強い選手に共通する、内的要因と外的要因のバランス

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今週は、富士ヒルのレポートが多数上がってきた。ザーッと眺めていくと、ある傾向がぼんやりと見えてきた。特に一流の選手たちの「成功」を観察していると、その原動力となっているのは、「内的要因」と「外的要因」の二つの側面がバランス良く働いていることに気づかされる。

「内的要因」について考えてみる。これは自分自身の中に起源を持つ要因だ。自分の考え方、自分の心の持ち方、自分の行動パターンなどがあげられる。例えば、ある選手が試合に負けた時、その結果を「自分の努力が足りなかった」、「もっと訓練すべきだった」などと受け止めるといった考え方だ。

これらは自分自身の内面に焦点を当てた解釈であり、自己改善の糸口を見つけるためのアプローチにもなる。

一方、「外的要因」は環境や他者、偶然性、使っている機材といった自分以外の外側から影響を受ける要素だ。もし選手が試合に負けた時に、「判定が悪かった」、「天候が悪かった」、「機材の調子が悪かった」などと考えると、これらは外的要因への帰結になる。

外的要因も確かに無視することはできないが、環境の変化、時には単純な運の要素など、これらは選手のパフォーマンスに影響を及ぼすことがしばしばある。

しかし、成功している選手をみていると多くは一貫して内的要因に焦点を当てているようにみえる。なぜだろうか。内的要因は、自分自身の手によってコントロール可能で、そして自分自身の行動次第で改善可能である場合が多い。

対して外的要因は、どう頑張っても完全にはコントロールできない。天候に影響を与えることはできないし、子供が保育園から病気をもらってくれば、自分がいくら体調管理に気をつけていても体調は悪くなる。

外的要因に逃げる言い訳の思考は、一時的には痛みを軽減するかもしれない。しかし、長期的には自己改善の機会を奪い、自己成長の妨げにもなりうる。自己改善と自己成長は、自分自身を認め、反省し、変えていくことから始まるからだ。

それゆえ、強い選手たちは、外的要因に振り回されるのではなく、「変えられる内的要因」に対処することで、自分の能力を最大限に引き出すことを目指しているのではないか。具体的にはトレーニングを増やすことや、より高い負荷を自分自身にかけることかもしれない。

そして、心の持ち方を変えることかもしれない。

最終的には、スポーツの結果は内的要因と外的要因の両方によって左右される。しかし、強く成長する選手は問題を内的要因、すなわち自分自身が変わることによって改善できるという思考を持つことで、不断の向上と成功へと進んでいるようにみえる。

私たちも、日々の生活や仕事の中で、強い選手のように内的要因に焦点を当て、自己改善と成長を追求することで、困難を克服し、自己実現の道を歩むことができるのではないだろうか。

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