2010 ジロ・デ・イタリア リザルト

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1位 ブラドレー・ウィギンズ チームスカイ
2位 ブレント・ブックウォルター BMCレーシングチーム
3位 カデル・エヴァンス BMCレーシングチーム

うわー。BMC強いなぁ。うちのSLXも今年はかなり精力的なのでたのしみです
今回は特に目立った機材は有りませんでしたが、SHIMANOのPROTOTYPEについて変化が。。


チームスカイのホイールがSHIMANOのプロトタイプでPROシリーズのロゴでPRO totype って書いてあった。
その他にもプロトタイプが3種類ぐらい有った。

HED H3似の PRO totype (でっかいベンツみたいなカーボン3本で支えるタイプ)
Spinergy RevX似の PRO Totype(手裏剣みたいな十字カーボン)
あとはC50とカラーリングされていないPRO totypeのC75?使っていたようです。

あれは同じチームでもホイール違っていたから好みの問題なんだろうか。

ジロ・デ・イタリア2010 第1ステージ

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マリアローザを獲得した最速ウィギンズ グランツール初のステージ勝利

5月8日、アムステルダム市街の個人タイムトライアルで争われたジロ・デ・イタリア第1ステージは、ブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チーム スカイ)が2位に2秒差をつけ、自身グランツール初のステージ優勝を挙げマリアローザに袖を通した。

ゴッホ美術館や国立博物館に囲まれたミュージアム広場をスタート: photo:Kei Tsujiゴッホ美術館や国立博物館に囲まれたミュージアム広場をスタート: photo:Kei Tsuji
アムステルダムの中心市街がジロ第1ステージのコースに: (c)CorVosアムステルダムの中心市街がジロ第1ステージのコースに: (c)CorVos観客が詰めかけた大通りを駆け抜ける: photo:Kei Tsuji観客が詰めかけた大通りを駆け抜ける: photo:Kei Tsuji

イタリアではなくオランダがスタートとなった101年目のジロ・デ・イタリア。第1ステージは「水の都」と呼ばれ、運河が張り巡らされたアムステルダム市 街の平坦なコースを駆け抜ける8.4kmで争われた。
UCI規定では「プロローグ」と呼べるのは8kmまでの個人タイムトライアル。これを400mオーバーしているため、第1ステージという扱いだ。

スタート地点はチームプレゼンテーションの舞台でもあるムセーウム広場。そこから13カ所のカーブと8カ所の緩やかなカーブを経て、1928年にオリン ピックのメイン会場となったオリンピスフ・スタディオンの近くにゴールする。

ローラー台でアップするトマ・ヴォクレールと新城幸也(Bboxブイグテレコム): photo:Kei Tsujiローラー台でアップするトマ・ヴォクレールと新城幸也 (Bboxブイグテレコム): photo:Kei Tsujiオランダは天候が優れない「北」特有の春 の天候が続いていたが、この日も曇時々雨。軽く冷たい雨が続き、コースは半分ウェットな状態。
そしてアムステルダムの市内にはトラムが縦横無尽に張り巡らされており、線路を斜めに跨ぐ危険箇所が数カ所ある。石畳に加え曲がりくねったトリッキーな コースは、リスクとの戦いにもなる。

第1走者のマティアス・ルス(ドイツ、チームミルラム)から最終走者のアンドレ・グライペル(ドイツ、チームHTC・コロンビア)まで、基本的に1分毎の スタートで、最後の22選手だけ2分毎のスタートとなる。

スタート台を駆け下りる新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム): photo:Kei Tsujiスタート台を駆け下りる新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム): photo:Kei Tsuji前半、沈黙を破り鮮烈なタイムを残したのはグスタフエリック・ラーション(スウェーデン、サクソバンク)。 2009年世界選手権個人TTでは普段チームメイトのファビアン・カンチェラーラ(スイス、サクソバンク)に次いで2位となったラーションが10’25” のタイムを出す。

2秒差で続くのは個人TTのイタリアナショナルチャンピオンジャージに身を包んだマルコ・ピノッティ(イタリア、チームHTC・コロンビア)。

時折雨が強さを増し、後半にスタート時間が集中している優勝候補選手たちには不利な状況になったと思われたが、悪条件をものともぜず、続々とタイムが更新 されていく。

サプライズな走りを見せたのはブレント・ブックウォルター(アメリカ,BMCレーシングチーム) だ。
大きく身体を揺らしながら重いギアを踏み、トップタイムに君臨していたラーションのタイムを5秒上回る10’20″をマーク。
ブックウォルターはまだ欧州ではおもだった勝利がない無名選手。1984年生まれで、2008年にプロ入り。180cm 70kgの恵まれた体格を持ち、2006年にはU23個人タイムトライアルアメリカナショナルチャンピオンに輝いている。2009年ツアー・オブ・ユタ (アメリカ)のプロローグで勝利しているが、欧州のトップレースで目立った成績を挙げたことはないダークホースだった。

