大きく影響する。JPTのように組織だって走るレベルではないが、チームで目標を持って走るところが私は好きだ。

ただ、来年自分がどのようにしてその中で走るのか考えてみると明確な答えは持っていないようだ。やるなら主体的に自分自身で立てた目標に向かい進む方が良いだろう。まずは、目標を見つける。

まずは、三月の広島でTOP10を目指す。実業団の目的ではないにしろ、ジャンルは問わず走る目的だ。目的に大小などなく、達成するためにどのように生活をし、練習し、進むかにつきる。

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まとめ:今年の原動力は何だったのか

今年一年を漢字一文字で表すように、今年の原動力は何だったのか、自問自答した。

取り止めもない一年の振り返りだったが、一つだけ気づいた自身の原動力があった。それは「自分が何も知らない人間」だという事だ。要するに私は無知なのだ。この知らない無知という領域に「知る」を増やすことが原動力となっていた。

未知のオフロードに踏み込んだところから始まり、このトレーニングをやったらどうなるのか、このタイヤを使ったらどうなるのか、こんなペダリングをしたらどうなるのか、こんな体の使い方をしたらどうなるのか。私はゼロの中から何かを積み上げて行くことが楽しいらしい。

一年を振り返ると、様々なことに挑戦して挫折した。

10の挑戦で、10勝利するような輝かしい話は残念ながら当ブログにはない。10挑戦して1あるかないかの所で右往左往している私が書いてる。今年20レース以上出場したが、の目立った戦歴といえば、ヒルクライムシリーズでの優勝一回と、シクロクロスの表彰台3回だ。

ただ多くの負けの中で得られたのは、凡人が足掻くための方法があるということだ。人間は逆境には強い生き物だが、楽なことに弱い。来年も人間として、選手として未熟な部分を変えるべくあえて辛い方へ進む。

これから人生にもシケインやキャンバーといった、逆境があるだろう。それらに直面した時に、自分の頭で考えて、やってみる。それが、このブログを作り、私を作るのかもしれない。

一年後、2015年を振り返った時に成長できたと思える一年にしたい。今年一年、ブログを見ていただきありがとうございました。今年後半のレース会場での応援本当に嬉しかったです。

来年もよろしくお願いします。

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