パイオニアペダリングモニターの新型を購入前に知っておきたい10のこと

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新型ペダリングモニターは買いなのか

私は、パイオニアペダリングモニターを長らく使用してきた。先般のブログ記事でも紹介したが「ある種の完成系パワーメータ」と言える。価格、性能は他のパワーメーターと比べても見劣りしない。

それどころか、海外のレート高騰によりパイオニアペダリングモニターは安い部類に位置している。旧型でネックであった価格面の競争力も非常に高い。

新型の予約が始まったようだが、チーム員の多くがパイオニアペダリングモニターを選択したようだ。知り合いの方ならば親身になり、新型パイオニアペダリングモニターのあれこれをお話できる。

しかしソーシャル上で多くの方から新型パイオニアペダリングモニターについて質問を頂く事が増えた。よい機会なのでここで特に質問が多いTOP10をまとめた。なお、オフィシャルの解答ではないことはあらかじめご留意頂きたい。

いち個人のユーザとして購入の判断材料としてみていただけたら幸いだ。
パワーメーターエバンジェリスト()として少しお役に立てるかわからないが、購入前に知っておきたい10のことを記しておきたい。

その1 新型ペダリングモニターをFC-7900で使えるか

新型ペダリングモニターはFC-7900で使えない。FC-7900で使う場合は旧型を選択する必要がある。その場合はマグネットリングになる。新型ペダリングモニターが対応しているクランクはFC-9000とFC-6800である。

正直パイオニア社は新型と旧型というわけ方をしていないが、事実上の上位モデルは新型ペダリングモニターであろう。すべてのマイナス要素(タイラップ、BB回転問題)を払拭したモデルになっている。すべてというと一部のトレックユーザーから反感?を買うので補足したい。

BB下のリアブレーキのダイレクトマウント式には対応していないということだ。実際にどうなのかは当チームのショップがトレックを扱っていないし回りにトレックユーザーが少ないので事実関係は不明である。しかしそのような情報が上がってきており、実際に干渉するらしい。

その2 全部11速にしなければならないか

FC-9000とFC-6800を使うということは11速のコンポーネントということである。実際にシマノが公開している各コンポーネントの互換情報を確認する。すると、11速は11速内で完結している。いわば10速と互換性がないということだ。

とすると、コンポーネントを総入れ替えする必要があるのか。そんなことは必ずしもない。確かに店舗側はメーカーが互換性を保障していない(実際は動くが)物を「動きます、使えます」とは言えない立場である。

しかし、それを言い出すとROTORやRIDEAやOSYMETRIC等はそもそもシマノの互換性情報にすら掲載されていないので使用するどころか全滅するだろう。したがって、FC-9000やFC-6800に変えたからといって、フロントディレイラーとリアディレイラーを必ずしも変える必要は無いのである。

ただし、何度もいうがメーカーとしては動作保障をしていない。(使えるが)

その3 楕円は使用できるか

使用を保障しない、とメーカーは解答するだろう。今回の新型ペダリングモニターはFC-6800とFC-9000のチェーンリング向けに作られている。だから社外品の楕円を用いて確からしさを保証するリスクは負わないはずだ。

それでも使いたい(私みたいな)人は少なからず居るはずだ。RIDEAと初期型のパイオニアペダリングモニターはチェーン落ち防止ビスと干渉していた。したがってRIDEAのチェーンリングは180度逆さに取り付ける必要があった。

おそらく新型はこの点も修正してきている(はず)だ。各センサーのBOXなどは小型化されており、各社のチェーンリングについても対応していてほしい。

その4 クランクとセット売りなのか

国内は別売である。むしろ好ましい結果になった。当ブログのお決まり飛ばし記事内では海外向けパイオニアペダリングモニターはセット売りと報じた。国内においてはクランクは今使っているものを流用すればよい。

したがって既存の9000や6800を使っているパワーメーターに興味のある人が流れ込む可能性が考えられる。海外ではクランクとセット売りのようだ。むしろ既存ユーザーからすると逆にセット売りされなくてホッとしていることだろう。

その5 パワータップと比べて精度はどうですか

出力に遜色ない。当チームのE1選手もパワータップから乗り換えた。大きくは狂わ

ない。「パワーメーターは宗教だ」という言葉を私はよく使う。どのパワーメーターの精度を信じるか(信仰するか)はサイクリスト次第だ。

元々何か指針となる測定器からの精度として表された値が、各パワーメータの測定精度である。だからそもそもパワーメーターとパワーメーターを同時に使い比較する意味はない。しかしデーターとしてどうなるかは実験し比較する面白さがあるので、当ブログでは頻繁に行っている。

