税務署から「お尋ね」が来ました。仮想通貨、アフィリエイトは筒抜け。

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「個人には税務調査は来ない」や「額が小さいから税務調査は来ない」という話を、人から見聞きしてそう(あってほしいと)思っていましたが、全然そんな事ありませんでした↓

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↑ある日突然、普通に税務署から税務調査として「お尋ね」が届きます(私に届いた実物。画像はぼかしてあります)

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2021年1月の最近話題になったこととしては仮想通貨のビットコインの利益を申告せずに「ビットコインの利益隠したと告発 全国初か、金沢国税局」というのものもありました。また、エコノミストのWEB版には、

務調査の対象となっているのは、富裕層だけでなく、給与所得が数百万円水準であっても、仮想通貨の高騰で数千万円を稼いだ人もいるようだ。

一部投資家に「インターネット取引などについての確定申告書の見直し・確認について」と称した「お尋ね文書」を送っている税務署もあり、「自主的な申告」を促している。この文書が届いた納税者は、まず仮想通貨で得た利益の無申告が疑われていると思って間違いない。

エコノミスト:「仮想通貨 高騰「エイダ」の無申告 情報入手で重点調査対象に

や、

メルカリ転売で儲けたら、家に税務署がやってきた(週刊現代) @gendai_biz
「現代ビジネス」は、第一線で活躍するビジネスパーソン、マネジメント層に向けて、プロフェッショナルの分析に基づいた記事を届ける新創刊メディアです。政治、経済からライフスタイルまで、ネットの特性を最大限にいかした新しい時代のジャーナリズムの可能性を追及します。

といった記事が上がっておりましたが、ネタではなく本当に寸分の狂いもなく同様の「インターネット取引などについての確定申告書の見直し・確認について」のいわゆる「お尋ね」=税務署からの税務調査が来ました。大手ニュースサイトの提灯記事ではなく、私のような普通の個人の話のほうが読者の皆様には現実味が湧くと思います。

実はこのお尋ねが届いたのは昨年の話なのですが、全ての処理が終わったのでこうやって記事を書いています。

記事を書いた理由としては以下のとおりです。

  • ずっと真面目に申告していた → それでも「お尋ね」が届いた。
  • 個人には税務調査が来ることはない → 普通にくる。
  • 額が少ないから・・・ → 額の大小ではない。
  • まだ来てないから自分は大丈夫 → それ、俗に言う「泳がせる」ってやつ。
  • 「お尋ね」なんて無視無視 → 不可避です。
  • コロナだから・・・ → 逆です。一切容赦なしです。むしろネット系の調査はかなり増えてる。
  • 誤魔化そうかな・・・ → 疑われているというよりも「お尋ね」が来た時点で税務署は調査、裏取りが終わっている。

で、私がこうやって今記事を書いているわけですが、税務調査が入ったときは正直生きた心地がしませんでした。とはいえ、某監督(業界に詳しい)や過去に税務調査する側で現在は定年された前のチームの先輩に相談を仰いでいました。共通して言われたことがあります。それは、

「いつか税務調査が来ると思って、正直に申告しておけ。」

それだけです。「いつか来る」と思って毎年全てのクレジットカードのデーター、銀行の取引明細をCSV化し保存、明細は10年近く保管、毎年Freeeで確定申告。わからないことは税務署に出向いて相談するなど。

ただ、今回は計算が間違っていたため(Freeeを使っているため意図的ではない)税務調査が入りました。かなり見られています。そこで「お尋ね」に記載されていた税務署の担当者の方に直接お電話してお話をいろいろと伺いました。

非常に丁寧で、淡々と細かくわかりやすく説明して頂き納得しました。一つ忘れられない言葉としては「詳しくはお伝えできないのですが、こちらに上がってきているデーター・・・」という一言。この言葉、「上がってきているデーター」で理解したことがあります。

「疑われている」というよりも「お尋ね」が来た時点で税務署は調査、裏取りが終わっているということ。要するに「クロ」と認識されていると思ったほうが正確だと思います。

それでも税務調査が来たら

修正申告を行います。

私の場合は「正直に申告していた」と「いつか来ると思ってあらゆるデーターを準備していた」という準備は良かったのですが、厄介なのは税務署は「どこどこ間違えているから、この金額修正してね」というのは一切教えてくれません。

全て自分で見返して、申告漏れがあれば追加し、再度計算し直さなければなりません。この時点で「1.正直に申告していた」と「2.いつか来ると思ってあらゆるデーターを準備していた」は最低条件であり、この1と2を持って税務署が「それちゃうやろ」という部分を自分で見つけ出して修正申告を行う必要があります。

私の場合は、友人の社長さんに相談して税理士さんを紹介していただき処理をして頂きました。2ヶ月程調査や漏れの間もちろん延滞金が発生します。

この話は、税務調査が行われる9月〜11月の間に実施したのですが、税務調査が入る時期は、決算期に基づく目安があるそうです。 3月決算が大多数のため、調査は7~12月に集中します。 また、7月から書類の審査が始まるため、実際の調査は9~12月頃に行われる傾向にあるそうです。

私は9月でした。

正直なところ、「1.正直に申告していた」と「2.いつか来ると思ってあらゆるデーターを準備していた」の2つを何年も行っていたのでスムーズに行きましたが、1と2を行い、「いつか税務調査が来ると思って、正直に全て申告しておけ。」を守っていたため事なきを得たのだとおもいます。

1と2が最低条件のため、「雑所得として申告が必要だが、申告していなかった」などは今回の記事の範囲外なので対応方法がわかりません。故意に申告書を提出しない場合は「脱税」の罪が課されます。

今回わかったのですが、税務署はかなり見ているようです。銀行口座の情報、ヤフオク、メルカリ、当然ビットコインの仮想通貨、アフィリエイト等々全て筒抜けのようです。私のような「普通の個人」にも容赦ないですので、事が起こる前に正直に申告しておくこと、税理士さんに相談し正確に申告する事をおすすめします。

来ないと思っていたらお尋ねが来ます(来ました)。それよりも、「いつお尋ねが来ても良いように準備しておく事」が大切です。

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