■ついに超えてしまったblogの転送量
嬉しいのか、悲しいのか、アクセス数が増える毎に怯えていた、レンタルサーバの転送量・・・。月の転送量が80GBを超えてしまい、先日規制がかかったかなんか知らないけど、すごくアクセスしづらい事が有りました。(契約上50GBで制限)
今のところ、当サイト(ta36.com)と別サイト(silbest.net)を一つ屋根の下で運営しています。豊中店の村上メカニックのサブドメインも当サイトのリソースを使って運営しています。
見て貰える人に、レスポンスが速く、おまたせしない、読み込みスピードの改良を考えてまず、
↓コンテンツの読み込みスピードの分析を2週間かけて(1日30分しか時間取れないので)チューニングしました。
次のページではどんな感じで変えたのか見てきます
■1つめ:実際にはアクセスさせません
ネットワーク技術者らしくContents Delivery Networkを用いて、当サイトの本体が置いていあるサーバ(lolipop)にアクセスさせないように工夫しました。
CDNという技術は、元々動画配信の際のTrafficの分散の為に用いられていましたが、2000年代前半か徐々にWEBの技術でも使われています。オバマ大統領就任時のライブストリーミング配信の負荷をさばく為に、使われた技術であることは有名です。その技術をBlogに使おうって話です。
そのかい有ってか、blogにアクセスしたときの反応速度を二倍に、Googleのサイト評価と言うものがあるんですが、DからBにあがりました。(いかにいままで適当なページだったことか・・・汗)合わせて、技術的な改良は仕事みたいなものなので良かったのですが、契約している、サーバがどこにおいてあるかも重要なことなんです。
■2つめ:サーバの地理的要因を考える。
サーバがどこにおいてあるの?という話はアクセススピードに関係して、非常に重要です。ウエブページにアクセスする際には、まず家の回線から(若しくはスマホ)から契約しているプロバイダの通信網に入り、インターネットにアクセスします。アクセスの足回りは光ファイバーだったり無線だったり様々です。そこから実際のウエブページにアクセスする際に、例えば、大阪の家からアメリカに置いてあるサーバへのアクセスは、およそ200ms~300msの通信遅延が発生してしまいます。ちなみに大阪から東京の通信遅延は3msぐらいです(多分)。
実際今契約しているロリポの通信経路を見てます。
さらっと読んでもらって構いません。いくつもの通信設備を経由して目的のblogにアクセスしているんだって事が、わかればよいと思います。
traceroute to rbs.ta36.com (210.172.144.10), 30 hops max, 40 byte packets
1 210-167-64-65-gw.harenet.ne.jp (210.167.64.65) 0.400 ms 0.317 ms 0.285 ms
2 210.167.87.153 (210.167.87.153) 0.327 ms 0.269 ms 0.191 ms
3 210.138.132.233 (210.138.132.233) 0.234 ms 0.276 ms 0.234 ms
4 osk004bb09.IIJ.Net (58.138.98.202) 3.457 ms 3.454 ms 3.449 ms
5 osk004bf01.IIJ.Net (58.138.81.121) 3.408 ms osk004bf00.IIJ.Net (58.138.82.153) 3.481 ms 3.770 ms
6 tky001bf00.IIJ.Net (58.138.81.89) 12.659 ms tky008bf00.IIJ.Net (58.138.81.81) 12.461 ms tky009bf00.IIJ.Net (58.138.81.209) 10.859 ms
7 tky008ip59.IIJ.Net (58.138.82.62) 12.367 ms 12.351 ms 12.355 ms
8 210.130.144.94 (210.130.144.94) 11.654 ms 11.156 ms 11.629 ms
9 218.223.68.234 (218.223.68.234) 13.126 ms 13.916 ms 14.142 ms
10 202.94.193.145 (202.94.193.145) 13.335 ms 13.888 ms 13.096 ms
