これがほしかった!ディスクローターの調整がラクに ホイール変えてもセンター狂わない!

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ディスクロードバイクでホイールを別のモデルに交換したときに、ディスクローターの位置が合わなかった事はないだろうか。ディスクローターの設計はすべて一緒だが、ハブのわずかな設計の差や、メーカーの違いによって、ディスクローターの位置が狂ってしまう時がある。

私自身、ホイールを交換するたびにディスクキャリパーの位置を毎回調整しており非常に困っていた。そんな手間と時間のかかる作業からおさらばするシムがある。「タケスポシム」だ。

このシムを使うと以下の問題を解決できる。

  • ホイールを交換してもキャリパーの再調整が不要
  • ディスクローターの左右位置を変えられる
  • ディスクローターを真センターに寄せられる

メーカーが異なる複数のディスクブレーキ用ホイールを運用していても、ディスクローターの位置決めにもう悩むことは無くなるのだ。今回の記事は、ディスクローターの位置決めを容易にするタケスポシムについてレビューを行った。

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調整方法

タケスポシムは、センターロック式のディスブレーキロックリング経に使用できるシムだ。0.1mmのシムが6枚入っている。ハブとディスクローターの間に入れてディスクローターの位置を変更する仕組みだ。

シムを使うシチュエーションは2通りある。

  1. ディスクローターの位置を微調整する場合
  2. 複数のホイールを運用する場合

1つ目の使い方は、単純にディスクローターの位置をセンターに追い込んでいく場合だ。キャリパーの調整がどうしても決まらないときに最後の追い込みでシムをはさむ。

ハブとディスクローターの間にシムをはさむため、ディスクローターはハブから離れていく方向に移動する。そのため、シムを入れる前にキャリパーの位置をある程度決めておくことが必要になる。

2つ目はメインとなる使い方だ。

複数のメーカーのホイールを運用している場合、ホイールを交換するとハブの設計が微妙に違っていてディスクローターの位置が狂ってしまう場合がある。これまで「ハブを統一する」という方法を取ってきたが、DTSWSSのハブであっても180EXPと240EXPでもディスクローターの位置が微妙に狂うことがわかっている。

片側パッドに擦っているローター

ハブとディスクローターの間にタケスポシムをはさむ。

バッチリとセンターが出た。

タケスポシムをかませば、ホイールを交換してもビシッとディスクローターのセンターが出るのだ。キャリパーの調整に何十分もかかっていた時間ロスがゼロになる。そして、調整のストレスも減った。

複数のディスクホイールを運用しているユーザーにしてみれば、かゆいところに手が届く「神シム」としか言いようがない。調整の時短、レースでのホイール交換も容易になり良いことしかない。重量も1グラム以下だからホイールの重量も気にする人にももってこいだ。

これまで、ホイールを変えるたびにディスクキャリパーの調整をしていた人は、一度タケスポシムを試してみてほしい。なお、一見するとモノタロウに売っていそうなシムだが、タケスポが独自にセンターロック式に合わせて設計しているため同様の寸法と厚みのシムをモノタロウで見つけられなかった。

シムにしてはやや高額だが、かゆいところに手が届く、調整時間が実質的にゼロになる素晴らしいアイデア機材だ。ぜひ、複数のホイールを運用している方や、ディスクローターの微妙なセンタリングに悩んでいる方は使用してみてほしい。

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