時間を捻出するためには。

「やりたいことがおおすぎて。」と会社で嘆いている人がいるが、スマホを触る時間だけはあるようだ。24時間皆に平等に時間が与えられるわけだが、人それぞれ差がつくのは、何に時間を取られているのか、そもそも理解していないのだろう。失われていく時間が惜しい。

最近、忙しなく動いている。でも、充実していると感じる。常に意識しているのは、無駄を省くこと。ただ、「無駄」と定義づける為には、無駄を無駄と知る必要がある。スマホを触るのがやめられないのはなぜか。脳は新しい情報を「知る」ということに快感を得る。

これは、麻薬に近く中毒性がある。また、自らの発信した内容に対する反応をとても好む。ソーシャルメディアがうまく作りこまれているのは、「通知」や「新着情報」だ。携帯のアラームや、アイコンのバッヂがそうで、常に、正確に表示してくれる。ただしこれらには問題がある。

スマホは注意力を散漫にさせてくれる最高(最悪)のツールだ。時間をどんどん食いつぶしていく。厄介なのは、情報の消費をし続けることで、ネットの情報に終わりはない。本は読み終わるが、ネットの場合はぐるぐると閲覧をし続ける。まるで回遊魚のように、同じサイトを順に永遠と回り続けるのだ。

本当に生産性のないことだと思う。何も生み出しやしない。ただ、それらのことに気づき、少しづつ無駄を知れば、時間は生み出されていく。そう、生み出されるのだ。とにかく、スマホ、無駄な会議、聞いても呆れるうわさ話、他人のどうでもいい晩飯のことなどどうだっていい。ほんの少しことなのだが、無駄にあなたの大切な時間を消費している。これらを深く観察して、消費する時間を減らしていかねばならない。

そう考えると、「忙しい」とは何を持って忙しいのか。結局、時間のなさを生み出し、忙しさを生み出しているのは自分自身であって、まわりのせいではない。もしも、能力が高く、仕事も早く切り上げられて、有意義な時間を過ごせるとしたら。やはり、忙しさや時間のなさを生み出しているのは、自分自身の能力のなさと、時間をどんどん食いつぶしていく日々の生活習慣にあるのかもしれない。

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