スペシャライズドが隠したいバイク? Tarmac SL8 Pro インプレッション

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S-WORKS譲りのパフォーマンスを秘めたTarmac SL8 PRO

S-Worksでなくとも、良いのではないか。

そう思えるほど、Tarmac SL8 Proは仕上がっていた。

S-Works Tarmac SL8と全く同じフレームの金型を使用しながらも、カーボン素材のグレードをFACT 12rから10rに変更することでコストダウンしたのがTarmac SL8 Proだ。ミドルグレードながら、アッセンブルされているパーツは上位譲りの仕上がりになっている。

ROVAL RAPIDEコクピットを搭載する。

S-Works Tarmac SL8とTarmac SL8 Proで、共通しているパーツは以下の通りだ。

  • フレーム金型
  • フォーク金型
  • シートポスト:S-Works Tarmac SL8 Carbon
  • ハンドルバーステム:Roval Rapide Cockpit
  • リム:Roval Rapide

もしも、Tarmac SL8 Proのダウンチューブのロゴに『SPECIALIZED』ではなく『S-Works』と書いてあったら、違いを見破るのは至難の業だと思う。

空力性能もS-WORKSと同等だ。

それぞれの違いが薄くなっているのは、使用されているパーツにある。Tarmac SL8 ProのシートポストがS-Worksと同一品であること、ハンドルバーとリムもS-Worksでアッセンブルされているパーツだ。

双方の違いは、走りにあるのか、軽さなのか、それとも。

今回は、S-Works Tarmac SL8とTarmac SL8 Proを比較検証し、Tarmac SL8 Proの性能を多角的に検証していく。

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重量比較、差はわずか

目に見える数値として明確に違うのは重量だ。Tarmac SL8のフレームサイズの違いでどれくらいの重量差があるのか。軽くなるのか、それとも重くなるのか。疑問に思っていた方はもう悩む必要はない。

以下に、S-Works Tarmac SL8とTarmac SL8 Proの重量をまとめた。

フレームサイズ S-WORKS Tarmac SL8 Tarmac SL8
44 640g 720g (+80g)
49 645g 740g (+95g)
52 660g 760g (+100g)
54 670g 765g (+95g)
56 685g 780g (+95g)
  • フォーク:358g、371g(+14g)

S-Works(FACT 12r)とPro(FACT 10r)のフレーム重量差はおおむね100g前後だ。フォーク重量は14gほどの差が生じる。これを大きいとみるか、小さいとみるかは人それぞれだ。率直な感想は、小さいと感じるだろう。

S-Works Tarmac SL8をシマノ・デュラエースDi2、Roval Rapide CLXを装備した典型的なプロ仕様で組み立てた場合の重量はUCI規定の6.8kg以下に収まる。

Proモデルだとしても、S-Worksモデルと同一のコンポーネントでアッセンブルすれば、7kgを切る完成車が容易に作れるのだ。セカンドクラスのフレームで1,000gの大台を超えるブランドが幾つもあることを考えれば、これは非常に立派な数字と言える。

Tarmac SL8と他社のライバルバイクを比較すると、キャノンデールの新型SuperSix Evo Lab71の重量が770gだ。56サイズ基準でTarmac Proの重量は780gだから、+10gしか重量差がない。スペシャライズドはTarmac SL8のミドルグレードで、他社の最軽量クラスのフレーム重量を実現しているのだ。

テストしたTarmac SL8 Proの完成車はペダルレスで7.11kgだった。ホイールが1,590gのRoval Rapide CL II、シーラントを60g入れていることを考慮すると、昨今の1300g台のホイールを使えば、300gは軽量化できる計算だ。6.8kg台も十分見えてくる。

Proグレードであっても重量だけを見れば他社のハイエンドバイク並み、もしくはそれ以下の重量に仕上げることも可能になる。ミドルグレードといえど、6.8kg台を狙えるバイクを作ったのはスペシャライズドの良心だろう。