中盤まで暫定トップを維持したグスタフエリック・ラーション(スウェーデン、サクソバンク)はステージ8位・7秒遅れ: photo:Kei  Tsuji中盤まで暫定トップを維持したグスタフエリック・ラー ション(スウェーデン、サクソバンク)はステージ8位・7秒遅れ: photo:Kei Tsujiクリスティアン・ヴァンデヴェルデ(アメリカ、ガーミン・トランジションズ)はステージ45位・26秒遅れ: photo:Kei  Tsujiクリスティアン・ヴァンデヴェルデ(アメリカ、ガーミ ン・トランジションズ)はステージ45位・26秒遅れ: photo:Kei Tsujiペッリツォッティの欠場によって急遽出場が決まったヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス): photo:Kei  Tsujiペッリツォッティの欠場によって急遽出場が決まった ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス): photo:Kei Tsuji

オランダ人選手が地元オランダ人観客の大声援を受けるなか、オランダ人でもっともいいタイムを出したのはヨス・ファンエムデン(オランダ、ラボバンク)の 10’27″だ。直前のオスカル・フレイレ(スペイン)の欠場決定により出場が決まったが、最終的には9位にとどまった。

トップタイムを叩き出したブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ): photo:Kei Tsujiトップタイムを叩き出したブラドレー・ウィギンズ(イギ リス、チームスカイ): photo:Kei Tsujiそして真打ち登場! 白基調のイギリス個人TT ナショナルチャンピオンジャージに身を包んだブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)が、集中しきった表情でコースに飛び出して行く。低いハン ドルのエアロポジションで、長い脚を正確な回転運動で刻むそのリズムは圧倒的で、10’18″をマークした。

対して、続くイギリス人のデーヴィッド・ミラー(イギリス、ガーミン・トランジションズ) はウィギンズに6秒遅れの10’24″に終わる。「真のイギリス人対決」と予想されていたが、ミラーとしては失敗のタイムトライアルだ。

そしてもうひとつのサプライズと言っては失礼だろう、カデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム)が安定した走りでウィギンズに2秒遅 れの10’20″をマーク。最終的には3位に。
ジロで唯一の「確実に優勝候補と言える選手」と形容されるエヴァンスは、リスクを犯さずに、その好調ぶりを存分に披露する形となった。

リエージュ~バストーニュ~リエージュを制したばかりのアレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ)は勢いある走りで10’23″をマーク し、最終的には4位となり、こちらも好調がつづいていることを証明した。ドーピングによる出場停止期間を明け、カムバックを果たしたばかりのヴィノも、こ のジロの優勝候補だ。

コーナーを攻めるカデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム)ステージ3位・2秒遅れ: photo:Kei  Tsujiコーナーを攻めるカデル・エヴァンス(オーストラリ ア、BMCレーシングチーム)ステージ3位・2秒遅れ: photo:Kei Tsujiアレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ)はステージ4位・5秒遅れ: photo:Kei Tsujiアレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタ ナ)はステージ4位・5秒遅れ: photo:Kei Tsujiチームメイトのウィギンズから5秒遅れのステージ5位に入ったグレゴリー・ヘンダーソン(ニュージーランド、チームスカイ):  photo:Kei Tsujiチームメイトのウィギンズから5秒遅れのステージ5位 に入ったグレゴリー・ヘンダーソン(ニュージーランド、チームスカイ): photo:Kei Tsuji

新デザインのポイント賞ジャージに袖を通したブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ): photo:Kei Tsuji新デザインのポイント賞ジャージに袖を通したブラド レー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ): photo:Kei TsujiBMCレーシングチーム のブックウォルターとエヴァンスに2秒差をつけて優勝したウィギンズ。これが自身初のグランツールでの初のステージ優勝だ。そして初めて袖を通すマリア ローザ。昨年のジロは開幕ステージのチームタイムトライアルでトップに立ったチームコロンビアのマーク・カヴェンディッシュ(イギリス)がマリアローザを 着たが、結果、2年連続でジロ開幕ステージでイギリス人がマリアローザを獲得したことになる。

日本期待の新城幸也(Bboxブイグテレコム)は152番スタートし、ステージ108位の結果。国際映像TVカメラが一度もその姿を映さないという(日本 のファンにとっては)許しがたいハプニングはあったが、落車もなく無事2つめのグランツールへのスタートを切った。
その勇姿、ウォームアップ中の様子などは、現地直送のフォトギャラリーで確認して欲しい。

ジロ・デ・イタリア2010第1ステージ結果
1位 ブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ) 10’18”
2位 ブレント・ブックウォルター(アメリカ,BMCレーシングチーム) 10’20”
3位 カデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム) 10’20”

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