トラック競技に見るDHバーの取り付け位置

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山頂は霊園。だからあんまり先には進みたくない。五分全開をやって徐々に上げていく。確かにピーク時よりはかかりは悪い。パワーも出ない。なにより持久力が低下している気がする。ただ、一気にパワーダウンという感じはない。少し粘りが出てきたような気がする。

タイムトライアルバイクが組みあがりそうなので楽しみなところ、ポジションで悩む。フレームよりもホイールよりもまずはポジションを今日は考察する。

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トラック競技にみるDHバー

ロードとトラックのTTを観察すると、DHバーの付ける位置が結構違う。ロードは手と手がくっつくようにポジションを取る場合が多い。確かに前方投影面積が小さく、風を切り裂くようなスタイルだ。昨日、1kmの世界記録の走りを見てたらトラック競技の場合は手と手の間隔が開いている。

確かタイムが良かった海外選手のほとんどがこのスタイルだった。

一説にはトラック選手の体とバイクの特性が、ロード選手とは異なるポジションを生み出しているらしい。トラック競技は複数種目を走る。フレームは変えずハンドルを変える事で競技に対応している場合が多い。普通のドロップハンドルからタイムトライアルだけDHバーだけ交換する、というように。

ただし、ジオメトリー的な面を考慮してもあのDHバーの間隔は説明しがたい。どうやらあのスキマの意味は、彼らを前方から見たときに太もも、DHバー、腕を直列に配置し前方投影面積を減らしている。空気の逃がし方よりも前方投影面積を少なくすることを突き詰めている。確かに風の流れもあるが、室内トラックだとテストし放題なので、あの間隔が広いハンドル位置になったのだろう。

確かに先ほどのロードのエアロバーの位置を見るとちょうど股下あたりに手のグーが来ている。前方投影面積は増すことになる。トラック競技でよく見られるバーの間隔が広いタイプは手と腕、肘を太ももを一列に並べる。そのためには、腕を太ももの位置まで下げなくてはならない。少し窮屈だけど、前方投影面積は減る。

風の流れや、エアロダイナミクス的にはどうなんだろうと思うんだけどこれはデーター取らないとわからない。今度バンク走る際にでもDHバー持って行って試してみたい。今はSベントかskiかで悩んでるが明後日の美山ロードはskiを使ってみる。

あと、力を入れやすいフォームが作れるハンドル位置も重要なんだろうな。そう考えるとskiにたどり着く気がするのだが。

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