どれくらい不得意な登りついていけるか試すべく。ポイント圏内以外あまり興味なし。結果としてこの考えが心折れる結果に。副題は「長いのぼりのレースを克服」。
BC.アネロの西のラオウことM尾さんに朝乗せてもらうことになり、同チームのM川さんとご一緒させていただくことに。今回、東のラオウことますらおさんもでてるはずだけどみつけられなかっ現地に着き結構時間あったので仮眠。食べたものをメモ。わりと食いすぎた感じがある。
朝200kcalジェル
3時間前おにぎりとジェル
アップ中 ジェル
スタート前に怪しい赤い飲み物をを飲む。
とにかくおなかがすいていた。
ウォーミングアップ60min 200Wぐらいで回した後、10min 280W程で。駐車場の誘導ミスで平田兄さんに迷惑をかけてしまった。「表彰式で使う(荷物預けの)トレーラー」と電話で言ってしまい、表彰式会場へ向かわせてしまった。すみません。
ウォーミングアップは、軍曹と、ラオウ氏と並んで。今はチームが別になっちゃったけど寝起きを共にした同じ釜の飯を食べた同士なので、阿吽の呼吸でウォーミングアップが続く。ヒルクライムだけど、減量はしていない。
今回ゼッケンの後ろに電話番号と、名前を書いた。ヒルクライムは不測の事態があるからその対応なんだろう。ホビーで下りの大落車があったそうで出走時間が遅れる。今回はマシンの重量測定があった。
重量の際にJBCF役員の方が「あ、ITなんちゃらブログの人ですか?」と声をかけられた。機材を見ただけでわかるとは、世の中誰が見てるのかわからない。なぜか車検待ちしている周りが爆笑していた。
今年は受付でも恐縮してしまうほどのお綺麗な若い女性(←それ関係ない)がいらっしゃったりと印象ががらりと変わりました。
お仕事でレースを運営中されているのでしょうが、レース前に声をかけていただき嬉しく思います。リラックスできました。ありがとうございました。やはり、人間というものは、壁に向かって強いボールを投げればそれなりに反動がある。逆もまたしかりなのだろう。
これからも自分のゼッケン番号を覚えて、すみやかに受付ができるように心がけます。
ちなみに前日の自己検量でライトウェイト付けて、普通のパーツつけているのに7.1kgという意味不明なバイクは持っただけで重かったらしく、パス。そこでも爆笑。ニセモノやら、ノムラボカーボン手組みやら言いたい放題言われる。たぶんハンドルとか、シートポスト、サドルが重たい。特に軽量パーツにこだわらず使うのがポリシー。
私は、意外と「ブログ見てます」といわれるとすごく恥ずかしい(が内心嬉しい)。理由は速くないし、そこまで結果を出しているわけではなく、練習ではある程度チーム内でも競って最後まで生き残れるのだが、しかしレースになると結果が出ないからだ。
練習とローラーで強くて、レースで沈没する。レースで強くて知られることは難しいかもしれないが、機材ネタでレースに出ている人のお役に立てる方が、おそらく自分の能力を最大限に発揮しているのだろう。
F1のドライバーはマシンを操り運転するのがうまい。しかしマシンを作ったり最適解を求めたり考えたりするのはまた別な人の仕事だ。そんなエンジニア寄りな選手でレースで結果が出す。私はそんな立ち居地も良いかもしれない。
選手としてはまだまだだな。
レース
今年に入って、チームの練習でのぼりで遅れることはまずない。先週ののぼりの練習でもキャプテン、H田氏、M瀬氏と同じか少し前に出られるそんな感じだった。パワーも十分出てるし問題ない。
スタート。東京で練習していたフリーダムのS野さんを序盤ストーキングする。走り方がわかる人の後ろは楽。S野さんも気づいたらしく合図を送る。そのあとはマツケンさんの後ろをストーキング。ところが、、、、。
とたんに遅れ始めた。たぶん20分過ぎぐらい。いっつもここに限界ポイントがある。比叡山の20分足らずのヒルクライムでシングルだったりE1でも毎回結果が出せるのはこの時間帯ならなんとか維持できるからだろう。
何人かに抜かれ、ポイント圏外になった瞬間に心が折れた。あとはサイクリングで登る。自分の戒めの為に書いておく。出力計見ながらたぶん250Wぐらいでペース走で。やはり長時間の登りは苦手だな。最高の機材を使い、最高のパワーメーターを使い千切れた後のヒルクライムは滑稽である。
先頭から10分遅れるとFAD(ゴールはしたが0ポイント)なのだが、集団から切れた瞬間、サイコンの表示も違う画面にしたのでFADかもしれないなと登る。ほとんどドンケツでゴール。
ゴールが見えるも、淡々と走り終わり。何しにきたんだかわからない。。。山頂で振舞われるコンソメスープが身にしみる。チョコをわしづかみにして食いまくって下山。帰りにインターでとんかつ定食を食べる。
何しにきたのかわからない結果だった。チームは浅野さんが4位。いづれにしろ結果が出ず、そして折れた心は戻ってこない。この展開でよくあるブログの話はこうだ。
「今回結果は出ませんでしたけど、得られるものはありました。反省して次につなげます」
死ぬまでそういい続ける張りぼての思考が染み付くと危険だ。前回もそういった。今回反省してつなげられたか。答えはノーだ。そもそも言葉で発するだけで行動に伴っていない。根本の問題は何なのか。
ブログの数行で表現できるほど、そして軽く答えが出るほど自分が本番で大コケする原因は単純ではない。原因は何なのか。答えは出ないままだが、時間は進み白浜、群馬、きらら浜、比叡山、熊野、西日本・・・・とレースは続く。
基本的に「自転車がすき」機材はもっと好き、という逆転現象が起こっている私だが、いつか花が咲くように手を変え品を変え試行錯誤していく。こんなに試す要素が多いスポーツは他にないんじゃないかな。
そこが面白いではないか。
収穫といえば、ライトウェイトとエグザリットシューの組み合わせは今まで使ったカーボンホイールの組み合わせで最高だった。よく聞くし泣かない。伊吹山のダウンヒルも怖くない。
そして下ってリムの熱を確かめた。ひんやりしてた。ライトウェイトとエグザリットシューの組み合わせはオススメです。
辰巳出版 (2013-06-15)
売り上げランキング: 145,057