あのマイナビニュース(毎日新聞社関連)に我らがパイオニアペダリングモニター(通称おにぎり、じゃなくてペダモニ)のヒストリーが掲載された。開発者の藤田さん(私ではない)が登場し、パイオニアペダリングモニターの紆余曲折の歴史を振り返っている。
内容は、私達が知らなかった事実で埋め尽くされていた。今や、性能、精度、信頼性、保守すべての面で高いレベルに位置しているペダモニも、当初は使いものにならず、プロチームからダメ出しを食らっていたことも克明に記されてる。
数名の選手を対象に、テスト使用が始まったが、そこからは悪戦苦闘が続いた。「出力の計測精度が低い」「壊れやすい」「ソフトウェアをもっと安定させられないか」と様々な注文がついた。
といった苦労話や、
そもそも舗装路ではなく、石畳の上を走ることさえある。「自動車用の試験機を使っていましたが、パワーメーターの試作機が受けたGは桁違い。数値は測定不能、値はMAXを示していました」(碓井氏)。
といったような裏話も書かれている。そして、あの話題「シマノパワーメーター」についてもついに、パイオニアが言及した―――。
パイオニアとシマノの戦い
後半では「シマノ参戦でパイオニア自転車事業に訪れた危機 – パワーメーターの話
シマノVS.パイオニア」と題して、国内メーカーどうしでパワーメーターという市場をどう戦うか、製品の差別化は何か、そしてパイオニアが思っていることを、率直に書かれている。
言うなれば、後発のシマノはパイオニアが経験したような、現場での問題や改善点など、様々なデーターを取っていくのだろう。そしてペダリングモニター機能が無いパワーメーターとしてどのように振る舞うか。そして解析面(シクロスフィア相当のクラウドサービス)に対してどのような手を打つのか。
この戦いの行方はまだ誰も知らないが、パイオニアの中の人が顔出し登場し語った貴重な記事を是非読んでいただきたい。
第一回:「あのパイオニアがなぜ自転車事業を始めたのか – パワーメーターの話」
第二回:「パイオニア、試行錯誤が生み出した奇跡 – パワーメーターの話」
第三回:「“ペダモニ”のパイオニアになれた理由 – 自転車パワーメーターの話」
第四回:「シマノ参戦でパイオニア自転車事業に訪れた危機 – パワーメーターの話」
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