結局、乗鞍ヒルクライムでも、舞洲クリテリウムでも平均巡航スピードが速い人が勝つ。
これは絶対で揺るがない。
パイオニアペダリングモニター番外編で、考察を少し。
それぞれ独立したと書いたが、パワーという要素が一般的に浸透してきて、そして時代は効率の話にシフトしてきた。
いままで、実験室でしか実現できなかったペダリング効率解析は今や誰でもできる時代が来た。
そこで、効率について考えてみる。
少し語句とか考えて、書き直し。
■効率が上がっても、出力は上がらない。
効率を上げると、発生したトルクが有効的に推進力に変わる。
クランクを回転させるための有効な力が向上する。
なので、出力が上がるということではない。
効率がいいと、少ない出力で同一スピードがだせる。
別の言い方では、足を残せると言えるんだろう。
300w効率40%
300w効率は70%
300wでも、効率の良い方が有効的に推進力に変わる。
思ったより力使わなくても、集団のスピードに着いていけたらお得だ。
わりと踏まなくてもいいんだなって、パイオニアペダリングモニターとにらめっこしながら、峠を上っていると、体感できる。
放線方向の力を測れるパイオニアにとって、下死点でおもいっきり踏んで、シクロスフィアのトルク曲線上で大きな値が得られたとしても、当然推進力にならないことがわかる。
残念だけど、効率をあげてもFTPは上がらない。
私は上位のクライマーや、TTスペシャリストこそ、ペダリング効率解析をすべきだとおもう。
これからは、現在の潮流である高い出力を出す、という事からペダリング効率解析をし、出力をどれだけ有効的に速度に変えるか?に、シフトするのではないかと思う。
どんだけ、効率が悪かろうが、良かろうが、300wという出力は放線接線をの力を合わせたものにしか過ぎないのだ。
スピードに、変わっているかはまた別の話になる。
その生み出されるパワーはどれくらい、”進む力”になっているんだろうか。