一方で、S-Worksユーザーにとってみれば複雑な気分だ。それゆえ、Proのミドルグレードであっても妥協が一切ないことの裏返しにもなっている。

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剛性感はウリふたつ

Tarmac SL8 Proグレードであっても、S-Works Tarmac SL8と同じ剛性だという。金型から空力性能まで全ての機能が踏襲されているのだから、違いは使用するカーボン素材やプリプレグの貼り付けパターンだけだ。

Tarmac SL8の特徴は、エアロ系ロードバイクで主流になっている分厚いチューブを採用しなかったことだ。伝統的かつ昔ながらにも思える丸形形状のダウンチューブ、トップチューブ、シートステーを採用している。これらは、軽量化に寄与した。

Tarmac SL8で最も重要なことは軽量化したのにもかかわらず、剛性が向上し乗り心地も6%改善したことにある。

ヘッドチューブ、ボトムブラケット、フロントの剛性は、Venge、SL7、Aethos を上回っているという。Tour紙でも似たようなデーターが出ているが、乗り心地の向上は、丸型メインチューブと細身のシートポストによるものだろう。

剛性に関していえば、実際に乗ってもS-WorksとProの間に確かな違いを見つけるのは難しかった。それぞれのバイクは非常によく似ている。全体的な剛性感の違いを見分けるのはほぼ不可能だと思う。

小さな差としてはProの方が僅かに鈍さを感じた。違いを生み出しているのはフレーム以外、S-Worksに搭載されているT2/T5タイヤの走りの良さによるものだろう。ホイールやタイヤを統一した場合は見分けるのは不可能、プラシーボの世界になると思う。

「FACT 10rと12rの間には明確なパワー伝達の違いがある」

と、インプレッション記事を引き立てるために気の利いたことを書きたいのだが、書けない。どちらもパワー伝達性能に違いを感じず依然として高いレベルでパワーを受け止めてくれる。違いを明確にするため、スプリントしても私程度では顕著な変化を引き出せない。

平たんでは明確な違いを見つけるのは難しいのだが、登りだけは僅かな差を感じた。S-Worksの方が「登っていく感」が強い。重量によるものなのか、FACT 12rの材料の特性なのかは特定できないが、Aethosのあの気持ちの良い登り方に近いのはS-Worksモデルだ。

登りで勝負をするライダーは、S-Worksの方が重量と走りを考えると選択するだけの価値があると思う。S-Worksモデルにははっきりとした軽快さがある。極端な言い方をすると、Proモデルも登るのだが登りで走る感覚がやや鈍い。それでも僅かな差だ。

もしかしたら、プロの大容量のパワーをかけた場合は、違いが生じるかもしれない。1Wを無駄にできないレーサーであれば、S-Worksを選ぶ方が健全だろう。しかし、私程度のレベルであれば、どちらも十分すぎる性能に感じた。

実は、ここまでハイエンドとミドルグレードで違いがないのは珍しいのだ。

例えば、Canyon Aeroad CFRとCFは特徴が明確に異なっていた。CFRのM40XとCFのT700/T800の違いによるところも大きいが、CFRはしなやかさとバネ感があるが、CFは明らかに硬く『かかる』と感じさせてくれるバイクだった。

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Tarmac SL8の場合は、S-WorksだろうとProであろうと乗り心地に差がない。『Tarmacはこうあるべき』という基準に対して、ライダーファーストエンジニアードの技術やチューニングが適正に反映された結果だろう。

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空力性能も同一

空力性能は、本当に書くことがない。

形状はおろか、ハンドルもRapideコクピット、リムもRapide CLXと同じであり、ジオメトリも寸分狂わず同一だ。ライダーのポジションの影響も皆無なので空力性能に違いはでない。

当然の内容を書いているようで、実はProグレードのエアロスペックが優れていることを表している。他社のミドルグレードの場合は、コストを抑えるためにハンドルバーやシートポスト、ホイールを廉価版に変更している。

