なぜ太る?ダイエット遺伝子検査で判明した私が痩せられない理由

なぜ痩せられないのだろう。「食べても太らない人はきっと遺伝のせいだ。」根拠のない理由を都合よく付け加えて、太っているのは遺伝が理由なのだとあきらめる。私は常に体重のコントロールを求められる環境にいるから、痩せる苦労が痛いほどよく分かる。

原因は遺伝であればどうしようもない。しかし、本当にそうなのだろうか。この「遺伝だからしょうがない」という揺るがない事実に対して、「遺伝子の性質を上手く利用してダイエットを成功させよう」という科学的根拠に基づいたアプローチがある。

それは、「スポーツ遺伝子検査」でも紹介したハーセリーズインターナショナルが実施しているダイエット遺伝子分析だ。本検査では、遺伝子レベルで「なぜ太るのか」を調べ「体質に基づいたダイエット方法」を提案してくれる。本検査の監修は、大阪大学大学院 医学系研究科臨床遺伝子治療学 特任准教授の勝谷友宏氏である。

一人一人異なる遺伝子のクセを知り、体質に基づいた効果的なダイエット方法で攻略するのだ。今回、私という人間を用いて遺伝子検査を実施した。そして結果を本記事内で公開したい。自分自身の「太る原因」を知り、ダイエットに挑む。

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肥満の要因は2つ

検査結果のレポートは7部からなる。

痩せられない要因は2つある。「環境要因」と「遺伝要因」の2つだ。双方の要因をいかにコントロールできるのかがカギになってくる。2つの要因のうち、環境要因が7割、遺伝要因が3割といわれている。したがって全てが全て遺伝の責任というわけではない。例えば、環境を変えたが痩せられないという場合も十分納得がいく話である。

環境要因といえば、夜間の食事、余計な間食、甘いものの食べ過ぎという原因が上げられる。私も「運動したから食べるぞ」だとか「試合が終わったから食うぞ」という経験を何度もしている。帰宅途中に美味しいラーメン屋ができたなんてのも環境要因だ。

一方で、「遺伝要因」は生まれ持った変えられない要因である。遺伝は生まれ変わらなければ変えようのない要因である。ただ、遺伝には傾向がある。本検査では、1人1人の条件にマッチした効率の良い方法でダイエットしましょう、というのが趣旨である。

自らの体質を知らずに、むやみやたらにダイエットをすることは非常に効率が悪い。原因がわからず、「糖質制限」だとか「朝バナナ」だとか「ココナッツオイル」だとか手を出す気持ちもわからなくはないが……。これでは、目隠しをされたまま的に向かって弓矢を放つようなものだ。さて、実際に検査すると何がわかるのだろうか。難しい話は抜きにして、私の結果を早速晒してみたい。

5つの遺伝子

検査結果において、様々な遺伝子が登場する。ダイエット遺伝子検査で判明する遺伝子の種類を以下にまとめた。

  • FTO遺伝子:BMIに関係する遺伝子。変異型の場合、高カロリーの食べ物を好む。FTO遺伝子は、「rs9939609」と「rs1558902」に分かれている。「rs1558902」は過食傾向と関係性がある。
  • ADRB3遺伝子:内臓脂肪の蓄えと関係する遺伝子。変異型の場合、糖分の代謝が低い。結果、内臓脂肪型肥満になりやすい。
  • UCP1遺伝子:体内の熱生産と関係する遺伝子。変異型の場合、交感神経の働きが低い。脂肪が代謝されないため腰回りやお尻回りに脂肪がつきやすい。
  • ADRB2遺伝子:筋肉の付きやすさと関係する遺伝子。変異型の場合、筋肉がつきにくい。一度太ってしまうと痩せにくい体質。

ハーセリーズインターナショナルが行うダイエット遺伝子検査が画期的なのはFTO(食行動調節系遺伝子)のタイプがわかる事だ。FTO遺伝子とは、エネルギーの消費量を調節する為の遺伝子で、「高カロリー嗜好」や「過食傾向」といった食べる行動と大きく関係している。

お腹いっぱい食べたい、高カロリーを摂取したい等、嗜好による後天的な要素で肥満になるといった事例と関連している。

ダイエット遺伝子検査比較

ハーセリーズ以外でも、ダイエット関連の遺伝子検査を実施する企業は多い。それだけダイエットに悩んでいる人が多いのだろう。類似の遺伝子検査で有名なのはDHC、ジェネシスヘルスケアといった企業だ。しかし検査結果の内容をみるとやや検査情報が少ない。β3AR遺伝子、UCP1遺伝子、β2AR遺伝子の3種類の遺伝子のみ判別するだけだ。

また、結果の内容も「りんご型」、「バナナ型」、「なし型」という抽象的で意味の良くわからない結果が出る。対して、私が実施したハーセリーズのダイエット遺伝子分析キット検査は分析結果が非常に細かい。先般紹介したスポーツ遺伝子検査の実績が先にあり、ダイエット遺伝子検査に生かされている。

