2011年の実業団で年間チーム優勝したその記念でチームでジャージを作ってみました。
といっても私はなんにもしておりません。キャプテンやYBさんが旗振り役であれやこれや考えて作った逸品です。
さて、物の作りや、質、仕組みに興味があり、オーダージャージとはどのように仕上がってくるものなのか気になりました。
あんまりオーダージャージの比較的なものを見たことがないので、
自分が持っているパールイズミさんのオーダージャージと
今回オーダーしたサンボルトさんのオーダージャージの
作りや、着心地を見てみたいと思います。
というかまだ2つしか試してないので・・・。
なお、この記事は個人的な比較と、使用感覚なのであしからず。
ようは自分に合っていればいいんです(^^)
そいじゃ、次のページでは早速仕事みたいに
各社の製品データー等は見やすくマトリックス化します。
メーカー名 | サンボルト | パールイズミ |
プロダクト名 | カスタムジャージ | カスタムu |
WEB上でのオーダー | 可 | 可 |
最小ロット | 5枚 | 5枚 |
オーダー前のサンプル | 有 | 有 |
納期 | 45日〜 | 40日〜 |
サイズ展開 | XXS・XS・S・M・L・XL・XXL、キッズサイズ110・140 | S・M・L・XL・3L |
デザインの委任 | 自分でイメージを書いてデザイナーさんが修正可 | 自分でイメージを書いてデザイナーさんが修正可 |
パッドの種類 | Elastic Interface社製プレミアム (男性、女性用) 自社製スタンダード |
自社製3DNeo 自社製SMT |
パンツのライン数 | 5種類 (ストレート、U字ノーマル、U字プラス、オーバルノーマル、オーバルプラス) |
1種類 |
キッズサイズ | ◯ | – |
ワンピース | ◯ | ◯ |
スマホケース | ◯ オプション |
– |
ずり上がりのゴム | ◯ オプション |
– |
トライアスロン用タンク | ◯ | ◯ |
メイタンのキャッシュバック | ◯ | ◯ |
ジャージ価格 | 5,985円 | 13,440円(税込) |
パンツ価格 | スタンダードパッド 7,980円 プレミアムパッド 10,480円 |
SMTパッド 11,025円 3DNeoパッド 12,075円 |
URL | http://sunvolt.co.jp/ | http://www.pearlizumi.co.jp/ |
こうマトリックス化してみると一目瞭然ですね。
オーダージャージというと他には、チャンピオンシステムやウェイブワンがメジャーです。
最低枚数、入稿方法、納期は差がない。
しかし
・サイズ展開
・パッドの種類
・パンツラインの選択度
・キッズサイズ
・スマホケース
がサンボルトは自由度が高いと読み取れました。
中でもサイズ展開でキッズサイズは大人のジャージを5枚以上注文している場合は1枚からオーダー可能のようです。
パンツラインの選択度も高い。
中でも目を引くのがパッド。
Elastic Interface社ってどこやねん
と思ってggrと、
http://www.elasticinterface.com/
というサイトへ。
ふんふん見ているとこのメーカのパッドを使っているジャージメーカ一覧のデータベースが。
http://www.elasticinterface.com/cycling-pads-clothing/cycling-technology-pads-brands.php
oh….
アソス
デマルキ
ラファ
ゼロアールエイチプラス
カンパニョーロ
と高級ジャージメーカのパッドと同じ物を使用している。
高級ジャージメーカでこの中には無いのはエチュオンドぐらいか。
ほんまに使っているんかいな?
次は、自分のRaphaのシクロ用ショーツ22000円のパッドと比べてみることにします。
同じパッドや・・・。
他のカスタムメーカもつこてるんかなと思ったが、どうやらこのパッドはサンボルトしか使用していない模様。
各社ともコストダウンのせいかオリジナルのパッドを使用している。
まぁ、もっと違う意味あるかも知んないけど。
高いパッドを使用しているとなると、気になるのは作りこみだ。
次ページでは各社の作り方や、裁縫などを見てみることにします。
とりあえず、2枚用意。
オーダーしてみたレーパン2枚を用意しました。
手持ちのオーダジャージの比較はまだまだ続きます。
細かな縫い方などを見ていってみましょう。
まずはトラブルが多いとされるオマタの裁縫。
私はシャモワクリーム等は塗らず直に履きます。
こちらはパールイズミのパンツ。なかなか丁寧な縫い方ですなさすがMade In Japan
私が唯一残念だと思うのは縫い方はいいのですが、立体的にとんがってしまっている縫い方をしているため
自分の場合は、ここが擦れてしまう事が多くありました。改良されることを望みます。
今のものが改良されているかまではわかりませんが・・・。
200km以上乗った時だったので別の原因があるかもしれませんが、肌に直に当たるので細かい事気にする人は気になるかも。
ここは個人差があるところで一概には言えませんのであしからず。
パールイズミのパッド部はそんなこと無く、段差がない縫い方になっていますな。
3Dneoは練習用のジャージでも同じ物を使用していますがちょっと柔らかめ。
こちらはサンボルトのパンツ。こちら縫い方はかなり丁寧です。編みこみの寮も多く段差もありません。
パッド部も確認してみると、こちら縫い方がまた異なっており段差がありません。
なんかしわしわになっていてはじめは、見た目やだなぁと思いましたが、
これは着た時に理解できたのですが、
「着用した時にフィットする立体断面」
という事が分かりました。
さて細かな所いきますよー。
さてこちらパールイズミのビブ部の接合部。
ホイールなどで私はきになるところが接合部です。
マビックは特許を持っているのでエイヤー!でゴリゴリ接合して
削っているというのをどこかで見たことがありますが、一番接合部は違いが出るところです。
うーん、ちょっと作り甘い感じ。段差がある。ちょっとペラい感じ。
こちらサンボルトのビブの接合部。段差が無く、すぐよれるところにはサイドに補強がしてありました。
縫い方も細かく丁寧です。
つぎ、腹回り。
ここまでくるとやはりビブの接合部と作りは同じですね。ちょっと接合部と同じく縫い方が甘いような気がする。
あと腹の部分に縦に段差が入っている。
こちらはサンボルトのパンツ。サイドは補強されており、お腹部はメッシュ加工がされている。丁寧ですな。
パッドを高級にしたので他の部分をコストダウンという嫌な予感は的中すること無く
むしろ細部にまでこだわって丁寧な縫い方と補強がされていることがわかりました。
半値近いジャージの比較は明日にでも。