長らく期待されていた105グループのアップグレードがいよいよ6月に行われる。国内での情報はまだないが、海外サイトではすでにオフィシャルに掲載されている。
衝撃なのが、FC-R7000のクランクだ。クランク長が160mmがラインナップされる!女性や背の低いサイクリストにとっては嬉しいニュースだろう。また、105は上位のUltegra 8000グループの機能を踏襲する。8000ががDura-Aceの機能を組み込んだのと同じように、新しい105グループにも受け継がれるのだ。
なお105のDi2は無い。
そしてエイプリルフールの日に突如リークした「アルテグラRX」だが、なんと「ULTEGRA RX805」のクラッチ式リアディレイラーとしてリリースされる。グラベル用途に最適で、全国のシクロクロッサーたちの歓喜の声が聞こえてきそうだ。では詳報を一足お先に見ていこう。
ULTEGRA RX805
RX805-GSが電動、RX800が機械式と両方リリースされる。
正式名称はRD-RX805-GSだ。SHADOW RD+を搭載しており、チェーンのバタつきを抑えている。ディレーラーは11-28tから11-34tまでのカセットに対応。重量は248gと非常に軽い。クラッチをオンオフを変えることができるが、基本的にはONの使用で使用する。SRAMのようにシングル専用ではなく、2xフロントチェーン・リングでも動作対象だ。
105 R7000シリーズ
電動はラインナップされないが、ディスクブレーキ仕様が新たにラインアップ。そして160mmクランクの登場が新しい。
FC-R7000
FC-R7000 Hollowtech IIのクランクセット。基本的にUltegra R8000と同じアップデートがされた。期待されていたシクロクロス用の46 / 36tギアは無い。
- クランクアームの長さ:160mm、165mm、170mm、172.5mm、175mm
- ライダーのチューニングギアの組み合わせ:50 / 34t、52 / 36t、53 / 39t
- 重量:713g(50 / 34t)、743g(52 / 36t)、758g(53 / 39t)
CS-R7000
R8000カセットと同じく、ワイドレシオの組み合わせが増えた。
- CS-R7000:12-25t、11-28t、11-30t、11-32t
BR-R7070油圧ディスク
こちらもUltegraグループと同様にディスクブレーキ仕様がラインナップ。BR-R7070に独自の油圧ディスクキャリパーを搭載しています。キャリパーはフラットマウントで、新しいグループセットに含まれている新しい140mmのロータに適合するように再設計した。
基本的には、上位のR8000から使用する部品のコストを減らしつつも、多くの技術を引き継いでいる。シマノはどのグレードを買っても満足の行くコンポーネントだから、105の油圧ディスクディスクブレーキ仕様はシクロクロスバイクやディスクロードバイクに是非搭載してみたい。
国内発表はまだだが7月上旬からの出荷予定、ディスクブレーキ仕様は2018年秋頃とのこと。
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