ROTORのリリースの日本語訳です。
続報というよりは、続調査です。
今回パワーメーターの動向を見ていると餅は餅屋な業界のだなと改めて痛感します。
それは以下の関係からRotor社も漏れていないということ。
測定器メーカー 対 自転車部品メーカー
Rotorは金属の成形で高い技術をもつメーカーですが測定器の技術はそこまであるのかなと疑問に思っていたところです。
SRM社はセンサーだけ供給し
シマノや、キャノンデール、カンパのクランクを用いています。
Quarq社は元々S975などに代表されるSRAMクランクメインであとはRotor、キャノンデール、LightningのOEMのスペ社のファクトクランクなどを展開していました。
Power2MAXもセンサーだけ供給し同様で一番多くの対応クランクがあります。
P2Mのセンサーも自転車屋さんが出しているわけではなくドイツの計測器メーカーが片手間で開発しているのは以前紹介しました。
やはり日本でいうところのパイオニアがパワーメーター出す感じといったイメージをするとより良く理解できるのかなと思います。
では今回のRotorのパワーメーターはどこの測定器メーカーなのでしょうか。
自社開発はあり得ませんし、そんな技術開発を今更一からはあまり現実的ではないです。
それはリリースの和訳から読み取ることができます。
*以下和訳
Rotor Powerはあなたのトレーニングに革命をもたらします。
Rotor社が特許を取ったRotor Powerクランクはあなたのトレーニングの質と
体験をより良くすることができるでしょう。
Rotor Power Crankは標準の3D+ MAS crankよりも僅か30g増であり
恐らく、世の中のパワー測定機器の中で最軽量の選択肢です。
RotorPowerCrankは、科学的な知識を有する、
実績のある2つの製品の組み合わせています。
それはRotorの3Dクランクと、高く評価されているスタジオAIPのシステムです。
これら豊富な技術蓄積から、ROTOR POWERは他の古いパワーメータではない事は明らかです。
ROTOR POWERは2つの機能を有しており、超正確であることと、
左右独立したパワーメータであることです。
これらは他のパワーメータが提供できない程の品質をあなたにもたらします。
・左右のパワーバランスの測定
・独立した正の出力と負のパワー出力
8つの歪みゲージは卓越した高精度でそれぞれのクランクの変化を測定できます。
本文にもあるとおり、やはりAIPという測定器メーカーと組んでいます。
今回ネットで海外のニュースサイトを探しても探してもまだ情報がなかったです。
ですが、
次期Rotor powerクランクのセンサー部分のみに絞った技術資料を見ていると
そこに書いてある抜粋すべき特出した内容がありました。
センサー精度0.25%
左右独立センサー
マイナス方向の力を測定
という内容。
理系な方は小数点が移動する事でどれほどの精度が上がるかは想像するに容易いと思います。
完全な左右独立センサーはアナウンスされていませんが、技術資料をみていると私は確実だと思います。
あとはマイナス方向の測定ができるという事。
これは実装されれば革新的な機能です。
Quarq redの左右バランスの測定はシリアルであるのに対し、Rotor Powerクランクに搭載されるセンサーはマイナス方向の測定ができる、パラレル構成。即ち引き足でのプラス方向のロスが測れるということなので、ペダリング時の無駄を測定できるということです。
まだ全部目を通しているわけでもなく、
正式アナウンスもまだなので、想像の域を超えませんが、
Rotorと協業しているこの測定器メーカーの資料なので大枠からは外れないと思っています。
今から訳して明日にはまとめてかけるかなと思います。
んじや。