photo:Hideaki TAKAGI (シクロワイヤードより)CM1 キャプテン(㈲村上建具MTBteamhighlander)が優勝
先日開催された関西シクロクロスのくろんど池において、チームキャプテンがCM1優勝を飾った。シーズン開催直後から腰の持病も有り、キャプテン自身の成績は芳しくなかったのは事実だ。しかしここにきて、泥とスリッピーな路面で有名なくろんど池で今シーズン初勝利を飾った。
くろんど池はテクニカルなコースだ。池とMTBのコースのようなレイアウトを併せ持つ。もちろんシクロクロス車でも走れるが、泥処理、下りのテクニックで差がつくコースである。そこでチームキャプテンはMTBで鍛えたテクニックを思う存分発揮した。
確かに以前よりも、フィジカル面の力は落ちているかもしれない。しかし、シクロクロスはフィジカル、テクニック、メンタル全ての三要素が結果に反映される興味深い競技である。それらのバランスが、今回一つの結果を手繰り寄せたと言っても過言ではない。
恐らくロードのテクニックだけでは、太刀打ち出来ないコースだったと推測している。先日二人で箕面の下りを練習していたが、あそこに比べたらくろんど池の下りはイージだったのだろう。くろんど池の試走の段階でもキャプテンから「楽しいコースやで」との報告があった。
なお優勝までの一部始終は、キャプテンのブログにレースレポートが記載されているので参照して欲しい。
この日嬉しいことがもう一つあった。関西シクロクロスで特にデザインに賛否両論(最近は非常に好印象だ!)がある「村上建具ジャージ」であるが、新しいワンピースで初勝利を飾っている。もちろん今回もカオスなデザインであるが、胸の「村上建具」を全面に押し出しグリコポーズを決めている。
そこで今回は、すこし謎に包まれた「村上建具」について記してみたい。
photo:Kei Tsuji (シクロワイヤードより) C1 6位に入ったまつけん氏(有 村上建具)
シクロクロス会場でまれに聞かれることがある。「村上建具ってなんですか?」という事だ。残念なことに「建具屋」を本業とするメンバーは居ない・・・。IT系、金融業界、広告代理店、さらには大阪を支える全く関係ない選手で構成される。
ではメカニックの村上が建具屋なのだろうか。それは正確に言うと違う。ではなぜ・・・。「村上建具」とはメカニックの村上を育てたご両親の建具屋へのリスペクトを込めて
「村上建具」なのだ(自転車工房ハイランダーにすればよいのに!)。
しかし、登録名はきちんと今回シクロワイヤードにもある通り「㈲村上建具 MTB team highlander)」とある。いや、待って欲しい。何度も確認したのだが、メカニックの「自転車工房ハイランダー」という文言は(今気づいた)こちらにも全く書かれていないではないか!
よく考えたら広告的な要素はゼロである。御存知の通り、結構適当なチームなのだ。しかし、全員真面目に走っている事はリザルトから見て取れよう。そして当のメカニックもチーム名やジャージのデザインなんてどうでもいいと思っている(ただ私は、662さんやTONICさんみたいなオシャレなジャージも着てみたい!と走りながら心のなかで叫んでいる!)。
しかし、ロード時代から寝起きをともにし、同じ釜の飯を食べ、全国のレースを転戦してロードのいろはを教えてくれた先輩たちにリスペクトを込めてジャージを「着させていただいております」と、ここで宣言しておきたい。
さて、次回は私もこのデザインに定評のあるワンピを着て関西シクロクロスに出場予定だ。
もはや罰ゲームの領域に昇華した「村上建具」ワンピースである。
( ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)
「前へ!」・・・、後ろの選手に言うてどないすんねん・・・。
村上建具にアツい応援とヤジの程をよろしくお願いします。
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