グロータックホームトレーナ専用タイヤを2年使ったその後・・・。

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グロータックのインドアタイヤを丸2年かなり使い込んでみた。実際に使い続けて様々なことがわかったのでここで紹介する。

平日はほぼ毎朝60~80分ほど使用し週に2回は夜に30秒インターバルを30本ほどこなす、という使い方をしていた。本タイヤを使用した結果としては、これまで使用してきたコンチネンタルやヴィットリアのホームトレーナータイヤと比べても耐摩耗性が高く、振動が少く、騒音も小さい優れたタイヤだった。

決してIRCとグロータックをひいき目に見ているわけではない。ロードタイヤはIRCのハイエンドタイヤよりもGP5000やCORSA PROが好きだ。対してインドアタイヤはIRCとグロータックの共同作品が非常に優れているというシンプルな結果だった。

iRC ROADLITE HOME TRAINER GROWTAC 高性能トレーナー用タイヤ インプレッション
、国産メーカーのiRCと愛用している4本ローラーの開発元GROWTACが開発したタイヤということでどんな製品に仕上がったのか単純に興味が湧いた。そこで、「iRC ROADLITE HOME TRAINER × GROWTAC」がリリースされたため、すぐさま購入して「実走テスト」を行った。
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耐久性はかなり高い

実際に使ってみてわかったグロータックインドアタイヤのメリットは以下の通りだ。

  • 耐摩耗性が高い
  • 振動が少ない
  • 騒音が小さい
  • タイヤカスが少ない
  • 台形摩耗をしない

まずは、重要な耐摩耗性についてだ。これまで使用してきたホームトレーナー用タイヤの中で最も耐久性が高いと思う。コンチネンタルやヴィットリアのホームトレーナー専用タイヤは1年経たずに交換が必要だった。

グロータックのホームトレーナータイヤは、実使用において競合製品よりも期間として2倍は持つ。耐久性に関しては非常に高く満足のいく製品に仕上がっていた。価格を考えても、耐摩耗性とコストバリューは群を抜いて高いと言っていい。

振動の少なさも大きな特徴のひとつだ。別メーカーの場合はローラーでタイヤを回すとタイヤが上下に揺れるため、タイヤの真円度が悪いことがすぐにわかった。そして他社製品は真円度が悪いばかりでなく、タイヤ表面が波打っていたり余計な縦線が入っていたりするがあれはすべて不要だと感じていた。

グロータックのホームトレーナータイヤは無駄な縦線やパターンが入っていることもなく、表面が均一であるため回転させても「コツコツ」といったイヤな振動が皆無だった。インターバルトレーニングで思いっきり高速回転させてもブレない。

このタイヤは使うだけではっきりと真円度が高いことがわかる。さすが国産IRC製のタイヤである。

もうひとつ優れていると感じたのは、使用にともなって生じるタイヤのカスが非常に少ないことだ。他社製品の場合は、摩耗したゴム片が飛び散ることもあるのだが、グロータックのホームトレーナータイヤは微粒子のような黒いほこりが地面に落ちているだけだった。

そもそも、摩耗しにくいということは、タイヤカスの発生量も少ないことと同じ意味を持っている。様々なホームトレーナータイヤを使用してきたが、群を抜いてタイヤカスが少ない。

また、摩耗をしていく様も素晴らしい。多くのタイヤが台形に近づいていく摩耗の仕方をするが、グロータックのホームトレーナータイヤは限りなく円に近い状態で摩耗してくれる。そもそも、摩耗が少ないため台形にならない、ということが本来の理由かもしれない。

一方でデメリットもある。

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原因不明の割れ問題

インドアタイヤは良い面のほうが多い。そこで、あえてデメリットをあげると以下の2点がある。

  • 25cは細い
  • タイヤが割れてくる

まず、他社ブランドでも同様のことが言えるのだが25cタイヤは細すぎる。用途を考えると28cで良いと思う。おそらく、室内ローラー用タイヤはニッチな商品のため最も汎用的でつぶしがきく25cのみラインナップしているのだろう。

タイヤ金型の償却を考えると、28cを追加するのはメーカーにとってメリットは少ないとおもう。それでもIRCとグロータック次第なのだが、可能なら28cのホームトレーナータイヤをリリースしてほしい。室内環境、安定性を考えるとどうしても28cにたどり着くのだ。

「タイヤが割れてくる」というのは、実は今回交換に至った大きな理由のひとつである。実際にはタイヤの摩耗サインがのこり3割弱ほど残っていたのにもかかわらず、タイヤトレッド全体に縦割れが生じてしまったのだ。

このトレッドの縦割れは当初浅かったのだが、使用しているうちにだんだんとケーシング部分にまで深く割れが及んでしまった。そのため、タイヤを交換したというのが事の真相だ。実際の摩耗程度でいくと、あと6~8か月は使用することが可能だと思う。

ちなみに、この割れの症状が生じたのはリアタイヤのみだ。

いろいろと考えてみたのだが、もしかしたら私が3本ローラーを使用していることが理由かもしれない。インターバルの際にリアタイヤはタイヤがねじれる方向に強い力がかかる。そのため「さけるチーズ」のような割れ方をしたのではないかと推測している。

おそらく、リアホイールを固定するタイプのローラーでは、ほぼ垂直にタイヤへ負荷がかかるためこの症状が発生しない可能性がある。

IRCとグロータックの名誉のためにあえて書き残しておきたいことは、前輪は縦割れが全く生じなかった。割れどころか表面に亀裂のようなスジすら生じていない。あと1年ぐらいは使えそうだ。フロント用なら回転しているだけなので寿命はさらに伸びるだろう。

タイヤが割れてくることを除けば、グロータックのホームトレーナータイヤは耐久性、静粛性、低振動性、価格と優れた製品だ。割れの症状はかなり使用した後で生じた症状であり、突然発生することはない。

さらに付け加えておくと、割れ始めてからトレッドの根元まで行くのには10か月ほどかかる。そこまで使えば寿命と割切るべきだろう。

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まとめ:次も指名買い確定

新品は198g

2年使用後は194gに。

以上の結果から「次もグロータックのホームトレーナータイヤ」ということで、新しく同じタイヤを買いなおした。この耐久性の高さと製品の質の良さは、メーカーにとってみれば「買い替え需要が低い」というデメリットにもなるのだが、そこはIRCとグロータックの良心だろう。

ヘビーな使い方をしても2年は余裕で持つ。割れがなければ3年はいけそうな雰囲気だ。しかし、新品のタイヤに変えたところグリップ感や静穏性が上がったため実際には経年劣化を考えると、2年弱で交換することが望ましいと思う。メーカーにとってもどんどん交換してくれるほうがありがたいだろう。

iRC ROADLITE HOME TRAINER GROWTAC 高性能トレーナー用タイヤ インプレッション
、国産メーカーのiRCと愛用している4本ローラーの開発元GROWTACが開発したタイヤということでどんな製品に仕上がったのか単純に興味が湧いた。そこで、「iRC ROADLITE HOME TRAINER × GROWTAC」がリリースされたため、すぐさま購入して「実走テスト」を行った。

総じて、グロータックのホームトレーナータイヤは万人にお勧めできるインドア専用タイヤだ。コンチネンタルのホームトレーナーやヴィットリア製も長らく使ったが、迷わずともインドア用タイヤはIRCとグロータックが共同開発したホームトレーナータイヤを選べば間違いない。

 

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