私だけむくんでるのか?
昨日朝練で熊野後に皆足がむくんだと口を揃えて言っていた。私もそれにもれず、浮腫みやすい体は痛くて起きてしまうほどだった。もともと血が下がりやすいのか、デスクワークが長いからかはわからないが、とにかくむくむ。
チームのあの方もやはりむくんでいた。熊野が終わった週明け、監督と二人でご飯を食べに行った。二人で食べに行くことはあまりない。やはり監督もむくんでいたそうだ。なぜだろうか。ある特定の条件下でむくむようである。
ところが、今朝はむくまなかった。色々試してみて見つけた原因を紹介したい。
偏った食事
結論から行くと、前日の食事が関係していた。酒を飲まない限り、金曜日むくむことはない。ただ、ここで確認したいことがある。「むくみ」とは一体どのような状態なのだろうか。
むくみとは、カラダの水分や老廃物が体外に排出されない状態に陥っている。具体的には、皮の下いわゆる皮下組織に過剰に水と老廃物がたまった状態である。ではなぜ老廃物や水が溜まってしまうのだろうか。
川の流れが止まっている場所では、滞留しているゴミなどが溜まる。体の中でも同じことが起こっている。川の流れに相当するものは何か。体全体に張り巡らされている血管やリンパだ。これらサイクリストが大好きな血管やリンパは、滞留しているゴミを流す働きをする。
そもそも、血液は動脈を通り全身の細胞に酸素や栄養を届ける役割を持つ。それとは別に、細胞が使い古した細胞や老廃物を静脈やリンパで「回収」する。ということは、回収できないとむくみにつながる。
ここまでは小学校の理科の話だがこのリンパ液の流れが止まり滞ると、水分や老廃物がたまりむくむ。まさに流れが止まっている川のようだ。
酒でむくむ場合
酒を飲むと間違いなくむくむ。なぜむくむのだろうか。一般的に知られているのは、アルコールの利尿作用だ。そのため体から水分が抜けて行く。結果的に血液の濃度が高くなる。ところが身体はうまくできていてそれらを阻止しようと、水分をためこもうとする。
酒を飲んだ日の次の日はむくみ靴が入らない場合がある。やはり酒を飲んだ次の日の練習は、筋肉にも影響を及ぼすので避けた方が良さそうだ。
塩分過多
私は多くの場合こちらに属する。なぜかというと、練習から帰ってくると高確率で塩分が多い寿司や、パスタ系の食事を取る。普段はあまり食べないものだ。これらには塩分が大量に含まれてるが、この点もむくみの原因としてあげられる。
塩分の多い食事は、体内の塩分の濃度が上がる。上がった濃度を下げようと、均衡を取るためにカラダは水分をためる。やはり、体とは何かしらの理由で水分を溜め込もうとするのだ。
では、それらをそもそも溜め込まないようにすれば良いのではないだろうか。昨日の食事を変え、実験してみた。
結果はすぐに出た
今日の月曜日、脚は明らかにむくんでいなかった。これは私にとって非常に嬉しいことである。やったことをまとめておこう。まずいつも練習から帰宅後、どか食いしていたことをやめた。
次に練習後に老廃物が滞留している可能性がある鼠蹊部をマッサージ。この際使った方法などは後ほど記載する。風呂にはいって五分ほど足あげて二十分睡眠。ここまではいつも通りだ。
変えたことといえば、食事ぐらいだろう。あとあまり食べ過ぎないように六時までにはこの日の食事を終えた。結果は今朝むくみは無い。個人的にわかりやすく成功した例である。
人によって原因は異なる
むくみの原因は人によって異なる。私の場合は、自分の体を注意深く見てきて、もしかしたら土日だけ違う食事にあるのではとあたりをつけた。そうすると食べ物の種類によっては、むくみの原因になる事がわかった。
調べていって知ることができた良いことがある。むくませない食べ物について。タンパク質は血液中に水をとどめる働きがある。結果的に血管の外の細胞に水分が移動するのを防いでくれる。ようは、むくみにくくなる。
他にもビタミンB1だ。どこかのスポーツ雑誌にアスリートは取った方が良いと書いてあったので盲目的に接種していたが、どうやらビタミンは老廃物を回収するという働きがある。また、タンパク質を効率良く使うために一役買っている。
むくまない人にとっては、なんてことのない内容である。しかし、私にとってむくみとは、体重増加にもつながるし、体がだるくなってしまう死活問題だった。しかし、調べて見て対策を施すといくらかマシになる。
まずは、塩分を減らし、老廃物を流し、細胞にゴミを貯めない良い水の流れを作ることから始めてみてはどうか。やはり、スラリとした脚のほうが見栄えが良いし速そうである。
夏を迎える前に、見た目も良く、中身も良い脚を手に入れる為に、対策を施してみてはどうだろうか。