もはやパワーメーターなんて物珍しいものでもないのかもしれませんね。先般発表された「新型ターマック」ですがその最上位の完成車にこっそりS-Works Power Cranksが搭載されています。
S-Works Power Cranks
S-Works Power Cranksは、パット見外から見るとパワーメーターに見えません。パワー計測は左右タイプで、シマノのパワーメーターと親しい構造を備えています。なお、表向きにはスペシャライズド独自に開発、とのことですが、製造元は不明でstagesや4iii、パイオニアやquarqでもないようです。
推測するに、仲の良いquarqとの技術提携かなとも推測できますが、スペシャライズドにパワーメーターを作るノウハウはそこまでないでしょう。クランク重量は440gとカーボンクランクなので超軽量です。測定誤差は±1%とのことで精度も優秀。温度補正もあるとのこと。
おそらく最上位の完成車のみに付属すると思われますが、国内のアナウンスがないところを見ると、海外仕様の可能性もあります。いずれにせよ、パワーメーターはデフォルトで付属する時代になったことを考えると感慨深いものがあります。
にしても、スペシャライズドがまったく大々的に自社製パワーメーターの存在をアピールしてこないところを見ると、もはやパワーメーターは「このロードバイクはディレイラーついてます!」ぐらい言わなくても当たり前の機材になりつつあるのかもしれません。
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