シマノから最上位モデルのシューズがリニューアルされます。モデルはSH-321となり、現行のSH-320がアップデートされる形になります。独特のカバーのようなものが取り付けられたSH-321を見て行きます。
SH-321の空気抵抗
正面から見てすぐにわかるのは、アッパーの半分以上が塞がれていることです。エアロ効果を期待して作り込まれた本構造は、前作モデルよりも5.5%もの空気抵抗を減らすことに成功しています。
本構造はサラウンドラップデザインと呼ばれ、素材は熱成形できる帝人のAvail100という薄いフィルム。フィルムといえど、剛性を確保しながら、足型に合わせることが可能になります。
SH-321はS-Worksシューズと似た構造
S-worksのシューズに見られた、左右から包み込むような構造が本モデルでも採用されています。これにより、上からアッパーのベロだけで押さえつけるだけの構造から、より全体的に包み込むようになります。
左右から包み込む効果はS-worksシューズを使うとわかりますが、横の無駄な隙間が生まれにくく、ホールド性能が向上するとのこと。
SH-321のヒール
島のシューズ愛好家はこのヒールのホールド性能がお気に入りのようです。アキレス腱側を取り巻くサポーターにより、ホールド性能が向上しておりペダリング中の足の浮き上がりを防ぎます。
これらは、ダブルピボットローテーショナルマウントと呼ばれる技術で、かかと全体を外側からホールドすることでぺダリングが安定する恩恵が得られるとのこのと。
まとめ: SH-321の仕様と価格
国内販売価格は35000-37000円程度、発売時期は2014年10月下旬です。40サイズで重量489gとのことなので、片側245gでしょうか。S-worksのシューズが片側188gというのを考えると軽量シューズではなく、剛性とエアロ効果に重きを置いているシューズと言えます。
なお、エアロ効果による5.5%の抵抗低減は実際のシューズを使った実測値ではなく、コンピューターシュミレーション上で計算された従来モデル”R320”との比較だそうです。
カラーはブラックとホワイトの二色。サイズは次のとおり。36.0、37.0、38.0、39.0、39.5、40.0、40.5、41.0、41.5、42.0、42.5、43.0、43.5、44.0、45.0、46.0、47.0、48.0
にしても、 アッパーのデザインどうにかならなかったんでしょうか。。。横から見た時に、デキる!と思いましたが正面から見て『いろんな意味』でシマノらしさが出てるシューズです。