新デュラ対応パワーメーターをパイオニアが年内発売か

スポンサーリンク

dura

新型DURA-ACE(9100シリーズ)対応のパワーメーター第一号機は、一足お先にパイオニアのペダリングモニターがその座を奪ってしまうかもしれない。新型DURA-ACE9100にパワーメーターが搭載される事は以前お伝えしたとおりだが、ここにきてパイオニアが新型DURA-ACE9100対応のペダリングモニターを発売することをアナウンスした。

現在開催されているインターバイクにパイオニアがFC-R9100用のペダリングモニターを参考出品しているのだ。シマノから先にFC-R9100対応のパワーメーターが発売されると思いきやパイオニアがそのフットワークの軽さを活かして一気に勝負に出た。ということは詰まるところ真っ向から戦うことになる。

いったい誰が国内のメーカーどうしでパワーメーター市場を争うことを予想しただろうか。ユーザーはとてもはらはらしていることだろう。その新型DURA-ACE FC-R9100に対応したパイオニアペダリングモニターを見ていこう。

スポンサーリンク

FC-R9100 ペダリングモニター

dura2

並べてはいけない2つを、私は今並べている。というより並べたかったのだ。

ありとあらゆるメディアが腫れ物に触るようにこの発表を扱っているのかもしれない。このシマノとパイオニアの2大メーカーのパワーメーターは今一番自転車界でホットな話題かもしれない。だからこそ2つのパワーメーターを並べてみる必要がある

いかがだろうか?

いや、意見は当然分かれてしまうことは当然だ。クランクを加工できないパイオニアはStagesPowerと同じようにクランクアームに貼り付ける方法を踏襲するだろう。対してシマノは自社開発のクランクなので内部にセンサーを埋め込み小型軽量化をすることが可能だ。結果的に外的なデザインに差が出てくる。

さて、どちらがお好みだろうか?非常に極端なことを言えば双方のクランクとも「パワー測定ができる」という基本的な機能は変わらない。もしかしたらシマノのほうがあなたの望むような高いパワーを表示してくれる!なんてことは無い。ではそれぞれの差は何処にあるのだろうか。

測定精度に目を向けてみよう。おそらく電子機器としての測定精度は大筋変わらない。ただ、「温度補正」に目を向けたときにパイオニアペダリングモニターは「温度補正機能」が搭載されている。これは冬の間実際に狂いにくいことを私も経験しているし、実証済みだ。

対してシマノも温度補正機能が搭載されている。パイオニアとは異なるアルゴリズムで補正しているとは思うが、どの程度補正が効くのかは一世代目ということもありやや不安だ。これは実際に使ってみたいことにはわからない。では他にも考えられる差を見てみる。

次に思い浮かぶのは外的ダメージへの対応だ。シマノ、パイオニア共に外部にバッテリーないし、何かしらの部品が露出している。部品の大きさ的にはパイオニアの方が目立つ。もしもチェーン落ちしてしまったたときはパイオニアの「通称:おにぎり」にヒットしてしまうかもしれないが、うまく曲面的に設計されているため引っかかるなんてことはない。

ただし、この外部に露出した部分によりフレームとのクリアランス関係から取り付けられない場合がある。そういう面では新型シマノパワーメーターに優位性が有るだろう。どうしても目立ってしまうセンサーはもう一つ別の見方がある。

パイオニアペダリングモニターの場合はバッテリーカバーが交換できる。昨今のオシャレサイクリストには打ってつけのギミックで、皆夫々好みのカバーに変えている。一方堅実なシマノは相変わらずデザインが・・・という話はさておき、あまり主張がない。「おれ、パワーメーター付けてるんだぜ!」と『ドヤりたいサイクリスト』には死活問題かもしれない。

主張が無い分、あまり面白みもないのだが、パワー計測が主だから本来木にする必要のないことだ。しかしホビーサイクリストともあれば色々とカスタマイズしたい欲求は理解できる。

さて、最後の伝家の宝刀「ペダリング効率」の測定だ。こちらはパイオニアの専売特許のようなもので当然パイオニアペダリングモニターにしか搭載されていない。一度使うともはやパワー計測と同じように無くてはならない存在になる。既存のペダリングモニターユーザーはあえてデグレードするなんてことはしないのではないだろうか。

ここまでを纏めてみたい。あとは価格であるが、いまだ信憑性のあるシマノFC-R9100用パワーメーターの価格は出てきていない。

  • パワー計測:両方可
  • 温度補正:両方可
  • 部品露出:ペダモニ大・シマノ小
  • フレームクリアランス問題:ペダモニややあり・シマノなし
  • カラーバリエーション:ペダモニあり・シマノなし
  • ペダリング効率:ペダモニあり・シマノなし
  • 価格:双方競合価格とのウワサ

他にも今回様々なクランクにペダリングモニターが搭載される事が発表されている。「Shimano XTR, XT」「Campagnolo Potenza」「Cannondale Si, Si-SL2」「FSA SL-K」と大幅にラインナップを増やした。ただわたしは、ピスト用のDuraAce用を結構なユーザーが待ち望んでいるのではないか?と思うのだがいかがだろうか。

以上を見て皆さんはどちらを選択するだろうか。その意見はFB上でお待ちしています。

Pioneer パイオニア SGX-CA500 サイクルコンピューター
Pioneer
売り上げランキング: 172,815
Ads Blocker Image Powered by Code Help Pro

広告ブロックが検出されました。

IT技術者ロードバイクをご覧いただきありがとうございます。
皆さまに広告を表示していただくことでブログを運営しています。

広告ブロックで当サイトを無効にして頂き、
以下のボタンから更新をお願い致します。