シマノ初のパワーメーターFC-R9100-Pがついに7月から発売される。驚いたのは「クランク単品売り」が存在していたことだ。今まではチェーンリングセットでしか購入できないと予想していたが、ここにきてチェーンリング抜きの製品を出してきたのである。
そのパワーメーター内蔵クランクのみ価格は137,590円だ。もはや価格戦争に突入しようとしているシマノパワーメーターFC-R9100-Pについて見ていく。
FC-R9100-P
その前にこちらは先日私が撮影してきた、新型デュラエースのカットサンプル。現在大阪のグランフロント内のシマノスクエアに展示されている。このように中空になっており、余裕でセンサーを埋め込むことが可能になっている。
7月に発売されるFC-R9100-Pの詳細は以下のとおりだ。
- パワー計測
- パワー左右バランス
- ペダルスムーズネス
- ケイデンス
- トルクエフェクティブネス
- バッテリー残量情報
- ANT+
- 重量増70g
- リチウムイオンバッテリーBB軸内に搭載
価格は以下の通り。
- FC-R9100-P パワーメーター内蔵クランクのみ:137,590円
- FC-R9100-P パワーメーター内蔵155,155円
シマノが発売するパワーメーターは当初20万円ほどとの予想だった。しかしここにきてペダリングモニターとのセットより安価に対抗してきたのだ。
2016年4月2日にフランスの大手ニュースサイト「matosvelo」がすっぱ抜いた時、シマノパワーメーターの公式発表は6月30日、価格は1000€(約13万前後)になるのではないかと報じていた。海外の複数の別のサイトも同様のリーク情報を報じており、今から振り返ると信憑性の高い情報であったことがわかる。
なお、シマノのFC-R9100-Pは効率の測定や、パワーデーターを管理するソフトは社外品になる可能性が高い。いずれにせよ巨人シマノがいよいよパワーメーター界に進出してきたことから、市場が大きく動くことは間違いなさそうだ。