監督が我々に送られた「常に疑え!」を帰りの電車で読む。
合わせてカーロス兄貴の今季自己ベストに悔しさを覚える。
俺だってと明日に予定していた全開アタック1本勝負を今日に実施することにした。
目標は十三峠でわかる、乗鞍一時間ギリ目安の14分台なわけだ。
本気でタイムを出したかったので、ちょっと信号前から助走をつけていく。
最初の1分はカーロス兄貴は370Wだったそうだから、負けじと1分間は頑張る
序盤1分間 381.2W 6.6W/kg
もう東福井の朝練が羨ましいのと、ほとんど意地で登る。
2分間は案の定タレル。だが、あきらめません、勝つまでは。
序盤2分 354W 6.2W/kg
村上メカが、だめになりそうなときは叫べといったので、夜だから小声でクソぉおおとつぶやく。
10分間過ぎ 327W 5.7W/kg
本気で酸欠になる。
まじで、暗闇の中、意識が朦朧としていて覚えていないが、いつも中間地点のところは通常より1分30秒早くすぎる。
頭のなかで「安心するな!そこが限界じゃない!」と考える。
頭のなかに中二病が繰り広げられる。
限界など今日はないッッッッッッッッ!!!!!
そこからは一定ペースで登る。
もうタイムは見ない。
→みると安心する。
夜景も見えない。
→見ると一人て夜景なんて、、と思うし
フラフラする。
筋肉が悲鳴を上げるが、それは体が、体を守ろうとするサインらしい。
そこは幻覚の限界だ。
自分の限界ではない。
もっと行ける。
山頂の駐車場は見えるが遠い。
遥か彼方だ。
自己ベストは出るのはわかっている。
あとはどんだけ追い込めるか。
最後に監督の言葉が背中を押す。
あともう一上げ、あと10秒、あと10踏み。
千切れる前に、踏み止める前に。
限界を超えたい。
カップル満員御礼の十三峠山頂に1200ルーメンと400ルーメンのフラッシュストロボライトで奴らを照らしながらシャァァ!と悶絶しゴール。
ロマンチックな十三峠のカップルに、十三峠でベストを出すロマンを添える。
十三峠 15:00 317.5W フラット
1分短縮(体重2.5kg減)
5W程出力は下がったが体重が相当減ってる。
多分、この結果って、1ヶ月、2ヶ月の話じゃなくて、12月から4月まで地道に距離乗ってLSDとかやってたからなんじゃないかとおもう。その上でここ1ヶ月は高強度だった。
ここらで高強度は終了だ。
あとは回復させて乗鞍に挑もう。
自分のウィークポイントは、メンタルだということがよくわかった。
幻覚の限界をそこに設定してはいけない。