2024-2025 関西シクロクロス 第1戦 御坊 E1

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photo: ARIHIRO

関西シクロクロス第1戦御坊に参加。

河川敷を使ったコースは全体的に直線が多く、テクニカルなセクションもなく、難易度もそれほど高くないパワーコース。踏み倒す感じで地脚があるほうが有利だ。こういうコースは不得意ではなく、むしろ得意なほうだと思っていたが結果的に全く走れなかった。

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レース展開なんてものはなく、後半に踏めなくなって終わってしまったレース。フィジカルなのか、メンタルなのか、正直よくわからないというのが結論。今回は特にレースレポートないです。

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問題点洗い出し

客観的に数字的な部分で何が起こっているのか5つの観点で確認した。

  • 心拍
  • フィジカル
  • メンタル
  • テクニック
  • 機材

心拍

photo: ARIHIRO

心拍から。

トレーニングの指標としてはまったく参考にしていないのだが、調子や仕上がりを確認するために管理している。調子が上がってくると低い心拍で高い出力を出せる。寝ているときの心拍も32程に落ちる。

普段のレース心拍数はおおむね60分180bpm程だ。今回のレースは後半一気に150bpmまで下がっていった。やる気がなかったのかというと違うようにおもう。過去にも同じ過ちを犯して思い出したのだが、ウォーミングアップをしない場合はこの傾向が多い。

ウォーミングアップは何となくしなかった。近場をゆるゆる走っていたが、しっかりと序盤から高強度で上げていくならウォーミングアップは必須だ。

その日の調子も見るために、ウォーミングアップはいつも通り行えるように段取りをしっかりとっておきたい。その日の調子を確認できるしウォーミングアップは重要だ。単純にタイムマネジメントができていなかったので、これは完全に自分自身の管理ミスで自分に責任がある。

フィジカル

シクロクロスシーズンに合わせて60分のレース時間に耐えるため、ベースとVo2MAX領域を鍛えてきた。XCOでもこの時間で走るため今年はさらに慣れていた、はずだった。ベース部分のトレーニングは、御坊の1週間前に40分約5倍近くまで出せるところまで戻っていた。

シクロクロスシーズン開幕1週間前の六甲山朝練でも普段勝てないクライマー達よりも先着できたし、良い仕上がりを感じていたが御坊のシクロクロスの平均パワーは信じられないほど低かった。

だいたい190Wぐらい。これ、心折れてる感じがする。

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パワーメーターは全く同一のものを使用している。踏めなさ過ぎて何が起こっているのかレース中混乱した。

どちらかといえば、シクロクロスのパワーの出し方はVo2MAX領域がほとんどだから平均パワーはまったくあてにならないのだが、それにしても低すぎた。それだけ無駄があるということだろう。

データ上はフィジカルはそこまで悪くないのだが、レースで上手く力の出し入れができない。バイクに慣れていないのか、走りこめていないのか、もう慣れて少し乗り込めば変わるのか正直なところ、フィジカルは例年通りなのにレースになると思うように力が出ない。

メンタル的なものなのか、それともそもそも踏み方違うのか。答えはまだ見えていない。パワーは出せるので、あとはどうやって出すかが問題だ。

メンタル

レース後は落ち込んだが、レース中は前の選手に追いつこうとあきらめはしなかった。ただ、体が上手く反応してくれないもどかしさはあった。私の事を昔から良く知るコータローさんが、様子がおかしいと思ったようでずっと後ろから声をかけてくれた。

とはいえ、レース中はきつ過ぎて返答する余裕すらなかった。

昔に比べるとレース中のメンタルはそれほどやられなくなったが、どちらかといえば、後半辛くなってから踏ん張る力が無くなってきているように思う。後半きついところからどこまで上げられるか、メンタルやトレーニングメニューの内容を含めてシクロクロスに最適化していかないといけない。

テクニック

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MTBやって少しはシクロクロスに生かせるかなと思っていたが、MTBよりもシクロクロスのほうがやることが多く難しい。特にMTBは機材が進化しすぎていて、ほとんどの作業をバイクが補ってくれていることがよくわかった。

フルサスならなおのこと、いろんなことを気にしなくていい。シクロクロスはフロント、リアがリジットだから抜重、加重を意識的にやらないとバイクがはじかれる。さらにサスペンションがなく、フロントのトラベルはタイヤの沈み込みだけになる。

なんでもバイクがやってくれるMTB、全部自分でやるCXこの違いがわかっただけでも収穫は大きい。

テクニック部分では、シーズン前にCXタイヤの限界を探る練習を転びながら何回もやってきた。準備してきたはずだが、後半になると雑になってくる。結局はそこまでテクニック面では上達していない。

基本的な8の字、真ん中に乗る事、スタンディングなど忘れている部分もあるので、再度地道に練習を行う必要があると思う。近道はないから地道にやるしかない。

機材

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TIME ATACからSHIMANO SPDに替えてMTBシーズンずっとつかってきたのだけど、シクロクロスで使うとまったく予想外にはまらなさすぎた。普段は11クリックでやってきたが、「回転させながらはめる」のと「下死点で止めてはめる」は別の作業だということがわかった。

クランクが1周する間にTIMEのペダルは2度はめるチャンスがあるが、SPDは1回しかない。これはペダルの特性というよりも、自分の走り方のクセとペダルの構造上の関係だと思う。クランクブラザーズや他のペダルだと違うのだろうけどTIMEに戻そうと思う。

シクロクロスはスタートもシケイン後も前者の「回転させながらはめる」必要があって、飛び乗り直後に減速しないように進ませる必要がある。今回、レースになった時にTIMEは上死点ですぐにはまるが、SHIMANOは上死点はまる機会は少ない。下死点で踏み込んでやっとはまる。

ペダルの癖を理解して、はまらなくても、はまり続けるまで回す必要があると思うがずっと使ってきただけに予想外の出来事だった。とはいえ、TOP3名たつーみ、すくみず、コータプロもSPDなので慣れなんだとは思うが。

ホイールはハイトの高いホイールを使ったのだが、剛性が高すぎてシクロクロスには合っていないと思った。チューブレスタイヤのセットも微妙でレース後に0.5barも減っていた。次回は普段から使っている手組の柔らかいホイールに戻そうと思う。

結局は、昨年と同じ機材に落ち着きそうだ。

フィジカルは数値的に問題ない。でもここ数年で一番リザルトが悪い。とはいえ、地道にやって一つでも順位を上げていきたい。

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