誰のために、何をするのか。

IT系国家資格の「セキュリティスペシャリスト」を受験する際はテストの傾向をおおよそ予測できる。最近のセキュリテイに関する情報はIPAや経済産業省のニュースなどから拾うことができ、情報収集していれば、おおよそのトレンドから問題傾向も読むことができる。

たまたま私はDNSSECに関する事をやっていたから、数年前の問題は解くことができた。毎年、問題は公開されるから、午後の試験だけ見るようにしている。

フラフラと経産省のページやIPAのページを見ていたら、金融庁のページにたどり着く。最近、金融系の友人が「顧客が長期投資しやすいように国が意外と頑張ってる」と聞いた。逆に捉えれば、クソみたいな金融商品を顧客に売られなくなって、利益を出しにくくなった、とも捉えられなくもない。

どうやらその主軸には、森金融庁長官が「国民の資産形成」をテーマにし、過去に無かったような国民目線(たぶん)の資産運用改革乗り出している(らしい)。お金のことは全くわからないのだけど、「森金融庁長官基調講演」は私のような素人にも長期間の投資のメリット(市場は成長する)や、手数料を考えた投資の重要性を知る手立てになる。

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ところ変われば。

私の通信業界も、通話料だとか通信費を下げる国の政策にもまれることで、世界的に見ても日本の通信費は特に安くなった。品質と設備投資を考えても、相当低水準にまで落ちていったと思う。それと同じように、金融商品の不明瞭な手数料へのメス、顧客になんのメリットもない金融商品の淘汰は今後も続いていくのだろう。

金融庁のやっていることは、ある一方の人間から見れば煙たがられるかもしれないが、顧客やユーザーからすればとても歓迎されることなのだろう。誰のために、なにをやるか、一つの正しいことを貫けば、反作用のように抵抗があるのは当たり前だ。

ともすれば、自転車系メディアのメーカーのお伺いを気にする記事は「だれのため」の記事なのだろう。ユーザーだろうか、それとも。確かに都合上かけない内容や、付き合いもあるかもしれないが、本来は顧客やユーザーの為にあってほしい。

私はメーカーとは何も気にする必要のない、消費者の立場で物事を書き進める。結局自分でお金を払ってものを買い評価する消費者目線が、読者のユーザー目線と誤差がなくなるような記事を。メーカー主導ではなく、ユーザー目線で物事を判断できるように自転車とは関係のない世界から物事を見る。

ただ、どの世界にもその業界で利益を出してご飯を食べて、家族を養う当事者は居るから、ある程度の理解と尊敬を込めつつ、物事の理解を深めていきたい。

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