ハーセリーズの遺伝子検査は分類が10種類ある。そして組み合わせのパターンで243種類の分類を行っている。あらゆる角度から太りやすさの原因を探ることができ、体質に適したダイエット方法を知ることができる。

  • 標準型
  • 痩せ型
  • 混合型肥満
  • 皮下脂肪型肥満
  • 内臓脂肪型肥満
  • 高カロリー嗜好&痩せ型
  • 高カロリー嗜好&標準型
  • 高カロリー嗜好&混合型肥満
  • 高カロリー嗜好&皮下脂肪型肥満
  • 高カロリー嗜好&内臓脂肪型肥満

5種類の遺伝子を各3つのパターンに分け、3^5=243という計算だ。検査結果の細かさや、他のスポーツ遺伝子検査の実績等を考えても、DNA SLIM遺伝子検査が頭1つ抜けている。

  • 名称:ハーセリーズDNA SLIM・ダイエット遺伝子分析キット
  • 監修:大阪大学大学院 医学系研究科臨床遺伝子治療学 特任准教授/勝谷友宏
  • 検査遺伝子:FTO、ADRB3、UCP1、ADRB2
  • 検査結果:243の肥満のタイプに分類
  • 検査日数:返送後約10日
  • 検査方法:口腔粘膜を摂取
  • 検査機関:株式会社 ハーセリーズ・インターナショナル
  • 価格:6,800円(送料無料、返送時も無料)



※この検査キットにおける個人情報保護並びにインフォームド・コンセントは、文部科学省・厚生労働省・経済産業省「ヒトゲノム・遺伝子分析研究に関する倫理指針」に基づき運営致します。(ハーセリーズインターナショナル)

結果

あえて赤でアンダーラインを引いた部分がある。どうやら痩せにくい。太るととことん太る。悲しい事実だ。しかし、遺伝子上変えられないこの太りやすいという事実に対して、「では、どうするか?」が大事だ。

結果を晒してみたいと思う。どうやら私は皮下脂肪肥満型だ。特に脂肪が付きやすいのは、自分でも感じていたが、太ももとヒザ下。これは当たっていると思う。いくら運動しても全く脚が細くならない。最後に落ちていくのは足の肉だ。困ったもんだ。そして脇腹も落ちにくい。

別の角度から見れば、エステなどに行く際に重点的に施術する場所のアタリをつける際には重宝するかもしれない。今まで「部分痩せ」はできないと思っていたが、やはり体には脂肪がつきやすい部分とそうでない部分があるようだ。しかし、これは人によって異なる。

この遺伝子検査が面白いのは、食事の傾向がわかることだ。私は高カロリーを好みかつ、痩せにくという最悪な体だったのだ。そして食べすぎてしまう。そう、まさに当たっている。そしてどうやら、筋トレしても筋肉がつきにくいらしい。しかし、継続的な筋トレが有効だということも知った。

では、どうやって痩せましょうか、という話が記載されているが一般人には当てはまるが我々のような強度が高いエンデュランス系の競技者の場合当てはまらないと思ったほうが良い。

また、遺伝子の傾向から太りやすい食事を教えてくれる。なるべく避けるようにしたほうが良い食品の傾向を知ることができる。遺伝子上、どうしても愛称が悪く太りやすい食事のタイプが有るため、その食品を摂取せずに代替手段を考えることも痩せるためには必要なことだ。脂肪を蓄える傾向にある私は、やはり油ものを避けることが良さそうだ。

アンケートによる食行動の結果だ。私は至って普通だった。

どうやら消費カロリーとは人それぞれ消費のスピードが異なる。私は本当に運動しても代謝が悪いらしい。才能もない上に、代謝も悪いとは・・・。

最後にエビデンスである。

まとめ:自分自身の体質を知ることから

ダイエットの方法は年々進歩している。「遺伝だからしょうがない」と切り捨てるのではなく、「遺伝子の性質を上手く利用してダイエットを成功させる」という科学的根拠に基づいたアプローチに変わってきている。

ダイエット遺伝子検査の方法はとても簡単だ。検査キットを使って口の中の粘膜を採取して郵送するだけである。面倒な事や痛い思いをすることは一切ない。あとは楽しみに2週間程分析レポートを待つだけだ。

検査結果後は、効果的なダイエットに取り組む。近道はない。ただ、効率的なアプローチをするという点では、近道ではなく遠回りをしないダイエットという観点が重要なのだろう。

ダイエットが続かない、効果が見えない、自分に合っているのかすらよくわからない。そんな方へ正確な遺伝情報を知って、あなた自身の体質に合ったダイエットを始めてほしい。まずは自分の体質を「知る」ことからセルフダイエットの1年が明けるのだ。今年は絶対に減量を成功させよう。



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