Power2Maxの温度耐性
韓国のPower2Maxユーザがテストしたデーターが興味深いです。Power2Maxは外気温20分の慣らし運転が必要です。4分外気温に放置後、20分間測定をしました。
- PowerTap:平均パワー271W、平均ケイデンス88rpm
- Power2Max:平均パワー260W、平均ケイデンス86rpm
- 誤差差は11W、4%の差がある
追加の実験
追加実験の理由はパワーメーターが置かれていた場所の気温です。Power2Maxは屋外のほぼ0度に近い温度で置いてあります。そして測定時に家の中に保管してありました。温度が適応にならない状態と考えられます。 PTも同様に室内で保存していました。
一般的にパワーメータは、温度に応じて算出される値が変わります。この2つのパワーメータは、同気温で十分な時間が経った状態でゼロオフセットを実施しました。また20分の走行後、結果は次のとおりでした。
- PowerTap:平均パワー278W、平均ケイデンス86rpm
- Power2Max:平均パワー279W、平均ケイデンス84rpm
- 誤差は1%
まとめ
双方のパワーメータは温度が変化をうけます。オフセットの変化にともないゼロイングが必要です。ゼロイングをしない場合の誤差は4%以上の差が出ます。Power2Maxの温度適応にかかる時間は最低15分以上です。
Power2MaxとPowerTapのケイデンス測定は加速度による推測です。Power2Max方が正確でした。この実験結果は、P2Mが正確でないというわけではありません。パワーメータは、温度が変化するとオフセットとリセットの措置が必要です。
そして、温度変化に適応した後のパワー値は、信頼できるほどの変化があります。それぞれのパワーメータは、温度の変化に対応するのに時間を要するということです。
寒いところから、暖かい所への移動は、オフセットの変化は出力が少なく計算されます。逆に、寒いところから暖かい所への移動は、元の数値より高く表示されます。つまり、気温が大きく変わる想定下において、オフセット値を変更するための作業が必要です。
自動的にオフセットの方法は以下のとおりです。
- SRM,Quarq:バックペダリング4~5回
- PowerTap,Power2Max:ペダリングを2秒以上停止。
- Vector:なし(内部処理ロジック)
Power2Maxの関連記事
POWER2MAXインプレアーカイブ