「ELITE ARION AL13」アルミ3本ローラーで400W以上のパワトレ可能

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家庭でトレーニングするサイクリストにとって室内のローラーはトレーニングのお供だろう。そんなサイクリストと切っても切り離せないローラーだが、固定ローラーとは異なり三本ローラーは種類が限られている。その中でもARION AL13は「アルミ」と「負荷」がかけられるあまり類を見ない三本ローラーだ。

アラゴローラーが恐らく三本ローラー界のLightweightだろうが、如何せん庶民には設置場所も価格も手が届かない。ARION DIGITALもあるが筒がプラスチック製だった。そこで私はいろいろ調べ現段階で三本ローラーの最適解と思われるARION AL13を購入することにした。

当ブログを昔からご覧になっている方は、私が「ARION無負荷」「ARION MAG」を昔使っていた事をご存知かもしれない。そして今回のARION AL13とARIONをひと通り使って感じたことも書いてみたいと思う。

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ELITE ARION AL13

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他社の三本ローラーや過去のArionとの違いは回転するドラム(筒)にある。通常何かしらの樹脂かプラスチックだが、本製品はアルミの筒で出来ている。アルミのメリットはいくつかある。Arionを使っている人なら一度や二度「静電気」の洗礼を受けた人も多いのではないか。

アルミ筒は、これら不快な静電気の発生を抑えることができる。私は乗る際に窓の淵をつかむのだが、この際に鉄の枠にショートしてしまっていた(一度や二度ではなく)。本モデルでは静電気によるパチパチはなくなったと言える。

アルミ筒のメリットは他にもある。前作のArionは赤いプラスチックの筒であったがとても軽いプラスチックだった。また真円度がとても低く精度もあまりよろしくなかった。そのため高回転になればなるほど微弱な振動が伝わってくるのだ。

その点、アルミのドラムはやや真円度がましているように思う。どれくらいかは見当がつかないがおそらく重量が前作よりも増しているのはドラム自体の重量増だろう。回転するドラムの重量と剛性が上がることは回転に対する安定性にも寄与する。

また、前作のプラスチック製ではドラムの反響音のような不快な音があるスピードで発生していた。おそらくある回転スピードに達すると共振するのだろう。そこからさらにスピードを上げると収束したので、やはり前作はドラム自体の精度は良くない。

Arionのシリーズを使い、アルミ筒の効果はかなり感じらる結果となった。次は肝心の負荷について確認して行く。

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ARION AL13のワット

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メーカーの公開するデーターはあてにならない。大体ホイールなんて実測1400gならカタログ重量1390gとか書いてしまう。我々消費者はしばしばメーカーやショップのセールストークに騙される。今回のARIONは40km/hで400W出るのか。

結果は8barの空気圧にしたローラー専用タイヤで370W程まで負荷をかけられた。空気圧を6barほどまで落とせば400Wまでいけるだろう。三本ローラーにしては相当負荷をかけられる部類に入る。これは素晴らしい事だ。今まで固定でしかできなかった事が三本ローラーで実現できる。

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肝心の騒音はどうだろう。残念ながらV270の方が静かだ。当たり前かもしれないが、三本ローラーはその構造上うるさい。ただ、旧作よりも確実にアルミドラムの恩恵はある。鉄筋コンクリートのマンションならなんとか使えるぐらいの騒音だ。

むしろ三本ローラーの場合、騒音よりも住宅自体を揺らす振動の方に気を配る必要がある。これら微弱な低周波にも似た振動の方がご近所に伝わりやすい。私はローラーの足にオフロード用のトップチューブを守るゴムを取り付け、さらにブルカットメタルを引いている。

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さらに人工芝を引いてやれば400Wでトレーニングしても、問題はないだろう。

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まとめ:三本ローラーでパワトレを

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以前、固定ローラーの弊害でも書いたが三本ローラーの方が体全体を使えバランス感覚も身につく。固定よりもフレームへの負担も少ない。ただ、負荷や騒音の問題があった。それらを改善しパワートレーニングにも使えるのがARION AL13と言える。

関連記事「身を持って感じた「固定ローラー」の弊害

もしも今ローラーを検討中でパワートレーニングもしたい、バランス感覚も身につけたい、ペダリングも養いたいと考えているなら本製品は最適な一台になるだろう。値段はやや張るが、パーツの軽量化に何万も使うならより経済的な投資だろう。

パーツは人間を強化することはできないが、ローラーはエンジンとなる人間を強化できる唯一の機材である。それら肝心なトレーニング機材こそ妥協せずしっかりとしたものを選んで欲しい。

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