その6 旧型から何が変わったのか

旧型のペダリングモニターはバッテリー部をタイラップで固定していた。しかし新型はチェーンリングのボルトネジ間で鉄のプレートを「ワタリ」にし頑丈な鉄の台座に改良されている。その台座からバッテリー部を3点のボルトで固定する構造に変更された。

これによりタイラップで固定するよりも、よりスタイリッシュな装いになっている。そしてパイオニアペダリングモニターが1つの欠点「タイラップ問題」は新型ペダリングモニターにおいて完結したことになる。

また、新型パイオニアペダリングモニターは、マグネットリングか廃止された。マグネットパッチをシートステイに取り付ける構造に変わった。ある位置情報を記録し各角度を検出している。

パイオニアペダリングモニターの欠点二つ目であった、ボトムブラケットの回転によるベクトル表示が狂う問題は解決された。具体的にはパイオニアペダリングモニターの問題というよりもスギノのBBの問題といえる。

その7 サイコンは新型と旧型どちらを選ぶか

新型SGX-CA500と結論づけたい。なにより軽い。そしてオートラップ機能が追加されている。sgx-ca500は横型のedge500と以前の記事で紹介した。EDGE500にペダリングモニターのベクトル表示ができるサイクルコンピューターと言える。

液晶は旧型(というには高性能だが)の場合カラーであるが、SGX-CA500はモノクロ液晶になっている。しかしそれらは全く問題ない。ベクトル表示は「ベクトルの長さ」と「ベクトルの向き」と「プラスかマイナスか」が解れば良い。

必要な情報は全て積まれた本機は、値段を考えると買いだ。

その8 新型の情報を知る3日前に旧型を買ってしまいました

・・・なんともコメントしづらい内容である。

仕方ない、という一言で済まされない額だからだ。どんなデバイスでもそうだが、特にPCなどの場合は製品サイクルが非常に速い。1年後には旧型・・・、ということも珍しくない。しかしパワーメーターの場合はそれらとは異なる。一度買うとずっと使う可能性が高い。

だからよりいっそう憤りを感じている方が多い。この変については、どうしようもなさそうなので、諦めるしかあるまい。ただそんな人達の気持ちはよく理解できる。

その9 FJTさんは買うんですか、買って人柱になってください

私が新型を買っても何も面白く無いだろう。Power2Maxのように得体のしれないパワーメーターを試行錯誤して記事化することが面白かったのだ。それとは全く異なり、完成されたパワーメーターとして新型は登場する。

ただ、新型は喉から手が出るほどほしい。私が今後行うべく課題は、既存のパイオニアペダリングモニターのBBで問題となっているBB回転問題をどう克服するかを取り上げていくことが、一つの使命と整理しよう。その方がニッチな記事を書けると考えている。

実際OSBBの回転問題が発生している。だから新型は救世主であることは間違いない。私の場合は身近なチームメンバーの少なくとも6名以上が新型パイオニアペダリングモニターを予約した。ということは6体のモルモット(良い意味で)が身近に居るということだ。

実物は多くの(既に6~7名の)練習仲間が既に予約完了済みだから、ある種あ私が比較検証のために旧型を使い続ける必要がある。

さらに毎朝のゴーゴー練習で今後は、ウェイトレシオとプラスしてペダリング効率を競うことになる。私が期待しているのは5分間で誰が一番パワーを出せたのかと合わせて、だれが一番距離として進めたかである。それらに効率が含まれていると推測している。

またペダリングモニターを使うメンバーで同じ速度で登坂し、効率と出力、パワーウェイトレシオの関係性などを考察する事が楽しみだ。

10最後に: 重要なのはペダリングモニターを買ってから始まる

少し賢いサイクリストなら、ペダリング効率が上がってもパワーが上がるということは無いと理解しているはずだ。しかし遠くへいけるという事はサイクリストにとってとても重要なことだといえる。

我々がレースで競っているのは「誰が一番最初にゴールにたどり着くか」を競っているのだから。その上でパイオニアペダリングモニターの効率とは非常に重要なファクターになろうとしている。

1つ私は知りたいことがある。当ブログを参考に斜め読み?してパイオニアペダリングモニターを購入した、もしくは購入予定という人はどれくらい居る(居た)のだろうか。完全な私の自己満足と、意味が無いことを調査したい欲求でしかないのだが、FBページで何かしらのアクションがあると嬉しい。

ノ ← こんな感じや つπ ←でも歓迎だ。

さぁ、いよいよ新型の発売が近づいてきている。ジャパンメイドのパワーメーターはどこまでシェアを伸ばすのだろうか。

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