【調査】CANYONのバイク値上率まとめ 本当に4%???

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キャニオンのバイクが値上げされた。特に気になるのは人気モデルのAEROADだ。そこで、旧価格から価格改定後の新価格を比較、「価格差」と「値上率」をまとめた。結果は以下のとおり。

モデル旧価格新価格価格差値上率(%)
Aeroad CFR DISC Di21,069,0001,109,00040,0003.74
Aeroad CFR DISC eTap1,039,0001,079,00040,0003.85
Aeroad CFR DISC EPS1,099,0001,139,00040,0003.64
Aeroad CFR DISC Frame & Brake519,000539,00020,0003.85
Aeroad CF SLX 8 DISC Di2749,000779,00030,0004.01
Aeroad CF SLX 8 DISC eTap729,000759,00030,0004.12
Aeroad CF SLX 7 DISC eTap579,000599,00020,0003.45
Aeroad CF SL8 DISC459,000479,00020,0004.36

キャニオン・ジャパンの公式発表によれば「一律4%前後上昇」とあった。しかし、蓋を開けて見れば、9モデル中3モデルが4%超えの値上率だった。今回の価格改定は、「ユーロの為替変動」が理由だ。そこで、ユーロ円の「年初来」と「1年」のデータを確認し4.0%の値上率が妥当なのかを調査した。

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為替変動と値上率

ユーロ円の年初来は「4.21%」の上昇だ。

ユーロ円の1年は「5.03%」の上昇だ。

キャニオン・ジャパンの「価格改定」はむしろ、「企業が痛みを引き受けた形」と言えるだろう。もしも筆者が経営者なら、「よーし、ここで便乗ステルス値上げだー!」という掛け声のもと、7~10%ぐらい値上げする。

キャニオン・ジャパンの公式発表にあるとおり、

「世界中のライダーに、卓越したイノベーションを、適正な価格で提供する」

という言葉のとおり、今回の価格改定も嘘偽りがない形になった。そして、諸外国のインフレ圧力も和らぎ、FRBが利上げに迫られる度合いが弱まりそうな感じもあるが、実際のところ今後も「円が弱い」という世界情勢が続くと見ることができる。

そんな最中、5%以上の値上でも妥当だと思われる世界情勢においても「企業側が痛みを引き受ける」という形を取った今回のキャニオン・ジャパンの値上。ユーザーからは好材料として受けとめられるかもしれないが、他メーカーにとってみれば今後の値上に対して、ユーザーからは厳しい目線が向けられることはまちがいない。

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ガリガリ君の場合

2016年、赤城乳業の人気商品「ガリガリ君」が、60円から70円へと値上げされた。この際の値上率は、「16.66%」だ。 価格維持25年と原材料の高騰もあったが、消費者から反発があるどころか、むしろ感謝され、売れ行きも上がったという。

今回のキャニオン・ジャパンの価格改定はガリガリ君の「国内生産・国内消費」とは違い、海外の為替変動に影響を受けている。それでも、4%の値上にとどまったのは、ガリガリ君並の配慮があったことにほかならない。

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まとめ:適正な価格設定を

 

価格設定というのは非常に難しい問題で、「売れないから値下げして売ろう」の繰り返しが続くと、一番安い商品を買う「最安顧客」を引き寄せるだけで、ブランド価値の定価、利益率の低下によるジリ貧経営と、企業存続の危機に拍車をかける。

自転車業界に限らず、現代はあらゆる業界でコモディティー化(製品の性能差が拮抗してくること)による激しい価格競争が行われている。そのような最中、他社のハイエンドバイクを凌ぐ空力性能をエントリーロードで展開し、世界最速級のロードバイクを他社のミドルグレード相当の価格で展開するキャニオンは非常に強いと言える。

今回のキャニオン・ジャパンの価格改定で、ユーザーは落胆したかもしれない。しかし、蓋をあけてみれば「メーカーが痛みを引き受ける形」であり、むしろ利益率は為替変動を考慮すると以前よりも減少しているはずだ。

それらの企業努力を理解し、ガリガリ君のように買い支えをすることこそ、これから先もキャニオン・ジャパンが日本を意識した価格設定や、ひいてはAEROADを超えるバイク開発に生かされていくはずだ。

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