こんくらいほしい()。
自転車に筋トレは必要かという問いは、実際はよくわかっていないらしい。筋トレを全くしてなくてもスプリントが強い選手もいるし、元から備わっている選手も多い。恐らく人によって必要、不必要は分かれる。筋肉量がない人は筋トレは有効だろうし、持って生まれたものが十分なら不必要だ。
どうやらこれはプロ選手にも言えるようで、新城選手はあまり筋トレはしないらしい。対照的に土井選手は筋トレをビルダーのようなメニューで行っているそうだ。別府選手は不安定な動きの中で筋トレをするようなトレーニングのやり方だし、マウンテンの山本選手もウェイトをしている。
先日ゴローさんの力溢れるペダリングは何なのか知りたくなって質問したら、やはり筋トレをしている。それプラスパワーに変えるだけの秘訣がありそうだ。特集されてた明日発売のサイスポ3月号に書いてあるのかしら。。
正月にトッキーとよしくんと走った時にも聞いたらやはり結構な筋トレをしている(もちろんここからは有料コンテンツだ!)。やはり明確にあのパワーに現れていると思うと、筋力が見るからに不足している私がやらない理由はない。
駄目押しだが、西薗選手は明確にファンクショナルトレーニングをしていると語っている。畑中選手はローラー台の隣にスクワットができるような設備を持っているようだ。ということは、大多数の人が何かしらの筋トレをしているもののアプローチはそれぞれ異なる。要するに「自分が不足していること」を改善しているかのようだ。
プロではないが、こないだCL2で二位になった女狸も怪我から復帰して以来筋トレと、毎日筋膜リリースをしてる。今年怪我で歩く事ができなくなり、半年以上自転車に乗れなかった人間だったなんて、あの表彰台でだれが想像しただろう。という、例もある。
もちろんチームのトレーニング方針もあるだろうし、最適解を皆が皆取り入れているわけではない。ただ「不足していること」を補うために筋力トレーニングをする事は有効といえる。では次に何が足りないかという話になるわけだが、これも同じ人間がいないように、特性は千差万別だろう。
それらを知るためには、自分自身を客観的に見つめなくてはならない。私の場合だと、体幹が非常に華奢だ。厚みも無い。まずは体幹を鍛えることから始めることにした。あとは、臀筋まわりの自転車で使う筋肉類。デッドリフトとスクワットがメイン。それがうまくできるようになったらパワークリーンを1からやる。
間違ってはいけないのは到達地点は「自転車を進ませるために必要な筋肉」を付けるのであって、ガチムチになる事ではない。
という感じで昨日から個別にメニューを組んでもらったのだが、さて三ヶ月後までにどうなるのか。早速、スタジオで楽しそうにトレーニングするオネーさん達の輪に入りたい衝動に駆られたが、ここは我慢しておこう。毎年同じことやってても進化はしない。今年はやったことのない筋トレをして、どんな感じで変わるのか定点観察したい。
「現状維持は後退とおなじ」
仕事でも自転車でも年齢を重ねるごとに重くのしかかる言葉。やるしかねぇぜ。