ROTOR POWER CRANKに搭載されるはずであろうA.I.P社のMEP SYSTEMについてです。
なお、書く内容はRotorからのアナウンスではなく、まだ未確定な部分を自分で勝手に調べて書いているので、話半分に読んでいただけると助かります。
正式リリース後に全くちゃうやんかガセネタ言うなと言われそうですが、
発売されるパワーメーターに搭載されるセンサーについて、現段階で搭載されている機構だけにフォーカスしていますので大方概要は読み取れると思います。
調べているとその機構にワクワクします。
恐らく
次期Rotor power crankに搭載されるであろうセンサーはイタリアに拠点を置く電子機器メーカーの
Studio AIPのMEP Systemです。
このセンサーの特徴は、先日ブログに書いたとおり、超高精度の歪センサーを搭載しておりその精度は2010年に販売された製品スペックから読み取れる精度は
0.25%
これはSRMやパワータップの1.5%とは既に値の土俵が違うので「比べてはいけない」超高精度センサーです。小数点が一つ移動するということは、同じ土俵で物事を考えてはいけないぐらいにインパクトのある事ですが、ここでは「もうすげぇ正確。」なくらいに思っておけばいいんじゃないかなと思います。
今回もパワーメーターの記事の最後の締めの言葉で使おうと思っていますが、「いくら正確でも練習しなきゃ意味ない」という事ですが、機材としての興味と仕組みついては別腹と考えていますのでそこら辺は割りきって書いていこうと思います。
MEPシステムの特徴をまとめると以下のとおりです。
MEPシステムの概要
MEPシステムの革新的な機能の一つとして、左右独立したセンサーから成り立っており、それら独立したセンサーはクランクにかかるサイクリストの力を分割して測定することができます。
MEPシステムの測定結果
各MEPシステムはそれぞれ独立しており、MEPシステムの精度は +/- 0.25%です。
また、右左で測定が可能で、ペダリングの踏み足、引き足のちからを測定することができます。また、引き足中におこる反する力の測定も可能です。
これらのデーターはブルートゥース(Ant+)でスマートフォンやWindowsPCに転送できます。
FJT:実際のペダリング中の回転とは逆方向に働く引き足時の”ネガティブ”なパワーは波形としてスマートフォンにリアルタイムに表示されていました。
MEPシステムの測定精度
MEPシステムの測定精度は、Servocontrolled Test Rig (STR)と呼ばれる装置でテストを行なっています。そのテストの内容は、静的荷重下、動的荷重下においてSTRとMEPを比較し測定が行われる仕組みです。このSTRはMEPよりも高い16bitの出力測定分解精度を持っています。
MEPシステムの用途
MEPシステムは生体の測定を目的として開発されました。
MEPシステムのデーター転送速度は10kbpsです。
MEPシステムは内部でケイデンスの測定をします。
MEPシステムのキャリブレーションは最後にユーザーがクランク長と、ホイールのサイズを設定することで完了します。
なお、本システムの価格は30万ですが、
現在の市場競争を考えると15万程度でクランクセットと出てくるのではないかと思います。
また精度に関しては、価格を抑える為に精度を落とす事も企業としては考えられますが、左右独立したセンサーや、SRMやPTよりも高精度なのは間違いなさそうです。
私が勝手に調べて記載しているのでROTORに実際にMEPシステムが取り込まれるかはわかりませんが
センサー部はA.I.P社が間違いなく供給しており、機構も今回のROTOR POWERと酷似していることから
おおかたの内容には大差ないと考えられます。
あとはRotor社がどのクランク長をリリースしてくるかだけが気にかかります。
現在わかっている情報としてホローテック2、bb30、円形チェーンリングは対応可能です。
PowerTap ->; Quarq Lightning ->; Power2Max ->; Quarq Red
とSRM以外は使ってきたのでRotor Power も使ってみたいです。