全体像はこちら。このシステムのリリースは2014年を予定しているとか。
実際リトゥールっぽい機構だが、やはり注目したいのはシマノがどうやってパワーメータの機能を作ったか。
細部を見てみると、実はペダルシャフトで歪を測定するタイプではないことがわかる。
クランク部を拡大した画像を。
シマノはこの仕組を3D pedaling analyzerと呼んでいる。いわば三次元ペダリング解析。法線、接線にプラスしてもう一つの要素だ。
これはぱっと見る限り、ペダルのどの位置を踏んでいるか検出するために、クランクアームにおいて、雑巾を絞るような方向の力を検出できるのではないかと推測できる。法線、接線に加え、ペダルのどの位置を踏めているかを図るために、クランクを雑巾のように絞る方向のちからを測定する事が必要だと思われる。
これまた新しい機構のパワー測定とペダリング解析が実現できるタイプが出てきたものだなと感心するが、フィッティングシステム用途という事を忘れてはいけない。
シマノはペダル式を考えていたのかとおもったらこれまた新しい発想の測定方法を搭載した物を考えているようだ。
実際にマシンに搭載されるかは当然まだ未知数だが、このパワーメータ市場の急速な進歩は著しい。
やはり頭がいい人が考える事は、常に常人の2歩、3歩先を行くものだなと考えさせられた。
はやくシマノからパワーメータが発売されることを今から楽しみである。