オカルト機材テスト!バイクがより軽く安定!タイヤの静電気を空中放電する「放電ナット」とは!?

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ロードバイクの静電気を空中に放電することで、タイヤノイズが軽減し、スムーズな走行をアシストするという驚異の効果が期待できるという、「NGC JAPAN 放電ナット TVN-F」を購入しテストした。

なお、Amazonを徘徊していたところ、偶然見つけた製品であり、初っ端から「オカルト」と書くほどなので、マジでNGC JAPANさんと当ブログとの一切の接点はない。

NGC JAPAN 放電ナット TVN-Fの効果は以下の通り。

  • ペダルが軽くなります。
  • 乗り心地がソフトになります。
  • 安定したハンドリングになります。
  • 接地感が分かりやすくなります。
  • 放電効果は車両や気候その他、環境により異なります。
  • また個人差もございますので予めご了承下さい。

バルブに取り付けるだけで、走行感が軽くなり、乗り心地がソフトになる。そして、ハンドリングが安定する。接地感が増す。放電効果は車両や天候に影響も受け、さらに「個人差」もあるという。

最後の一文で「全逃げ」できる常套句が添えられているのは気になる。しかし、これはテストせずにいられないアイテムだ。

なお、公式サイトには放電ナットを使ったことによって、日本各地から喜びの声が多数寄せられている。

「自転車が軽くなった」「ペダルが軽くなった」「巡航速度に達するまでの加速が良くなった」等々の感想。(レビュー:高1娘)

ライトを着けるのですがダイナモの重さ分が帳消しになるかの様な軽さです。(レビュー:電動アシスト自転車)

取り付け後は同じゴトゴトなのに不快感を殆ど感じず、乗り心地が相当良くなっていると感じました。嫁も乗って直ぐに判ったみたいで、「これも路面に吸い付く、漕ぐのが楽しくなって目的地に着いたのにもっと漕いでいたくなる」(レビュー:ママチャリマルキンコレノン(26インチ))

パワーメーターを付けてないので、パワー値の変化は具体的に不明なのです。 日によっての気候、風向きによる変化も大きく、走行アベレージなどもはっきりと比較できません。ただ、ホイールの撹拌抵抗が減ったのか、ケイデンスの平均値は上がってます。 100キロ走行時、10程度のケイデンスのアップが認められます。

ngc-japan.com/info/?p=5477(色々あるので、コピペして飛んでくれ)

というように、喜びの声が多数寄せられている。

私自身も期待と「ついに秘密の機材を発見してしまった!」という、心の高鳴りと共に早速「NGC JAPAN 放電ナット TVN-F」をテストした。

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インプレッション

ロードバイクでは安定性、軽さ、ハンドリング性能などを確かめにくいため、操縦性能に優れたシクロクロスバイクを用いてテストを行った。パナレーサーのチューブレスバルブに取り付けて効果を探った。

なお、数値的に表現できる結果を出すのは非常に困難であるため、感覚的に変わったことや違いなどをまとめた。路面状況はアスファルト、砂利、グラウンドの砂の3種類で試した。巡航時の軽やかさ確認、スプリントによる直進性能、パイロンを使った8の字、スタンディングなどを試した。

「GIANT」とあるが同社と全く関係ない。なお、テストではGIANTのTCXを使用した。

「NGC JAPAN 放電ナット TVN-F」を取り付けない状態で巡航やスプリント、パイロンを使ってバイクを走らせた。その後、放電ナットを取り付け相対的に比較した。

まずは、踏み出しの軽さから確認していく。巡航時に軽やかであるかどうかは正直違いがわからなかった。軽くなるか、ならないかという評価については「軽くならない」という結論だ。メーカーの製品紹介にある「ペダルが軽くなります」という効果は感じられなかった。

次に、スプリントで直進性能を試した。直進性についても、違いを感じられなかった。かかりが良くなるわけでもなく、グリップ感が良くなる感触もなかった。次にスタンディングを行ったが、安定するような間隔も受けなかった。メーカーの製品紹介にある、「安定したハンドリング」を感じられなかった。

最後に8の字を行った。

「もしかしたら」と思ったのが、若干ではあるが「タイヤの滑り出し」の解像度が上がった(ような錯覚があった)ことと「ライントレースしやすい」気がするようになった。もちろんプラシーボであり、乗り心地がソフトになったわけではないが、

「も、もしかしたら本当に少しだけ効果があるかも(3500円もしたしな)」

と若干、思ってしまった。

実際にタイヤが大人しくなったな(個人の感想です)と、ぼんやりとした感じではあるが若干ではあるが、ほんの僅かな違いを感じてしまった。もちろん、数値的に示されたわけではなく、そもそも「絶縁体のゴムやタイヤで静電気は(以下略)」

という事も重々承知している。

ただ、この手の除電の話はトヨタが特許を取ったことで一躍有名になった。「除電スタビライジングプラスシート」をガチでカローラーに搭載したりと、帯電しているボディは空気抵抗を受けやすい。ボディにアルミテープを貼る空力パーツもあるほどだ。

※画像はトヨタ自動車公式YouTubeチャンネル「トヨタチャンネル」(https://youtu.be/rNl6eRq6PYI)より引用

ホントに!? トヨタがカローラに静電気を除去する「除電スタビライジングプラスシート」採用でホントにクルマが走りやすくなった!|【話題を先取り】新型車解説2021【MOTA】
トヨタはカローラシリーズの世界累計販売5000万台達成を記念し、特別仕様車“50 Million Edition”を、カローラ(セダン)、カローラツーリング(ワゴン)、カローラスポーツ(ハッチバック)にそれぞれ設定した。専用カラーやデカール装備のほか、新たに装着されたシートが今回のテーマだ。その名は「除電スタビライジングプラスシート」。シートが静電気を除去することで、車両の挙動に変化を与えるという...

トヨタの除電方式は特許を取っているが、ロードバイクであればヘルメットの内側などにアルミテープを貼ると効果が見込めるかもしれない。しかしながら、「NGC JAPAN 放電ナット TVN-F」自体の効果は非常に限定的であり、効果の立証が非常に難しい製品である。

※画像はトヨタ自動車公式YouTubeチャンネル「トヨタチャンネル」(https://youtu.be/rNl6eRq6PYI)より引用

とはいえ、若干ながらも「た、タイヤが大人しくなったかもしれない」という気持ちにさせてくれた「NGC JAPAN 放電ナット TVN-F」は本当は効果があるのかもしれない。しかし、その効果は現代の技術では解明することができない、一歩先を行く性能を秘めているのかもしれない。

なお、私は今年のシクロクロスのバイクにこの「放電ナット」を取り付けて走っている。決して、私を見かけてもこの記事で紹介した放電ナット話題については触れないでほしいし、なんなら声もかけないでほしい。。。

Amazonのレビューは現在0件だ!ロードバイク用のバルブに取り付けられるので、その効果はあなた自身の目と脚で確かめてみてはどうだろうかw

 

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