となると、空力性能が悪化するのだ。例えば、AEROAD CFRとCFは空力性能が6W違う。これはアッセンブルされているパーツが影響している。Tarmac SL8の場合は、S-WorksとProでアッセンブルされているパーツがほぼ同一であり、空力性能の違いを大きく生まないのだ。

厳密には、空力性能に多大な影響を与えているのはハンドルバー周りだ。Tarmac SL8の空力改善で大部分を占めているのは、Rapideコクピットの4Wであることが良く知られている。同一のハンドルバーを使用しているため、S-WorksとProの空力性能差をほぼないものにしている。

エアロダイナミクス性能は互角、ほぼ差がないと言っていい。

Proグレードであっても、人気だったVengeよりも空力性能が良いのだ。現代のバイクは、どれも空力性能を突き詰めているが、Tarmac SL8 Proは『真のハイエンドバイク譲りの性能』と言えるだろう。

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最大の利点は、乗りやすさ

少々話がズレるのだが、ハイエンドバイクの良さが受け継がれ”にくい”のが乗り心地だ。昨今話題に上がることの多い、バーチカルコンプライアンス(縦方向の変形しやすさ)は、ミドルグレードになると忘れられることが多い。

どういうことだろうか。

ハイエンドバイクでは、使用する素材、カーボン積層、プリプレグ(樹脂が含侵した炭素繊維シート)を張り付けるパターンを綿密に調整し、剛性がチューニングされている。設計で狙った通りの乗り心地になるように計算されている。

ミドルグレードであっても、設計が計算されていないわけではない。使用するカーボン素材が異なることを加味した上で、ハイエンドバイクで目標としていた剛性値や乗り心地に合わせていく必要がある。特性の異なる別の素材を使いながら、ハイエンドバイクに近づけるのだ。

どう考えても、こちらの方が難しい。

メーカーがここまで考慮して、ミドルグレードでもハイエンドバイクで狙っていた性能に近づけてくれたらよい話だ。しかし、実際はそうもいかない。Canyon AeroadはCFRとCFで明確に違うし、TREK Madone Gen8もSLRとSLで特徴が大きく異なる。

ブリヂストンRP9(T1100)かRP8(T700/T800)だったら、私はミドルグレードのRP8が好みだ。

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ハイエンドバイク譲りのミドルグレード、というのは姿かたちだけが一致している場合が多い。乗り心地やバーチカルコンプライアンスは、逆にミドルグレードでチューニングが難しく作りづらい部分のようだ。

廉価素材を使いながら、重量も抑えつつ、剛性感などもハイエンドバイク並みにする。なかなかハードルの高い設計だと容易に想像できる。

Tarmac SL8 Proが最も優れており、賛辞を与えるべきはこの部分だ。S-Works Tarmac SL8とほぼ同一の乗り心地、バーチカルコンプライアンスを備えている。乗っても明確な差がなくハイエンドとミドルグレードの垣根がない。

スピードに乗ったときのスムーズさも似ている。高周波振動のような微細な振動から、明らかな縦方向の揺れを低減する様も似ている。これらは、サドルやタイヤが違っても明らかに感じられるものだ。

ミドルグレードにも容赦ない性能を求めた結果、Tarmac SL8 Proはハイエンドバイクと何ら変わりのない性能に達している。

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ステアリング性能

どちらのバイクも、鋭い切れ味と正確なステアリング性能を実現している。ただし、S-Works Tarmac SL8の方が若干ではあるが素早い反応が印象的だった。位置取りでミリ単位の操作をしたいプロライダーは、この操作感を気に入るかもしれない。

S-Worksは「敏しょう性」に優れ、Proは「敏しょう性と安定性」のバランスが取れていると評価した。厳密には、ジオメトリも同一であるため、パーツの重量や特徴の違いによるものかもしれない。

S-Works Tarmac SL8で好印象だった特徴を大げさに表現するとしたら、『テレパシーで操作しているようなコーナリング』だ。特に下りを攻めたいライダーはTarmac SL8がいい。

