何が足りないのか、気付きは限界のところから

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一時間走る力がない。自分の力が終わりを迎えるときに、己の限界を知る。レースの時間がわかっているなら、その時間内で最大のトレーニングをすべきだ。今回シーズンを通して思ったのは、自分自身のエンデュランス能力の低さだ。己のベースを見誤り、過信する。

ベーストレーニングをおろそかにする、愚かさよ。

確かに昨今のトレーニング本を見ると短時間高強度やら、タバタやら短時間で強くなるやら、様々な「画期的」なことが書かれている。ただ、それらは先日も書いたが国内有数のプロのトレーニングの話を聞いて我々アマチュアに落とし込むにはいささか無理があると言わざる終えない。

プロや名だたる強豪が高強度をやっているので、同じように練習メニューを真似するのは非常に危うい。彼らにはそれら以前に「膨大な走り込み」を行っている。昨今のトレーニングで軽視されがちな地道な基礎トレーニングは私程度のエンデュランス能力ならばとても重要だと言える。

基本的に、ベースありきのテクニックや瞬間的なパワー。たとえば1500W出すツワモノでもレース終盤で疲弊してヘトヘトになっていてはテクニックもスプリント力もへったくれも無い。最終局面までその持ち合わせた能力を「運ぶだけの脚力」が無ければ意味をなさない。

昨今のトレーニングで見落としがちなのは力を勝負どころで発揮できるか以前の、基礎の規定時間内垂れないトレーニング。それはもしかしたらインターバル耐性だったり、高時間の強度耐性だったり様々だ。ただ、私が経験した今年のレースはまず60分間出し尽くせる体力の中で、さらきインターバル耐性(回復力を含めた)が要求されている。

正直、60分間フルに走れる力は備わっていない。ソレっぽく走ることはできるけど、自分には嘘はつけない。後半垂れていた。黄金のタレってやつだ。機材云々、メンタルそれ以外、基本的なエンデュランス能力そこにつきる。来年より高みを目指すならば、エンデュランス能力は必須、すごく当たり前のことなんだけど、痛感した。

確かにエンデュランスだけでは勝てないが、足りないとわかればやる。兎にも角にも、体力勝負のところ垂れていては話にならない。愚直に、一つ一つ積みあげる。レースでコテンパンに絶望することは、とても良いことなのだなと思う帰路であった。

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