11 b8-e-1-2-0.interq.or.jp (210.172.131.118) 13.149 ms 13.187 ms 12.733 ms
12 c7-e-1-1.interq.or.jp (210.172.191.122) 12.408 ms 13.101 ms 12.874 ms
13 g-pb1-e-0-1.interq.or.jp (210.172.130.14) 24.368 ms 14.455 ms 26.933 ms
14 imap4.lolipop.jp (210.172.144.10) 12.847 ms !<_10> 12.363
ms !<_10> 13.066
ms !<_10>
インターネットをする人がどこに居て、契約しているプロバイダーが何かによって経路情報は異なります。見た感じ大阪のプロバイダーが管理している通信網に入り、東京に行ってるようです。その際におよそ3msの通信遅延が12msになっており距離遅延の影響を受けていることがわかります。その後は別のプロバイダーの通信網に入り、ウエブページにアクセスするといった流れを踏んでいるようです。
このようにサーバが置いてある場所によってアクセスするスピードがms単位で異なってきますが、大阪、東京どちらにサーバを置けるのかはその契約プランに寄ります。私の次のブログは大阪ビジネスパークに置いてあるようです。
色々と試行錯誤はしたんですが、アクセス増加に伴うデータ転送量の増大でやっぱりサーバ移転は避けられませんでした。
そこで、国内では早いと言われているバックボーン通信回線を持ち、十分なサーバスペックを有するレンタルサーバーを契約しました。
■3つめ:契約したサーバ
通信速度:232Gbpsのバックボーン
サーバスペック:Xeon E5-2430L ( 2.00GHz )
メモリ:16GB
HDD:100GB
OSはLinuxですがそこはあんまり重要じゃないです。残念なのは、Apacheが動いているんですが、Wordpressメインで使うならNginxの方がスピードが望めるので、そちらにして欲しかったですが、今は貸してくれるところが無さそうですね。恐らく企業のノウハウが少なく実績がないと思われるのでいくら高速化がアピールできても採用していないようです。
あとは移行するだけですが、まずは実験的に、Silbest.netをカリカリにチューニングしてそのノウハウをためました。その御蔭か、Googleのサイト評価は最上位のA、Yahooの評価もAでした。ちなみ当ブログのサイト評価はBとCです。その結果を用いて各メンバーの個人ブログに反映する準備がやっとできました。
■4つめ:現実に目を向けるw維持費
サーバ運営費:12ヶ月 15,750円
ドメイン維持費980x2=1,960円
1年にかかる当サイトの運営費を計算してみました。
当然上記の設備をタダで貸してくれるIT社畜をかかえるブラック企業なんてありません。1日換算すると17710/365=48円です。
一日で計算すると結構割安ですが、チリも積もればですね。趣味で運営しているサイトなので人様からお金をとることができません。なのでモチベーションを挙げるために2つのことをしました。
■5つめ:評価システムの導入
拍手に変わる☆の導入。
気づいた方がおられるかもしれませんが、ブログの記事に星マークを付けました。星マークといえばシルベ(略 ではないですが、Amazonの評価システムを参考にして真似てみました。拍手ボタンですと、拍手数はでますが、押したあとに別のサイトに飛んでしまうことや、結局その「記事が良ければ拍手」ということもあり、もし良くない記事であれば拍手が少ないという、仕組み自体の限界が有り、導入を見送っていました。
今回導入した仕組みは、皆さんに5段階評価を付けてもらって、悪い評価も、良い評価も頂戴しようという仕組みです。評価は重複投稿を避けるため、CookieとIPアドレスから判断しています。また、評価数が多い記事を集計し、右側のウィジェットにランキングとして、表記できるように今後対応予定です。
というモチベーションをあげる仕組みを導入しました。
広告はまぁ、あてにはしてません。管理費差っ引くと1日8円の赤字ってところでしょうか笑
おそらく近日中夜中の2~3時に1時間くらいブログにアクセスできなくなると思いますが(理由はDNSのネームサーバー変更)、今後とも快適に使えるような作業をしてますのでまた時間を改めてアクセスお願いします。
まずは評価システムを使って☆つけてみてください。