メジャーでサドル高を測る際、「BBの中心」と「サドル上部」の位置が微妙にズレて困っていました。このツールを使えば、確実に両方の位置決めができ、簡単かつ正確に測定できる優れモノです。
メジャーの先端にツールを取り付け、シマノクランク固定ボルトに差し込む仕組みです。BBの中央にちょうどメジャーの先端が来ます。ツールはクランク側とサドル側の2種類あります。2つを合わせることで、「BB〜サドルトップ」の距離を正確に測定できます。
SRAM,ELILEE,CYBREI,MISSIONは↓

何ができるの?
メジャーを使ってサドル高(BB中央~サドル上面)の測定を簡単かつ正確に行うことができます。使用するツールは2つです。
- サドル上部ツライチツール(70mm)
- BB中央ツール
メジャーの先端部分に『BB中央ツール』を取り付けて、シマノクランクの固定ボルトにツールごと差し込むと、巻き尺の先端がBBの中央に配置されます。
『サドル上部ツライチツール(70mm)』は、サドル上面とツライチの部分に突起が配置されており、この突起と先ほどのBBの中央の間(サドル高)を測定します。
突起があることで視覚的、物理的にもメジャーで計測しやすい設計です。
サドル幅が70mmの位置は、セライタリアやidmatchのBRPに基づいた位置です。
※セライタリアやidMatchがバイクフィッティングで提唱しているバイオメカニクス・リファレンス・ポイント(BRP)が70mm幅の位置です。BRPは全てのサドルに共通した基準で、サドル幅が70mmになるポイントです。
なぜこのツールが必要なの?
サドル高を計測する場合、「BB中央~サドル上部」をメジャーで測定しますが、計測作業が不正確で手間がかっていました。
- BBの中央がわからない、決まらない。
- メジャーの先端が動いて2~3mm狂う。
- メジャーの先端がBBセンターから毎回ずれる。
- サドルの上面のツライチがわからない、決まらない。
- サドルの上面のどの位置で計測していたのか忘れる。
- 結論:メジャーで計測してもサドル高の再現性が無い(これが大問題)
メジャーでサドル高を計測しても、BBの中央やサドル上面が正確に定まらないため、サドル高の測定が微妙に異なります。再現性の無いサドル高の測定を行っていたわけです。
さらに、サドル上面は湾曲しているため測定ポイントで高さが異なります。どの位置でサドルの高さを計測していたのか、時間が経つと忘れてしまう問題もあります。
そこで本ツールの出番です。
BBの中央にメジャーの先端を位置させるためのツールには、シマノホローテック用の固定ボルトの穴に合う突起物と、メジャーの先端部分をタテやヨコから入れられる溝があります。サドル高をメジャーで確認する際に、側面から、上面からどちらでもメジャーを見ることができます。
サドル上部を測定するツールはサドルの70mm幅をポイントにして設計しています。セライタリアやidMatchがバイクフィッティングで提唱しているバイオメカニクス・リファレンス・ポイント(BRP)の70mm幅の位置です。BRPは全てのサドルに共通した基準で、サドル幅が70mmになるポイントです。
ツールの内側は70mm幅で作られているため、サドルの70mm幅部分をすぐに目視確認できます。ツールの横に小さな突起物を設けています。この突起物は、サドル上部と丁度ツライチになる部分に配置されています。
この突起物の先端をメジャーで計測することで、サドル高さを容易に計測することができます。
ツールの中央には、メジャーの先端部分をひっかけることで「サドル~ハンドル」の間を測定できます。ハンドルとBRPを基準としてサドル後退幅を測定することができます。
どんな時に使うの?
- ベストなサドル高を記録するとき
- 試乗会で自分のサドル高に合わせるとき
- ハンドル~サドル間を測定するとき
- サドル後退幅を記録するとき
- ミリ単位でポジションを試すとき
このように様々な使い方ができます。特に、試行錯誤の末に出したベストなサドル高を記録しておくことは重要です。また、小型軽量で持ち運びも便利なため、サイクルモードなどの試乗会でご自身のサドル高を簡単に再現できます。
サドル高を1mm単位で変える方は、BBセンターを見誤ることなく常にBBセンターとサドル上部の位置を調整することができます。
『サドル上部ツライチツール(70mm)』と『BB中央ツール』は単体で使うことも可能ですが、合わせて使用することで正確かつ効率的にサドル高を測定できます。
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