勝尾寺のダルマが語りかける。「今年の目標は決まったのか」と。目の前にあるレースのために今は走る。そして来るべきレースへ向けて準備をする。ただ変わらないのは「自転車に乗る」という本質だ。
人より速く走るため、そのために練習する。そこも普遍だ。私は今どこへ向かうとしているのか。不安ではなくて、100あるやりたい事を1に絞る作業をしている。人間の脳みそや体はシリアルな仕組みだと思う。並列作業はできない。
我が家の勝尾寺のダルマには今だ目が書かれていない。
大鉈をふるって、一気に方向転換するか。答えはシクロクロス最終戦までに決めれば良い。それまではシクロクロス一本。一つ一つ確実にやって行く。今年一度もロードに乗っていないのもそう決めたからだ。
途中で辞めない。ロードシーズンが終わるまでオフロードをしなかったように。
本を仕事の行き帰りで読む。やはり本は良い。インターネットの倍の密度で知りたいことを教えてくれる。
未来に不安を抱くよりも、今日という一日を懸命に過ごすことで結果つながっていく。