パイオニアペダリングモニター長期レポートスペック詳細と実重量を測る 【第2回】

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パイオニアペダリングモニター長期レポートではG3トルクチューブ型歪みゲージを搭載したPowerTap G3を比較対象として用いている。

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パイオニアペダリングモニター製品詳細

パイオニアペダリングモニター長期レポート第二回は、「製品スペックの詳細と、実測重量」について紹介する。前回はパワータップとペダリングモニターの実出力比較を投稿した。データーを見ると測定誤差が非常に小さい。

これからいくつものサンプルデーターを取得していき、使い方についても記載する。パイオニアペダリングモニターは予想以上にしっかりとした作りになっている。既に現段階で発売レベルに達している。

サイクルコンピューターはファームウェアアップデートが行われ、7・12にアップデートがあったばかりだ。市場にも同一ファームウェアが出てくると予想される。使用して第一印象は、書きたいことが山ほどある。

一つ一つPower2Maxの時のように積み上げて、紹介する。

SGY-PM900H90詳細スペック

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実重量は497g。上記写真は全て取り付けられた状態である。

まずは、パワーメーター側”SGY-PM900H90”の詳細なスペックについて。

  • 重量:73g
  • チェーンリング側送信機(Pioneerロゴ:通称おにぎり):60.7mm(W) x 46.9mm(H) x 21.6mm(D)
  • チェーンリング側中継ボックス装置(歪みゲージ近辺): 63.3mm(W) x 47.2mm(H) x 9.9mm(D)
  • 左アームパーツ:99.4mm(W) x 48.2mm(H) x 14.6mm(D)
  • 防水性能:IPX6相当
  • sensor通信方式:ANT+(実は別の独立した通信方式も兼ね備えている:別記事で紹介予定)
  • 電池:CR2032(200h)

上記のとおりだ。

クランクアームの実重量

まずはクランクアーム部の実重量測定からだ。全てアッセンブルされた状態では497gという実重量に収まっている。思いの外軽い歪みゲージが搭載されている。では実際に市販されているFC9000はどれくらいかというと、以下のとおりだ

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FC-9000。通常の製品版では454gという実測重量だ。

実際に比較してみると497g – 454 = 43gで非常に軽量。無視して良い重量であることがわかる。正直な所、思いの外軽いなというのが第一印象である。次のページでは反対側アームの実測重量を測ってみる。

左側歪みゲージの実測重量は205g

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左側歪みゲージの実測重量は205g

左側クランクアームの実測重量は205、市販されているFC-9000の実測重量は175gだ。205 – 175 = 30g、先ほどの重量は47gであった。合計すると 47g + 30g =73gだ。商品説明との誤差0%であり、非常に優秀な工業製品であると言える。

外部寸法

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市販のFC-9000の実測重量は175gだ。

左側クランクアームはフレームによって、干渉することがある。突き出た外形寸法だ。お使いのフレームが付けられないということも十分考えられる。その点は実際に取り付けてみないとわからない。

2013年のSPECIALIZED S-works Tarmac SL4には問題なく取り付けられている。次のページでは、その他取り付け無くてはならない部品について見て行きたい。

BBはスギノ専用品を使う

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こちらは国産スギノのBB30専用品。

BBについても専用品を使う必要があるが、特に重量面でのデメリットはない。

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ペダリングモニターsensorが内蔵されている旨の記述が

やはり国産で足回りを固める安心感はあるが、実際に取り付ける際にはメカニックの腕が必要である。村上メカニックも相当苦労していたがなんとかやり遂げた。

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Pioneerのロゴが入る。左右決まっているので注意が必要だ

ROTOR POWERとの比較

重量について。チェーンリングを抜いた状態でパワーメーターで軽量と言われているROTOR POWER の場合は588gである。かたや、FC-9000 & Pioneerパワーメーターは702gである。

単純比較するとROTORPOWERに純正チェーンリング140gを足すと、588 + 140 = 728gで26g軽くPioneerパワーメーターは登場してきた。StagesPowerが日本に入ってくるルートが無いため事実上、最軽量のパワーメーターにほかならない。

まとめ 重量は軽く干渉に注意

今回は機材の中身と言うよりは、実重量面にフォーカスして紹介した。次は細かな機能や、作りこみ具合(特にタイラップ等)について見て行きたい。正直、”これは革命的なパワーメーターかもしれない”と、使いこむ前から思わせてくれる。

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