簡単かつ正確にサドル高を測定するツールです。
市販品のシンワ測定アル助(¥1,375円程)に、専用のサドル高測定ツールを取り付けて使用します。これまで以上に、サドル高を容易に測定できるようになりました。
¥1,375
使い方
- クランクアームを固定するボルトにツールの下側を差し込みます。
- 計測ツール(棒付き)を、サドルトップまでスライドします。
- 小窓の「TOP」の境界線を読み取ります。
何ができるの?
サドル高さを簡単かつ正確に測定することができます。
測定機を任意の高さにスライドして使用します。高さが決まれば、小窓からサドル高さを確認します。測定ツールは任意の位置で固定できるため、測定結果を保持しておくことができます。「何ミリだったっけ?」と忘れる心配もありません。
軽量で持ち運びが非常に簡単、置き場所にも困りません。1メートルと長物ですが、薄いのでちょっとした隙間に保管できます。収納時の事も考えており、サドルに接触する棒はツール本体に収納できます。
製作の経緯
サドル高さ測定ツールとしては、BBセンターに巻き尺を固定するツールも製作しましたが、「サドルトップが定まらない」、「何ミリだったか忘れる」、「巻き尺が歪む」、「使いたいときに巻き尺が見つからない」、など様々な悩みがありました。
そこで、
「確実な直尺をベースにサドル高を測定できないか」
という考えのもと、「シンワ測定アルミ直尺+サドル高測定ツール」を製作しました。イメージは健康診断で使う身長測定の装置です。サドル側のツールと、クランクの穴(シマノ、8mm(SRAM))に入るツールを取り付けて使用します。
身長測定の装置で例えると、サドル側が頭で、クランクの穴が足に相当します。
なぜ、「シンワ測定アル助」をベースにしたのかというと、
- 昔からあるベストセラーの直尺
- 昔から構造が変わっていない
- 入手性が高い
- 1メーターと長いがAmazonだと送料無料
- 実売が1,400円程と安い
- スベリ止付きで、ツール固定に好都合
- 直尺の国内トップシェアを占めるメーカーの製品
- 国産(新潟県三条市)の測定機専用メーカー、シンワ測定製であること。
シンワ測定の直尺を選んだ理由を上げるとキリが無いのですが、愛用しているデジタルノギス、マイクロゲージ、水平器(ブルーレベル)など、全てシンワ測定製です。性能と品質、構造をコロコロ変えない、という特徴が選定の理由です。
あと、ペンギンのロゴがかわいい。
余談ですが、今回のツールのベースになっているのはイタリアのツールメーカーBicisupportのサドル高ツールです。
しかし、持ち運びが重く、バイクのセッティングを前後左右水平が必須、そうしないとクランクに差し込むツールが上手く入らないなど、下準備や測定までの手間が多いツールでした。
今回作成したツールは、玄関の傘立等にも放置でき、サッと取り出せて、巻き尺を探すことなく、メモリも一目瞭然、手を放しても固定されてるなど、サドル高を測定するための心理的なハードル(ツール出すのめんどくさい)を下げる効果もあります。
その他特徴
- シンワ測定の正確な直尺を活用
- 見やすいメモリ測定窓
- 測定結果を固定したままにできる
- 小型軽量で持ち運びしやすい
- 簡易スタンドにバイクを立てかけた状態でも使える
- 巻き尺メジャーを用意する必要が無い
- シマノクランクや8mm(SRAM、ELILEE、CYBREI、MISSION)に対応
サドル高さを簡単かつ正確に測りたい、という方はいかがでしょうか。












