シマノのお膝元 堺 関西シクロクロス E1 14位

スポンサーリンク

シマノのお膝元、堺を舞台にしたシクロクロス。風が強く、ド平坦な3km超のコースはロードレースさながらのハイスピードな展開が繰り広げられた。過去には全日本選手権が開催されたこともある名コースであるが、シクロクロスっぽいコースではない。

例年どおり、地形と風向きから大きな集団が形成され、一度パックからこぼれるとその後の復帰は難しい。一方で、ドラフティングが十分に効くので位置取り次第では楽に走れる場合もある。脚のある選手は突き進むのが良いが、そうでない選手はパックで走るほうが得策になる。

テクニカル区間も無く、パワーが多分に要求される。そればかりか、シマノ お膝元ということもあり脚のあるシマノレーシングの面々も毎年参加しているのだ。普段のシクロクロスとは異なるレース模様から、展開を読むのが難しいレースとなった。

スポンサーリンク

堺コース

堺は土地が広大なためレイアウトが毎年コロコロ変わる。今年は過去一番変更があり、全長は3kmを超えた。過去に舗装路を使ってスタートしていたが、ここ数年は芝区間からスタートしている。危ないし、今後も舗装路のスタートは使わないほうがいいだろう。

スタートは登っており、ギアを1枚軽くしてスタートした。左側は背の高い芝が残っており走行が重たい。左右のキワに並ぶのは不利になる可能性があると感じた。全体的にド平坦なのだが、フィニッシュライン付近はやや登っている。

登りは緩やかなのだが、レース中は何度もダッシュが繰り返される場所であり、徐々にダメージが体に及んでくる場所だ。僅かな起伏を使いながらコースが構成されているため、逆バンクになる場所がとても多い。

ハイスピードになればなるほど、逆バンク区間でグリップを失い落車が多発していた。ステップが2か所あったが、昨年のようなスピードを殺してU字ターンするステップではななく、直線をつなぐ流れの良いステップだった。

海側の階段区間はステップが2つ配置されており、飛べるライダーは乗車でクリアできるレイアウトだ。ただ、朝の試走後になぜかレイアウトが変更されていたため、知らないライダーは危なかったかもしれない。

全体的にコース幅も広く、難しいセクションも無いため60分踏みっぱなしというのはこれまで通りだ。

スポンサーリンク

E1 15位

試走前に娘のCKレースの試走を一緒に走った。初戦こそ芝が重くて走らなかったが、第2戦以降は毎レース楽しそうに走っている。坂道は押したり、降りたりして走っているが顔を真っ赤にしながら走る姿は見ていてなんともいえない気持ちになる。

娘はみんなに応援されるのを照れくさそうにしているが、内心は嬉しいようでBikinの映像に載るのも楽しみにしているようだ。だんだんと走れるようになってきているので、親としても成長を見るのはとても楽しい。

来年はジャージを作ってあげようかな。

娘と試走をしていて自分のタイヤの空気圧が高いことがわかった。空気圧は上げたいところだが、普段の1.68bar, 1.75barよりもかなり下げて前後1.50barにした。フロントはSERAC CXでリアがEDGEにした。二色の浜でこのセッティングにしてからタイヤの感触が良い。

堺はシマノ本社もあることから、シマノレーシングの選手が出場する。ハイスピードかつロードレース的な展開が繰り広げられるコースであるため、純粋なシクロクロッサーよりもロード選手向きかもしれない。

中井選手、石川選手、湊選手(元シマノ)らが出場していたが、現役を退いたコータプロが彼らよりも早かったのはCX的なロマンを感じた。世界戦を控えたたつーみ選手、ゴセ選手、バルバの寺崎選手ら格上のライダーが多数参加しているが、序盤から彼らを中心としたハイスピードが続くレースとなった。

むろん、私はついていけませんが。

スタート直後から一気にスピードが上がり、フィニッシュエリアでは強烈なインターバルがかかった。その後、一気に下ってまた立ち上がるという、序盤から今シーズン一番のハイスピードな展開になった。

ただ、このペースはずっとは続かない。ロードレースのように次第にばらけ、いくつかの集団を形成する。集団が落ち着くまでに、自分がどのパックに居るのかが重要になってくる。たつーみ選手とカイジ選手のMTBライダーコンビは頭一つ抜きんでていたが、ゴセやコータプロを先頭にしたパックも大きくハイスピードを刻んでいた。

その次のパックは10名以上の大集団に。序盤である程度の人数になったあと、前にコッシー選手が見えたためなんとか一度は追いついたが、その後いったん離れてしまったため、単独で抜け出る形で追いかけた。この時なかなか追いつかず、ダメージだけをおって集団に戻る羽目になった。

大集団にもどってからは、ダメージの回復に専念したがなかなかキツイ。前の方で大賀選手と上中選手が積極的に回しているが、それ以外の選手は(私を含め)誰も引かない、引けないという状況だった。

そのうち、シマノレーシングの中井選手を吸収して同一集団で生き残ったのは7名弱になっていた。大賀選手はかなり長い時間引いていたため、ラスト2周を残して先頭を後退、ほとんどを上中選手と2人で引いてリスペクトです。

最終周回も7人のパックのまま進んでいくが、海側に向かう直線でバラける。海側区間で集団の密度が減って、分断される形になった。後ろで走っていたが、追い上げる体力もなくそのままゴール。60分集団で耐えるだけのレースになった。

シクロクロスというよりは、緩まないハイスピードなクリテリウムという感じだった。大きなミスも無かったが、終始ぶら下がっているだけのレースになってしまった。ほとんど前を引くことはできなかったし、集団を利用するだけして最後だけ出てきてチョイ刺しするのも人としてどうかと思うので、最後は後ろで静かにゴールした。

次戦は少し週が空いて2月、いよいよ最終戦の桂川だ。10月からおよそ5か月に渡って連戦が続いていたシクロクロスもいよいよ終わりを迎える。今年は総合も圏外なので気が楽なのだが、相性が良い桂川でどこまで上位に入れるか。

桂川と言えば雨が心配だ・・・。

千秋楽桂川まで時間が空くので、今週の1/25(土)は菖蒲谷のMTB2時間耐久へ。キッズレースもあるし、何より娘が行きたいというので。MTBの練習になるので皆様もぜひ。エントリーもまだできます。聞いている限りは大賀さんやカズさんも出るらしい。がんばるぞ。

龍野マウンテンバイク協会 [要項] 2025/1/25 MTB耐久レース&ヨツバカップ in菖蒲谷
関西・兵庫の自転車レース・大会
Ads Blocker Image Powered by Code Help Pro

広告ブロックが検出されました。

IT技術者ロードバイクをご覧いただきありがとうございます。
皆さまに広告を表示していただくことでブログを運営しています。

広告ブロックで当サイトを無効にして頂き、
以下のボタンから更新をお願い致します。