SOUNDPEATS GoFree2 レビュー:耳を塞がない開放型イヤホン

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SOUNDPEATS GoFree2は耳を”ふさがない”開放型イヤホンだ。

耳の中に入れるタイプが苦手で、環境音が聞こえないことが不安だったため開放型を試した。運動や野外を歩いているときなど、自然な環境音を取り込みながら音楽をや通話をするために適している。SHOKZのような骨伝導と異なり、シンプルな「空気伝導」のイヤホンだ。

定番のイヤホンのように耳の中に入れるのではなく、耳を回り込んで上方向から装着する。肝心の音質についてはLDACコーデックをサポートしている。そのため、原音に忠実なサウンドを生み出せるようになった。

また、低遅延ゲームモードも利用できるため、ゲームや映像と音声のズレもない。マルチポイント接続サポートもしている優れたイヤホンながら、価格は7000円台だ。

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快適性

装着方法はいたって簡単、耳にかけるだけだ。両耳にフックをかけて耳の上に置くだけでいい。フィッティングを自分で調整しなくても、適度な位置に自然に固定される作り込みになっている。

わたしは、音質についてはそこまでこだわらないのだが、初めて聴いたときに素人の耳でも音質が良いことがすぐにわかった。低音は存在感があり、高音や中音もきちんと出ている。ボーカルの声は、インイヤー型ほど鮮明ではないがクリアだった。

野外での使用を重要視している場合は、まわりの状況認識とのトレードオフを考えれば、音質は許容範囲内だと思う。簡単に言えば、GoFree2のような開放型イヤホンはボリュームを下げたり、耳から外したりするわずらわしいことをせずに、周囲の環境音を自由に聞き取ることができる。

耳にかけているときの快適さは、月並みな表現をすると「つけていることを忘れてしまうほど」だ。河川敷を走ったり、公園で基礎トレーニングをしているあいだ激しい動きをしたが、動き続けてもみみから緩んだり、とれたりすることは一度もなかった。

ZWIFTで「ゲームモード」を試した。スクリーン上で起きていることはすべて、遅延なく即座にヘッドフォンから聞こえることが確認できた。耳が塞がれることなく使えるので、別の部屋から家族から呼ばれたりすることに気づける。

ただ、完全にゲームの世界に没頭したいなら、インナーイヤー式のノイズキャンセリングイヤホンの方が適しているだろう。

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通話品質

耳を塞がない開放型イヤホンを試したかった理由の一つに通話品質がある。

構造上、空気伝導型イヤホンのマイクはインナーイヤーイヤホン型よりも大きく設計できるため、通話品質は予想以上に良かった。静かな室内で通話を行ったところ、音に若干のエコーがかかっているようにも思えたが、通話相手には私が話したことがはっきり聞こえていた。

野外の車の通りが激しい場所で使った際には、ノイズをある程度キャンセルしてくれたが、ある程度の音はまだ入り込んでくるようだ。さらに人通りの多いところでは、通話相手している相手に話している内容がはっきり聞き取れない状況に陥った。

室内での通話や会議などで、環境音を取り入れながら使用するには問題はないだろう。むしろ、耳が塞がっていることによって、意図せず自分の声がバカでかくなることを防いでくれる。この目的が優先されるのであれば、あえて外で通話することは考慮しなくてもよいと結論づけた。

また、個人的な条件なのだが、クルマで家族で移動する際に、子供がテレビやオーディオを専有することがある。このようなときに、GoFree2を使って好きな音楽を車内で聞きながら、環境音や会話、通話をすることができる。

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耐久性

GoFree2は、雨、汚れ、汗にも問題なく耐えられる堅牢な設計が行われている。IPX5等級は、雨や浅い水没でも、ハードウェア内部に水漏れすることがない。他のイヤホンにあるような可動部が一切ないため、そもそも水の入り込む隙間がない。運動で汗をかく方はこの防水性能が生かされると思う。

試しに風呂で使ってみたが、まったく問題なく使用できた。さすがに泳ぐようなことは無理だろうが、わずかな水分であれば問題なく耐えることができる。

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バッテリーの持ち

動作時間はだいたい5~6時間だ。

再充電は簡単で、USB-Cケーブルを接続した状態で約2~3時間で完了する。公式情報によると、充電ケースを使用した場合の合計バッテリー持続時間を35時間としているが、これは事実とは程遠かった。

実際にバッテリーの持ちが公称値よりも悪いが、6時間以上使うことが無いのならば十分な動作時間と言えるだろう。

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まとめ:耳を塞がない開放型イヤホン

SOUNDPEATS GoFree2は、耳を塞がない開放型イヤホンとして価格に見合った性能を提供してくれる。問題はフィッティングの調整ができないため、耳に合わない場合があることだ。音質は普通に聞く限りは優れた音質だと思う。

アプリでEQを調整すれば、周波数特性を好みに合わせることができる。バッテリーの寿命も十分であるが、平日の通勤時に充電しないまま使う場合は、もう少々動作時間が長いほうが良いと思った。また、ぱっと見はやや安っぽく感じられる点だけが少し物足りない。

しかし、何万円もするハイエンドの最高級品を買うわけではない。7000円弱のイヤホンだ。同社は格安ブランドとして認知されている通り、SONYやBOSE、SHUREなどと同じ品質を期待してはそもそもいけないのだ。

手頃な価格と機能のバランスは素直に優れていると認める必要がある。GoFree2全体として、多くの点で優れているため、耳を塞がない開放型イヤホンを求めているのであればハズレではない製品だ。

公式で配布しているクーポンコード229GOFREE07を使うとさらに5%OFFの6,686円で購入できる。

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