iphone5Sよりも、ios7へバージョンアップに期待

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ああ、全く自転車に関係のない話になっていく・・・
でも自転車乗りってすごくIphoneユーザー多いからいいよね。

今日はios7へバージョンアップしたら何が嬉しいかと、 
キャリアバンドルについてです。

iphoneのディレクトリ構造において、
/System/Library/Carrier Bundles/iPhone/ へ移動すると世界のキャリア設定ファイルいわゆるキャリアバンドルが入っています。通信会社にはそれぞれユニークなオペレーター番号というものが付与されています。
44020:ソフトバンク
44050:KDDI LTE
44010:Docomo

というようにというように決まっているのですが、ドコモは以前Appleの公式キャリアパートナーではなかったため、Unknown.bundleという扱いになっていました。この扱いにより、非公式キャリアのドコモSIMを指しても使えない理由です。
iphone内でどのようにキャリアを判別しているかというと、SIMカードを挿すと、PLMNコード(ドコモ44010、SoftBankは44020、AU44050といった)を認識します。次に、先ほど登場したディレクトリを参照し、Carrier Bundles以下にある設定ファイルを読み込みます。なのでSIMカードが違えば読み込まれるキャリアバンドルも異なるということです。

ios7では、Docomoが公式にキャリアパートナーになったことにより、すんなりと44010のディレクトリをロードしにいってくれる”ことでしょう”

私が一番期待しているのは、iphone5(iphone5Sじゃなくて)においてios7にすることにより、NTTDocomoが提供する仮想移動体通信事業者(いわゆるMVNO)のSIMを挿して、LTEが使えるようになればと思っています。

※6.1まではできたのですが、6.1.4の最新ではなぜかできなくなりました。おそらくキャリアがコントロールしたとか憶測はあります。

■3Gの800Mhzは”つかめない”
もう一つ、FOMAプラスエリア3Gでの800Mhz帯をiphone5でも使えるか?について、補足しておきますと、そもそもiPhone 5のチップであるQualcomm社のMDM9615自体が3Gの800Mhz自体に対応していないため、3Gの800MHz帯はどう頑張っても使うことが出来ません。
iphone5でios7にバージョンアップしてもハードウェア側が3Gの800Mhz対応していないわけです。

■LTEの800Mhzは使えるけど、使えない
iphone5SではLTE 800Mhz帯を使えるということが売りです。実のところiphone5に搭載されているQualcomm社のMDM9615はLTE800Mhz帯を使えるチップであることはQualcomm社の製品紹介からでも確認することが出来ます。しかし、キャリア(といってもKDDI)の言い分としては「その件についてはお話することが出来ない」の一点張でなぜ、現行のiphone5はLTEで800MHz対応のチップを積んでいるのにサービスが提供できないのか、その点については正式な解答が未だに無いです。
ソフトウェア的な問題なのか、そもそもチップを取り巻くデバイスの問題なのかは
想像の域を超えませんが、もし単純に次期iphone5Sの目玉でとっておきたくて、ソフトウェアの改善だけでLTE800Mhzを使える様になるだけであれば、既存のiphone5でもios7のバージョンアップによりLTE800Mhzで使える恩恵が得られる可能性が有るということです

なお、上記の技術情報は広く公開されている内容です。

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