(Image credit: Pinarello)
PINARELLO DOGMAF14と名付けられるはず、と誰もが予想したバイクがついに登場した。ただ、その数字の接尾辞を捨てさられ、単に「DOGMA F」という名前だった。チームスカイとイネオスを数えきれないほど多くの勝利に駆り立てたバイクがツール・ド・フランスを控え、ついにリリースされた。
新型PINARELLO DOGMA Fをまとめると、、、
- + 3.2%空力向上(DogmaFリムvs.Dogma F12リム)
- + 4.8%空力向上(DogmaFディスクvs.Dogma F12ディスク)
- DOGMA Fのディスクブレーキはリムよりも7.3%空力が良い。
- フレーム重量は前作と同様だが、フレームキットは265g軽量。
- Ondaフォーク-58g、スルーアクスル-20g、シートポスト-27gの軽量化。
- MOST Talon Ultra fastは-40g軽量化。
- Shimano Dura-AceDi2およびDTSwiss ARC 1400ホイール(サイズ53)で6.8kg。
- イタリアンスレッドBB
- サドルクランプが3Dプリンタで作られたチタン製。
- ONDAフォークはBolideのフォークから流用。
- ディスクバージョンは865g、リムバージョンは860g。
- リムブレーキバージョンとディスクブレーキバイクを生産し続ける。
- フレームは2021年の新UCI規制に準拠で驚異的な空力性能の向上。
- ディスクバージョンのシートステイはリムバージョンよりもドロップを大きく設計。
- 最大タイヤ幅28mm
- 11フレームサイズ、16ハンドルバーサイズ、シートポストの2セットバックオプションにより、352の組み合わせが可能
(Image credit: Pinarello)
(Image credit: Pinarello)
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ジオメトリに関するPINARELLO氏の美学が垣間見えるコメントがある。
バイクのジオメトリにTシャツのサイズ(XS,S,Mなど)を使用することなど断じてありない。そんなことは、紳士服の仕立て屋が他人で測定したスーツを顧客に使わせるようなことだ。バイクも同じだ。ライダーを測定する職人にとってイタリアの伝統を侮辱することになる。
DOGMAFは、イタリアのヴィッロルバにあるPINARELLOの本社で引き続き塗装が行われる。PINARELLOはカスタマイズの可能性により、サイクリストが真の芸術作品を作成できるようになる予定だ。
ピナレロは歴代のDOGMAでクライミングバイクとエアロバイクを別々に製造する必要がある、とは考えていなかったという設計思想を”F”で伝えることを目的としている。
PINARELLO F -THE ART OF BALANCE-