春のクラシック氷ノ山合宿 400km

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毎年恒例春のクラシック合宿は雨と風が織りなす過酷な条件下で開催された。大阪の北摂の朝練集合場所から、兵庫県の氷ノ山山頂ゴールを目指すクラシックな練習。190km走った後現れる約10km、平均勾配10%のハチ高原へ向かう激坂が選手を苦しめた。

第一回開催された2013年は残り13km地点の平坦区間でアタックし独走したFJTが初代KOH(キングオブ氷ノ山)を獲得、翌年の2014年は古賀が勝利した。今回2015年は一体誰が山頂を制するのか。

前半は篠山に店を構える工房ハイランダーまでの道のりをクラシックレースのような絶えずアップダウンが続くコースが用意された。序盤ノイ(シルベスト)、イシトモ(シルベスト)らの強力な牽引によりモモ(ステラシルベスト)が遅れる展開に。2名はアタックと吸収を繰り返しながら三田ループに突入する。

次いで篠山からの道のりはアップダウンと平坦を繰り返す。終盤に一人飛び出した村上(村上建具)が地元篠山の地形を生かしたアタックを決めるものの、練習不足と判断した集団は容認、数秒のリードを稼ぎだしていたものの、村上(村上建具)、モモ(ステラシルベスト)は途中離脱し通常の業務に戻ることになった。

その後平坦を高速ローテで進む集団は人数を減らし5名にまで絞られた。途中コースディレクターのマツケンさんが「ここから左」と進路を変更。集団内に嫌な雰囲気が流れる。集団はこの日一度目の超級山岳へ。途中まで一つだった集団はゲキ坂区間でマツケンさん、FJTに絞られる。

中盤まではマツケンさんの強力な引に集団は崩壊、残ったFJTとマツケンさんは接戦の末FJTが先着した。この後に控えるハチ高原の坂まで残り80km以上あるが集団内に疲れの色が見え始めた。

平坦はローテションで進む。この日もコンビニで僅かな食料を調達し、集団はハチ高原山頂を目指す。途中、平坦路か、浜坂峠を超えるか集団内で迷ったが、迷いなく浜坂峠を登る。集団はバラバラになりマツケンさん、かまやん兄貴はあまりの激坂のためジグザグに進む。

アザミラインでも同じような光景を見たが170km地点でこの斜度は地獄だ。

集団は、ハチ高原へ向かう平坦へ突入する。残り11km地点に来た時山頂へ案内する看板が見える。ゲキ坂区間で抜け出したのはかまやん兄貴、まつけんさん、さとちん、FJTの四名。ひらた氏は長距離の疲れからか脱落。視界が開ける坂区間でまつけんさん、さとちん、FJTの三名に絞られる。

途中まで良いペースで集団を牽引していたマツケンさんは腰の持病が悪化。さとちん、FJTに後を託し離脱。最有力と思われていたマツケンの脱落という過酷なコース。この時点で190kmを超える。その後積極的に牽引したのはさとちん。

ほとんどの区間を一本引きするがFJTも千切れない。旅館街と山頂が見えるところでさとちんと最終スプリントに持ち込まれた。タイヤ差で漢引をしたさとちんがハチ高原山頂ゴールを制した。昨年に続き二連覇を成し遂げた。

1位 204km 7時間57分35秒 さとちん

2位 +0.5秒 FJT

以下山頂ゴールしたさとちんのコメント。

「山頂だけを狙っていた。先着できたが、それも全て一緒に走ってくれたチームメイトのおかげ。スタートからゴールまで集中できていたし、途中までいろんなメンバーと走れて素晴らしい気分だったよ。この勢いで全日本U23に望みたい。」と1日目の練習を振り返った。(勝手に文章作りましたww)

夕食は最高級の但馬牛をコースディレクターの配慮により頂くことにした。腹一杯食べて就寝。二日目に備えた。

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二日目 207km

二日目は実業団きらら浜で3着の井上選手、いのきん親分が参戦。平坦区間が多いコースは彼らが一番得意とするところ。序盤からハイペースを刻む。この日強かったのはかまやん兄貴と、まつけんさん。かまやん兄貴のポイントを押さえたアタックに集団は崩壊。

要所要所で山岳が入る。どこかの坂でまつけんさんが先行、FJT、かまやん兄貴の集団で進む。ピークまでまつけんさんが一本引きの形。私は前に出られずつき位置。そのまま園部へ。

ひいらぎの手前で所長が先に行ってしまう。疲れていた集団は容認。ところがどんどん離れて行ってしまう。坂区間に入る手前で間を詰めようとFJTが引き始める。まつけんさんを引き上げようと思うが、あわよくば自分で行っちまおうと思っていた。

所長をパスし、まつけんさん、FJTの2人に。まつけんさんがかけたところで私もすかさず着いていく。一歩及ばす二着。まつけんさんはそのまま集団を置き去りにして野間峠へ向かう。野間峠まで所長が良いペースで引く。野間峠の入り口で所長とお別れ。

まつけんさんと二人で野間峠を登る。途中ジリジリ離されて行く辛い展開。諦めずにペースで登る。ゆっくり慎重に間を詰めて行く。最後のトンネル手前でまつけんさんに追いつく。そのまま微妙な僅差で同着という印象。そのまままつけんさんは裏高山まで進む。

裏高山もまつけんさんが強い。なんとか食らいつくものの、やはり実業団のレースやMTBのレースで優勝や入賞を確実に仕留める漢は強く安定している。野間峠のように間を詰める力は残っておらずたんたんと進むしかなかった。

ゴール後「お疲れ様」とまつけんさんと握手。400kmもの道程を走った後のなんという気持ちよさ。ロマンにほかならない。この練習の感じで少しでもチームの役に立てたらと思う。

二日目の合宿にまつけんさんご家族の多大なサポートを頂き本当に有難うございました。こどもの日にハパを連れ出した罪はどこかでお返ししたいと思います。3日連続200kmでお疲れなので、少し休むことにします。

みなさんありがとうございました。来年も皆で是非行きましょう。

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