2014年9月、ドイツで開会されたIFAのイベント内でSonyが隠し球として発表したのがXperiaブランドのバイク「Xperia Bike」だ。そのコンセプトバイクが11月1日からソニーストア大阪で展示されている。
Xperia BikeはスマホのXperiaと連動する機能を備えている。バイクの構造は電動アシスト自転車と電動変速(シマノアルフィーネ)でマウンテンバイクを採用している、とされている。
ただ、私自身ガジェット好きかつ、機材好きなサイクリストとして実車を見て行くと、それら搭載されている機材について興味を引かれた。
ミライがたくさん詰まったXperia Bikeを見て行く。
Xperia Bikeとは
Xperia Bikeの特徴的な構造として、ハンドルにXperia専用スマートフォンホルダーが備えられている。Xperiaをバイクにマウントすると、サイクルコンピュータに様変わりする。Xperiaのディスプレイには、音楽の再生、フロント・リアのアクションカメラによる操作と撮影などが行える。
MTBではなくファットバイクだ
タイヤを見て思ったのだが、MTBではなくファットバイクであった。ファットバイクは海外で流行している太いタイヤのバイクだ。MTBやロードは競技性が強いが、ファットバイクは遊ぶためのバイクとして位置付けられている。
いわゆる、市街地や少しオフロードを走る為のオシャレ系遊びバイクである。
電動アルフィーネ
コンポーネントは電動変速システムのアルフィーネを搭載している。シフトはいちいちワイヤーを使わず電動変速なのは嬉しい。
ただ、難点なのはアルフィーネの情報を表示する液晶画面が手元から見られない一にマウントされていた。ハンドル部のスピーカーの下にマウントされており、意味をなしていない。これでは、電動アルフィーネの情報がわからない。
この辺は改善の余地がありそうである。
なぜかRSのReverbが搭載
なぜか、下り系マシンで使われる機材の可動式シートポストが使用されている。山で下る時に重心を後ろに引いた際、サドルが邪魔にならないようにするためのものだ。正直ファットバイクでそこまで使うか疑問である。
手元にもしっかりRockShocxのReverbスイッチがあり、ブレーキはMagraだ。
まとめ まだコンセプトモデルの域を出ない
まだ、Xperiaバイクはコンセプトバイクの域をでない。それほど未完成でどのようなメリットがあるのか把握できなかった。同時発表した液晶画面が付いたゴーグルとの連動などはできたら面白い。
また、ファットバイクよりもロードとの融合をした方が戦略的にも、スタイル的にも当たるような気がする。未だ未完成であるが、販売が楽しみなバイクである。
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