最近のスペシャライズドのバイクは、理解できないほどジオメトリ設計が優れている。ちょうど、スペシャライズドのS-Works EPIC 8を購入してテストしたのだが、下りの性能が『ヤバい』と短絡的な表現をしてしまうほどよかった。

後日記事として公開する。

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価格:避けては通れない問題

現代のロードバイクにおいて、価格はさけては通れない問題になっている。

開発費の高騰やスポンサー費のみならず、物価高騰、賃金が上がらない、円安といったユーザー側が抱えている問題もある。よほど余裕がない限り、し好品のロードバイクを容易に買えなくなってしまった。

Tarmac SL8のFACT 10rカーボンを使ったバイクは、ProとExpertの2種類がある。

  • S-Works Tarmac SL8:179万円
  • Tarmac SL8 Pro UDI2:113万円
  • Tarmac SL8 Expert:82.5万円

S-Works Tarmac SL8完成車は179万円だ。それに対して、Tarmac SL8 Pro UDI2の完成車は113万円、82.5万円と続く。ProとS-Worksの差は66万円である。この価格自体を高いとみるか、安いとみるかは消費者の収入レベルによるとおもう。したがって、一概に決めつけることはできない。

Tarmac SL8 Proはアルテグラ Di2、Rapideコクピット、Roval Rapide CL IIなどコンポーネントを見る限り価格は適正だと思う。価格は確かに高いが、スペックを考えれば妥当性があり納得できる。販売価格は日本が最も安く、海外では現在のレートで130万円に設定されている。

正しく、『上位譲り』のバイクは市場にそれほどを多くはない。Tarmac SL8のようにS-WorksだろうがProだろうが、性能差が小さいことを考えると、価格も満足できるだろう。

フレームが同じということを考えると、Expertグレードを選択する手もある。コンポーネントのグレードは落ちるが、Tarmac SL8の血統を確実に受け継いだモデルだ。価格を抑えつつ、後からコンポーネントを変更する場合はExpertの方が良いだろう。

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まとめ:スペシャライズドが隠したいモデル?

これまで、歴代ほとんどTarmacに乗ってきたが、S-Worksしか乗ってこなかった。それ以外のグレードには興味がなかったと言ってもいい。しかし、どうだろう。実際に乗るとS-WorksとProモデルの差は非常に小さいのだ。

これはユーザーには都合が良く、メーカーには逆の意味にもなる。スペシャライズドが、Proモデルをあまりプッシュしないのにはこの辺りに理由があるのかもしれない。アマチュアレーサーレベルではProでも十分すぎる、いやオーバースペックの性能にも思えてくる。

どちらのバイクも性能が高いと言える。1gの軽量化、最高のカーボンを使ったプレミアムバイクが必要ならば、もちろんS-Worksが良い。コストパフォーマンスが高いのはProモデルだ。

それゆえ、スペシャライズドのTarmac SL8シリーズは、エアロダイナミクス、軽量化、乗り心地の良さを融合させたエンジニアリングの頂点を極めた製品に仕上がっている。S-WorksとProモデルはDNAを共有しているが、異なるユーザー層向けに設計されている。

最後に、誰がどちらを選ぶべきか?についてまとめる。

  • S-Works:プロや資金力のある愛好家向けで一切妥協がないマシン。あらゆる競争優位性を求めるレーサーのための選択。重量、剛性、最高級のコンポーネントは、表彰台を狙うレーサーにとってプレミアム価格を正当化している。
  • Pro&Expert:S-Worksの性能の90%近く実現しており、本格的なアマチュアには賢い選択になる。トレーニングから本格的なレースまで、わずかな性能向上よりも賢い投資を優先するライダー向けに、ハイエンド並みの性能を提供する。予算が問題にならない限り、Proの価値提案は説得力がある。

評決としては、どちらのバイクもスペシャライズドのレーシング精神を体現している。頂点(S-Works)を選ぶか、現実主義者のチャンピオン(Pro)を選ぶかにかかわらず、Tarmac SL8はライダーの走りを再定義してくれる。

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