ZIPPが新型チューブレスカーボンクリンチャーNEW NSW Firecrestを発表!

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もはや時代はチューブレスタイヤなのか・・・。エアロホイールの先駆けZIPPがリリースした新型ホイールは、すべてがチューブレス対応することになった。そしてクジラからインスパイアされたNSWとエアロを追求したFirecrestを備えている。

今回発売されたのはリムハイトの異なるZipp 303、404、808の3種類だ。ブレーキは雨天でも抜群の制動力を誇るNSWリムブレーキ。そしてカーボンクリンチャーでチューブレス対応した。推奨タイヤサイズは25Cだ。今まで主流だった23Cを使えないと正式に発表しているメーカーは多い。

MAVICがそうなのだから、他社も後を追ってきている。25Cにしたいわけではなく、リム幅とリム内幅が広くなった結果、23Cは駆逐されつつある。ヒステリシスロスを考えても23Cを使うという選択はなくなってきた。

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今回ZIPPは全く新しいリムをイチから再設計した。新型NSWリムブレーキ、25Cのチューブレスタイヤを取り付けたときに、最もエアロダイナミクスが良くなる「ホイールシステム」として、リム形状を再設計した。その幅は驚くことに「26.4mm」だ。。。さて、気になるリム内幅は・・・。

「19mm」

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さすがZIPP、わかっているリム設計だ・・・。先日の新型Lightweightは17mmと少々やってしまった感がある・・・。今回の新型はZIPPがかなり本気を出したようで以下の改良点がある。

  • 空力抵抗低減のためのリムプロファイルの全面修正(米国インディアナポリスの開発チームによって開発)。
  • ABLC™Sawtooth™テクノロジー。ゴルフボールにも採用されている複雑なディンプルパターンを見直した。横風の安定性を向上させながら高ヨー方向の抗力を軽減。
  • 優れたブレーキング性能。ZippのShowStopper™テクスチャードブレーキ表面は、雨天でも十分なリムブレーキ性能を発揮。
  • 軽量化!すべてのリムは前作よりもさらに軽量化を果たした。

すばらしい!しかもチューブレス対応、そしてリム設計もやり直したところにZIPPの本気が伺える。最近は少々パッとしないZIPPであったが、ここにきてすべてのトレンドを取り入れた。ラインナップは3種類あるが、基本性能は同じだ。違うのはリムハイトである。おそらくもっとも汎用的なのは303(45mmリムハイト)だ。

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ZIPP 303

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すべてのZIPP Firecrestリムは、インディアナポリスで手作業で設計されて作られている。Zipp 303といえば、シクロクロスの世界王者ワウトが使用しても壊れてないから強度は十分だ(笑)ちなみにZIPP303は「パリルーベとフランドルにおいて初めて勝利したカーボンホイール」である。

全てのモデルはリム幅が広い。そのため十分な耐久性をもたせることに成功し、空力特性も改善された。

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ハブはCognitionが使用されている。リムに合わせて最適化されたフランジ形状とスポーク穴の取り付けパターンを備えている。使用しているスポークはSapimCX Sprint。ねじりと横方向の剛性を上げている。そして「フロントシングル」も時代かもしれない、XDRドライバーボディー(SRAM)で10-42カセットスプロケット対応だ。/p>

「やれること全部実現してみた」

と言わざるを得ないホイールである。重量は1,480グラムで50mm近いカーボンクリンチャーの中でもまぁまぁ軽い。いや、よく考えてみると45 mmのリムハイトと26.4mm幅である。そしてチューブレスタイヤ用のリム設計でこの重量、そして重いハブを考えるとリムは軽そうだ。よくZIPP頑張ったなと思う。

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ニップルは外出だ。露出したスポークニップルは空力的な影響を及ぼさない。この事実はENVEもデーターとして出している。ようするに空力的に影響はないなら、メンテナンス性よくしよう・・・、という考えた。GJだZIPP。

さらにダメ押しをしよう。リムのブレーキ性能もさらに向上させた。ZIPPは新型ホイールのために、専用の耐熱樹脂を開発し放熱性を大幅に向上させることに成功した。そしてZIPPはこう明言している。「当社のカーボンクリンチャーは、熱に関連した故障を一度も経験していない」と。。。まじか・・・。

最後に気になる値段だが、フロントが$1,400でリアが$1,800だ・・・。あれ、ZIPPってこんなに安かったっけ(錯乱)国内の代理店はInterMaxだ。私は心から競争力と魅力ある価格帯を期待している・・・。

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