【激安】500円の中華ブレーキパッドは使えるのか!?純正品と比較インプレッション!【良い中華】

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ワンコインブレーキパッド、500円台のブレーキパッドはブレーキが効いて実用に耐えうるのか。フロントに500円ブレーキパッド、リアにシマノ純正パッドを取り付けてテストをおこなった。

玉石混淆の中華製品の中にも「良い中華」がある。「中華パーツ≒粗悪品」というのは過去に話しになりつつある。対して、いまでこそ「日本製」は高品質の証だ。しかし、日本も過去にアメリカ製品の低品質なコピーを作り輸出していた時期がある。その時代、世界の共通認識として「日本製≒粗悪品」だった。

今でも「クソ中華」のほうが多い。いくつもの失敗をし、ドブにカネを捨ててきた。自宅に積み上がったクソ中華パーツの山に背を向けながら、良い中華との出会いもあった。「良い中華シリーズ」第2回目は、

「500円ブレーキパッド」だ。

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BUCKLOS?

BUCKLOSというブランドは日本での知名度は皆無だ。

BUCKLOSは総合コンポーネントブランドで、MTBやDHのフロントサスペンションを主力製品とし、MTBやロード用のホイール、油圧ディスクブレーキシステム、クランク、スプロケットなど、ディレイラー以外のコンポーネントのほとんどを開発し、製造している

同社は米国向けの販売展開を主力としており、ワシントン、カリフォルニアに拠点をおいている。2019年にeBayのサイクリングブランドのトップ50セラーに選ばれ、2020年には東南アジアのSHOPEE(電子商取引プラットフォーム)で「今年の優秀ブランド」賞を受賞している。

BUCKLOS Cycling: High Quality Suspension Fork, Carbon Wheels...
BUCKLOS Is Committed To Provide High Quality Suspension Fork, Carbon Wheels, Bike Components To Customers.

BUCKLOSは、このようにマーケットの規模が大きい北米で自転車パーツを展開している。今後、マーケットの規模が小さい島国の日本にも展開してくる可能性も十分あるだろう。今回の記事では、数あるBUCKLOSの製品の中でも、シマノ互換のブレーキパッドを紹介する。

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BUCKLOS セラミックディスクブレーキパッド

数あるBUCKLOSのコンポーネントの中で目立たないのがセラミックディスクブレーキパッドだ。5種類あり、実売価格は現在のレートで1ペア570円ほどと激安だ。

セラミックとあるが、セラミックとアルミ粒子の複合材料でレジンを結合剤として焼き固めている。

  • 素材:セラミック系粒子複合材料(アルミ合金とセラミック)、結合剤レジン。
  • 放熱対策:放熱フィン搭載
  • 機能:真鍮基板が効率的に熱伝導と放熱。カスの沈着を減らし、消音効果あり。
  • TL-01S:SHIMANO R9270、R8170、 M8110、M7110、R9170-R、R8070-F、R7070-F、4770-F、RS805-Fなど。
  • TL-02S:SHIMANO M9000、M9020、M987、M985、M8100、M8000など
  • TL-03S:NUTTブレーキ
  • TL-04S:SHIMANO M640、M820、M6120、M7120、M8020など
  • TL-05S:SHIMANO M9120、M8120、M7120など

R9200シリーズなど、現行のシマノブレーキ用には「TL-01S」が適合する。今回のインプレッションではTL-01SをSHIMANO BR-R9270のフロントに取り付け、リアにL05A-RF(レジン フィン付)2,670円を使用した。

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インプレッション

4日間で山岳地帯をのべ7,645m”下って”ブレーキングテストを実施した。もちろん登っている。

まわりくどい話は抜きにして、結論は以下の通り。

  • パッドが慣れるまで20~30kmほどかかる。
  • L05A-RFと比べて制動力の違いがほとんどない。
  • わずかにL05Aのほうが効きが良いと感じる。
  • 雨でも普通に効く。
  • 音鳴りはしにくい
  • ブレーキの効きに波はない
  • 総じてL05Aと大差がない目隠ししたら違いを見分けるのは困難
  • L05Aは「サー」、TL-01Sは「スー」というブレーキフィール

ざっと使ってみて「使えるパッドだな」と率直に感じた。中華パーツは粗悪品ばかりだったが、BUCKLOSは総合コンポーネントメーカーとして各種機材を展開しているがゆえ、パッドも必要十分以上の性能を備えていることを確認できた。

シマノ純正パッドのL05A-RFの2,670円であるのに対し、TL-01Sは現在のドルレートでも581円だ。4.6倍もの価格差があるが、4.6倍制動力があるわけでもない。パッドの減りも4.6倍早いわけでもない。

気持ちL05A-RFのほうが効きが良いかな、というプラシーボにも近い正確ではない性能差を感じたのも確かだ。この感覚を数値で表すならL05A-RFの性能に対し5%減の95%に近い性能をBUCKLOSのTL-01Sは備えていると感じている。

使うまでは、「ブレーキ効かなかったらどないしよう・・・」と心配だった。それもそのはず、写真にある通り1000円ローターとの組み合わせだったからだ。この不安は良い方向で裏切られることになった。

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未だ日本では知名度がゼロのBUCKLOSだが、今回試したブレーパッドは価格が純正品よりも8割近くも安い。80%offと言われると心配になってしまうが、性能を一度知ってしまえばその心配もなくなるだろう。

BUCKLOSのブレーキパッドBL-01Sは「良い中華」だ。

購入先が怪しいアリエクなのだが、中身はBUCKLOS製だ。1個買いだと送料もかかってしまい高く付くので、6個セット以上を購入しよう。6個セットがお買い得だが、バイクが複数台あれば10個セットが良いと思う(純正パッド2個分だ・・・)。

  • 1個:1,107円
  • 2個:1,583円(1個あたり791円)
  • 4個:2,536円(1個あたり634‬円)
  • 6個:3,487‬円(1個あたり581円)
  • 8個:4,440円(1個あたり555円)
  • 10個:5,392円(1個あたり539円)

私はCXバイク3台、ロードが4台あるため10個セットを買った。

消耗品のブレーパッドを安くて、ある程度の性能を備えた製品を使いたい方におすすめなブレーパッドだ。購入の際は、L05AやL03A互換のBL-01Sを買うこと。R9200やR8100といった最新ブレーキにも対応している。

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