ロード乗りへオフロードのすゝめ

ロードバイク乗りにこそ、オフロードを知ってほしい。私は常々そう思っている。今は始めるのに一番良い時期だ。ロードだとアスファルトの冷たさが身にしみる。ところがトレイルだと暖かい。さらに、テクニックも身につく。

極端な話、ロードバイク乗りの多くはオフロードを走る人よりテクニックが無いと断言して良い。私がそうだったからだ。すこしでも滑りそうな所に遭遇したら、走破する能力は無いに乏しい。綺麗に散った落ち葉でさえ、滑らないかと恐れおののく。そんな事はオフロードにおいては日常茶飯事なのに。

とは言いつつも、未だに滑ることや降る事は怖い。しかし、すこしつづつ楽しくなってきているのは確か。フィジカルだけでシクロのC1に上がりテクニックが無くビリを彷徨った11月。「できない」を「できる」に変えていく楽しみがこの上無い。

今週の練習を振り返る。火曜日雨が降って、一気に止んだ。これはチャンスだった。普段の滑りやすい芝キャンバーがさらに滑りやすくなる。そこで空気圧高めでわざと滑りやすくして、2往復。ズルズル滑るけど重心とハンドルの荷重を試してなんとか走れるように。そこから相変わらずコーナリングがクソなので八の字の基礎練をして帰宅。

2日間の飲み会をこなし、やっとMTBしにトレイルへ。

やはり、ロードもシクロクロスもマウンテンも別物だ。さらに言うとMTBの中でさらに別物になる。フルサス、ハードテイル、オールマウンテンと、さらに29er, 650Bと、、タイヤのパターンやノブの高さ、サスの調整、バランス、、と結構面喰らうが、機材やポジションでできたりできなかったりが明確に分かれる。

今日不思議だったのは、明らかに体力では劣ってないはずなのに、周回を重ねるごとに削られて最後は白旗を揚げた。もっと言うと、下りで1分ぐらい差を開けられる。なんとも悔しい。こんなはずでは。。と思いつつも明確な違いが突きつけられる。

冬を待つ静かな山に「うぁぁあ(ドスン)」や「…..(バスンッ!)」となす術なく木に激突する事数回。最後はケツから転んでジャージ破損。さらに携帯のガラス破損(しかし、iPhoneが石に直撃してわかった ガラスフィルムの効果の恩恵は今回も得られた!)最後は見かねたキャプテンが一周回減らして練習を終了した。そう、フィジカルだけではどうしようも無い「経験の世界」なのだ。

「仕事と同じっすね。」情けなく自信を喪失したオフロード二年生はフィジカルだけではどうにもならない厳しさを思い知ったのだ。ただ、「知らぬは一生の恥、知るは一時の恥」というように「バイクコントロールがうまい気になっているロードバイク乗り」という勘違い野郎になる心配は、当分(一生)無さそうである。

にしても、シクロクロスもマウンテンバイクも一生懸命コツコツと練習しないと本当に上手くならない。ただ続けているとある日「すこしだけ出来た!」という成功体験がある。オフロードはそこが一番魅力的なのだ。

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